児玉サヌールと田中ばびえの会社訪問

第4回未来検索ブラジル(後編) タポタポしてるから「モリタポ」

2ちゃんねる検索、オープンソースの全文検索エンジンSennaの開発で有名な未来検索ブラジルさんへのインタビュー、後編です。

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入社試験

――技術者は募集されているんですよね?

竹中:常に! いつでも!

――条件はあるんですか?

(写真:平野正樹)
(写真:平野正樹)

末永:一緒にご飯を食べるっていう話?(笑)注1

深水:一緒にご飯を食べて楽しい人と、バグが出たら歯ぎしりをしてくれる人、だっけ?

竹中:まあ、自分の書いたコードに責任を持ってくれる人がいいですね。自分の書いたものにプライドを持つのは、芸術家と同じで、自分の作品に愛着を持つことだと思うんですよ。そういうことが、荒削りでもいいのでわかっている人がいいですね。

――それを判断する基準はあるんですか?

竹中:ある程度時間はかかりますけどね。たとえば、何か障害が出たときに、それを知ったあとでどんな行動を取るかとか。そういうのでだいたいわかりますよね。

――採用する前だったらどうでしょう?

竹中:採用前だと「どの言語が嫌いですか?」みたいなことを聞いたりしますね。で、⁠嫌いな理由はなんですか?」みたいな。理由があって何かを選んでるっていう人は、さっきのような愛着を持っている確率が高いんじゃないかと。実際にCのコード書いてみろ!みたいなことはやらないですけどね。

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末永:SennaはCのコードを書いてもらいますよ。

――採用が別々なんですか?

末永:いや、担当者が適当に面接するっていう。

――じゃあ、末永さんがやるときは「Cちょっと書いてみて」みたいな。

末永:はい、書かせますね。あとは好きなOSを聞いたり。

竹中:それもいいかもねー。

末永:僕が面接のときに聞かれたんですけどね。

竹中:それ、ひょっとして僕が聞いたの?

末永:はい。

竹中:すいませんねぇ(笑⁠⁠。

モリタポの由来

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――最後に、モリタポの名前の由来を教えてください。2ちゃんねるの用語サイトには「森田健作ポイント」が由来だと書いてありましたが。

竹中:「タポ」っていうのが、タポタポしてて、すごくいい語感だと思って決めたんですよね。⁠モリ」は別になんとも。

――決まった瞬間っていうのがあるんですか?

竹中:ありますね。

深水:お店で話し合ってて、ひろゆきは「モリタポ嫌だ」って言ってたけど、途中で寝ちゃったんですよ(笑⁠⁠。で、結局モリタポになって、お店が閉まるから帰るぞーって言って、ひろゆきが「何になったんですか?」って聞くから「モリタポ」だって言ったら、⁠あぁぁぁぁ」って(笑⁠⁠。

竹中:普通は「モリタ」「ポ」で考えることが多いと思うんですけど、僕の中では「モリ」「タポ」なんですよね。

――で、⁠モリ」は何なんですか?

竹中:モリは……。

深水:森田健作ポイントでしょ?

竹中:まぁ、そういうことでいいですよ。

末永:みんな細かい記憶は定かではないんですよね。

竹中:でも、僕は「タポ」のタポタポ感で決めた。これは間違いないです。⁠モリ」は……過去のしがらみです。

末永:えーあまりオチがつかなかったですね。

竹中:でもまぁ、今のが新説です! 独占スクープですよ! これ(笑⁠⁠。

――今日は独占スクープ三昧ですね(笑⁠⁠。

竹中:発売日あたりでポイントの名前を変えてたりしてね(笑⁠⁠。

――えー!

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