[公式]Evernote API徹底活用レシピ

第5回 Androidアプリ開発の基礎知識

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2.5 分

SDKの設定

再起動後にSDKの設定をします。Mac OS X ではメニューの"Eclipse → Preferences"をクリックしてください。Windowsだと"Window → Preferences"になります。Androidを選択して,先ほどインストールしたSDKの場所をSDK Locationに入力します。筆者の場合は/Users/fumi/android/android-sdk-mac_x86になります。

SDKのディレクトリ設定

SDKのディレクトリ設定

SDKの場所を設定したら,メニューから"Window → Android SDK and AVD Manager"を選択します。"Available packages"を選択すると,右に"Android Repository"と"Third party Add-ons"が表示されますので,チェックします。

Android SDK and AVD Manager

Android SDK and AVD Manager

右下のInstall Selectedボタンをクリックすると確認用のダイアログが出ますので,"Accept All"をチェックしてInstallボタンをクリックします。これで,選択した全てのライブラリのインストールが開始されます。途中で"ADB Restart"が表示されるので,"Yes"ボタンを押してください。全部インストールし終わるには時間がかかりますが,気長に待ちましょう。

エミュレータの設定

インストールが終了したらエミュレータ (AVD: Android Virtual Device) の設定をします。Eclipseのメニューから再度"Windows → Andoid SDK and AVD Manager"を選びます。次に"Virtual devices"を選択して"New"ボタンをクリックします。

Virtual devicesダイアログ

Virtual devicesダイアログ

起動したダイアログで,使用したいエミュレータの設定を行います。ここではName に"Android233_WVGA800",Targetに"Android 2.3.3 - API Level 10",SD Cardに"64MB",Skinに"Built-in Default (WVGA800)"を選択しました。Create AVDボタンをクリックすると設定完了です。

エミュレータの設定

エミュレータの設定

Virtual devicesの中にAndroid233_WVGA800が追加されているので,選択してStartを押します。

エミュレータの選択

エミュレータの選択

Launchボタンを押すと,設定したエミュレータが起動します。完全に起動するまでには数分かかります。以下の画面になれば完了です。

エミュレータ起動画面

エミュレータ起動画面

文字コードはUTF-8に

また,使用するテキストエンコーディングをUTF-8にしておきましょう。"Preferences"を開いて"General → Workspace"を選択します。左下にある"Text file encoding"のOtherから"UTF-8"を選択してOKを押します。

エンコーディング設定

エンコーディング設定

これでAndroidアプリを開発する環境が整いました。Androidアプリの開発自体に興味がある場合は,世界を目指せ!Androidアプリ開発入門という連載が別にありますので,そちらを読んで頂くと良いと思います。また,本家のAndroidデベロッパサイトなど,有益な情報が載っているウェブサイトは数多くあります。

Evernote APIの手続き

次にEvernote APIの手続きをします。Evernote APIを使うためには,APIキーを申請する必要があります。申請フォームはウェブサービスAPIのページにありますので,必要な項目を入力してください。

Evernote APIキーの申請ページ

Evernote APIキーの申請ページ

所属の部分には,ここでは個人利用ということで個人名を入力しています。もし会社のソフトウェアにEvernoteとの連携機能を組み込むという場合には,会社名を入力します。アプリケーションのタイプは,クライアントアプリケーションにします。クライアント用キーは,UserStoreによる認証用のキーです。OAuthによる認証を使用したい場合は,ウェブアプリケーションを選択します。アプリケーションの詳細には,どのようなアプリケーションを作りたいかを記入します。私が昔申請をしたときには,コマンドラインツールを作りたいという旨を書きました。

申請後,しばらくするとAPIキーとテスト環境の情報がメールで送られてきます。前回説明したように,APIキーはConsumer KeyとConsumer Secretのペアになっています。APIキーは,最初はサンドボックスサーバでのみで使えます。APIのテスト中に,実際のデータに影響するのを防ぐためです。サンドボックスサーバの機能はプロダクションサーバと同じですが,バックアップされていないなどの制約があります。プロダクションサーバでAPIキーを有効にするには,別途申請が必要になります。

本記事では,テスト用のサーバをサンドボックスサーバ,実運用のサーバをプロダクションサーバと呼んでいます。

サンドボックスサーバのアカウント設定

最後に,サンドボックスサーバのユーザーアカウントをhttps://sandbox.evernote.com/Registration.actionで作成します。これで一通りの準備が完了しました。次回はAndroidのサンプルアプリケーションについて解説する予定です。

Evernote Developer Meetup,6月2日に開催!

6月2日にデジタルハリウッド東京本校(御茶ノ水)にて,⁠Evernote Developer Meetup」が開催されます。
米国本社からインテグレーション担当ディレクターSeth Hitchings氏,パートナーリレーション担当ディレクター佐藤真治氏両名が参加し,技術的観点から見たEvernoteの最新動向やEvernote連携アプリへの期待について発表します。本連載お読みの方にはピッタリの内容です。ぜひご参加ください。
詳しくは,下記URLを参照のこと。

Evernote Developer Meetup http://gs.dhw.ac.jp/event/20110602/

著者プロフィール

加藤文彦(かとうふみひろ)

国立情報学研究所新領域融合研究センター特任研究員。普段はWebの研究に従事しており,Web上のデータを型付リンクで繋いでいくLinked Dataがトレンドになると信じて日々活動している。LinkedData.jp主宰。

twitter:fumi1

URL:http://fumi.me