ケータイFlashゲーム制作レクチャー

第2回 ゲームをデザインする

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

ゲームを設計し,Flash上でゲーム構成を作る

こんにちは~♪ 2回目です! いよいよサンプルゲームを使ったレクチャーを始めます! まずはアクションゲームから!

アクションゲームでゲーム作りの基本を知る!

レクチャーシリーズの第一弾は,アクションゲームとした。その理由は次の通りで,アクションゲームには,ゲーム制作に必要な基本要素が詰っているからだ。

プレイヤーキャラ(PC)の作成,操作
PCの作り方や操作は,プレイヤーが何かを操作するゲームには必ず必要になる。
ゲームステージの作成,スクロール
PCが活躍する舞台(ステージやマップ)の作成。楽しめる舞台はゲームにとって重要。
障害オブジェクト(敵やトラップなど)の作成,PCとの当たり判定
ゲームにはスリリングさも重要。適度な緊張感がゲームへの集中力(夢中になれる)を生み,攻略時の達成感が増す。
スコアの作成,得点加算や減算
プレイヤーの上達の目安としてスコアは基本。そしてまた,ご褒美の役割もある。
フラグ(変数)による処理分岐
ゲームは,プレイヤーによって攻略法が異なるもの。それを制御管理するためにフラグ(変数)を用い,処理分岐を適切に行っていく。
ゲームエンド(クリア&オーバー)への処理
ゲームでよくあるパターンとして,タイムリミットになったら終了。PCのHP(生命力や耐久力)がOになったらゲームオーバーというのがある。今回のアクションゲームでも,これらのルールを用いている。

作成するアクションゲームは,これだっ!!

では,早速レクチャーへ入っていくが,完成まで連載が数回続くので,まず最初に,これからどんなゲームを作っていくのかの全容をゲーム画面を載せて紹介することにする。作成するサンプルゲームは,短くシンプルながら,アクションゲームに必要な要素を押えた上でチャレンジしたくなるゲーム性を意識して作ってみた。

実際のゲームが遊べます(ロボットの上下通路移動…5キー)

『Run!Run!Run!』ゲーム概要

プレイヤーは,ブルーのロボットを操作し,トラップが仕掛けられた上下二段の通路を走る!走る! 上下の通路にはたくさんのメダルがあり,プレイヤーは,制限時間(サンプルなので30秒)内に,いくつのメダルをゲットできるか!! …といったゲームで,メダルを取るとスコアに加算される。

画面1を見てほしい。下段通路には,常時作動するトラップが仕掛けられている。トラップに触れるとダメージ受けて少しの間動けなくなる。主な技術テクニックとして次のものがある。

  • ループでスクロールするステージの実現
  • PCの動作や操作の実現
  • PCのHP(耐久バー)の実現
  • トラップとメダルの実現,PCとの当たり判定の実現
  • タイムとスコア表示の実現
  • ゲーム終了(タイムクリア,ゲームオーバー)の実現

画面1 スタート画面

画面1 スタート画面

また,画面2を見てわかるとおり,上段通路にはミサイルが仕掛けられている。ロボットが上段に侵入すると左画面外から発射される。当たると大ダメージ受けて少しの間動けなくなる。上段通路の技術テクニックとして主に次のものがある。

  • PCを認識して起動するトラップの実現
  • 飛来ミサイルの実現,PCとの当たり判定の実現

画面2 (左)ミサイル迫る,(右)ミサイル衝突

ミサイル迫る ミサイル衝突

画面3は,ゲームエンド画面。スコアが表示される。

画面3 エンド画面

画面3 エンド画面

著者プロフィール

西村直樹(にしむらなおき)

クリエイティブスタジオ Studio無限界 代表。アニメーターを経て,ゲームクリエイターとなる。ゲーム制作では,企画シナリオ,ディレクション,絵関連など幅広くこなし,ゲームクリエイターとして現在で19年となる。また,ゲームスクール,アミューズメントメディア総合学院にて,創立年から企画系講師を行い,クリエイター育成にも携わっている。現在は,マネジメントを行いつつ,コンシューマゲーム,ケータイコンテンツ,書籍執筆,その他様々なプロジェクトを進めている。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/


藤田和久(ふじたかずひさ)

プログラマ/テクニカルスーパーバイザー。メインフレームと呼ばれる大型コンピュータのシステム開発から,WebサイトのCGI,そしてケータイFlashに至るまで様々な環境のプログラミングに携わる。現在はStudio無限界の活動の傍ら,都内複数の専門学校において講師として,ゲーム制作,Webサイト制作,システムエンジニアリングなどの授業を担当。 また,Studio無限界とは別にFMS(個人)として,システムエンジニアリングの分野でも 活動している。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/

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