ケータイFlashゲーム制作レクチャー

第17回 パズルゲームレクチャー(3)オリジナルパズルを考える!

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ゲームデザイン・遊びを作る

今回は,15パズルをベースに,オリジナルパズルを考えるよ! ゲームの考案方法は,Flashに限ったことではないけれど,このレクチャーの締め括りに,筆者が新しいパズルを作り出すプロセスを追体験して欲しい。ピピィ~!

ゲームのアイデアを考える

ひとくちにオリジナルのパズルと言っても,まったくの0から新しい遊びを考え出すのは,そう簡単に出来ることではないので,今回は,15パズルをベースにして,そこにワンアイデアをプラス(もしくはマイナス)して,新しいゲームを作ってみようと思う。

15パズルは,筆者自身小学生の頃に夢中になって遊んだゲームのひとつだ。もちろん,それはビデオゲームではなく,プラスチックのおもちゃだったけれど・。ただ遊んでいて,ある日ふと思ったんだけど,おもちゃの「15パズル」って,持ち運んだりした時に,他のピースが動いてしまわないように,"押さえ"のピースが必ずひとつ入っているよね。で,当然遊ぶ時にはこのピースを外す事から始める。これって,そのピースを"仲間はずれ"にしているようで,なんとなく嫌だなって感じていたんだ。

じゃぁ,4×4のピースを1枚もあまらせないでゲームが作れないかなぁと,それが今回の"ワンアイデア"だ。

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今,あたかもピースを"仲間はずれ"などと擬人化して書いたのだけれど,人間同士の遊びではこんな時どうしているだろう?

例えば「鬼ごっこ」。これも"オニ"という"仲間はずれ"を作っている遊びだ。でも,「鬼ごっこ」の場合は,誰かに"タッチ"すれば"オニ"は交替できるよね。「だったら,ピースも"オニ"を交替させよう!」,「"オニ"を作るんなら,わかりやすいようにピースを増やして4×4+1にしよう。」,「作って遊んでみると中々難しいぞ!縦横一行ずつ減らして3×3+1の10枚ならどうだ?」・と,こんな感じでアイデアを膨らませていくと,自然とゲームのイメージが固まってくる。

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紙を使ってテストプレイしてみる

パズルのイメージがまとまってきたら,試しに紙で作ってプレイしてみる。頭の中ではよく出来たパズルと思えていたものが,実際にやってみると意外に簡単だったり,逆に全然解けなかったりという事がよくあるからだ。また実際に作ることによって,他の人にテストプレイをお願いすることもできる。たくさんの人にプレイしてもらうと,自分では考えてもいなかった別の正解や解き方が発見されたり,逆にそのパズルの遊び方が理解してもらえなかったり,いろいろな問題が出てくる。それらを踏まえて,パズルの難易度の調整やヒントの出し方,時間制限などの制約を設けた方が良いかどうか等検討を加えていき,だんだんとそのパズルがゲームとして完成していくんだ。

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著者プロフィール

西村直樹(にしむらなおき)

クリエイティブスタジオ Studio無限界 代表。アニメーターを経て,ゲームクリエイターとなる。ゲーム制作では,企画シナリオ,ディレクション,絵関連など幅広くこなし,ゲームクリエイターとして現在で19年となる。また,ゲームスクール,アミューズメントメディア総合学院にて,創立年から企画系講師を行い,クリエイター育成にも携わっている。現在は,マネジメントを行いつつ,コンシューマゲーム,ケータイコンテンツ,書籍執筆,その他様々なプロジェクトを進めている。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/


藤田和久(ふじたかずひさ)

プログラマ/テクニカルスーパーバイザー。メインフレームと呼ばれる大型コンピュータのシステム開発から,WebサイトのCGI,そしてケータイFlashに至るまで様々な環境のプログラミングに携わる。現在はStudio無限界の活動の傍ら,都内複数の専門学校において講師として,ゲーム制作,Webサイト制作,システムエンジニアリングなどの授業を担当。 また,Studio無限界とは別にFMS(個人)として,システムエンジニアリングの分野でも 活動している。

Studio無限界
URLhttp://www.mugenkai.com/

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