きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

第107回 あんたバイナリ読んでる!?

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とあるシステムにおいて,汎用機とサーバを接続するアプリを作成することとなり,汎用機の端末エミュレータの開発キットから転送アプリを作成しました。テストでは順調にやりとりできてたんですが…。

運用テスト中に,汎用機への上りとサーバへの下りを数秒間隔でやりとりさせていたら,端末エミュレータが異常終了し,サーバOS全体を再起動させないと再開できない羽目に。当然自分は真っ青な状態。

かろうじて端末エミュレータがログを出力してくれていたので,中身を見るとバイナリログのため,チンプンカンプン。うあぁと頭を抱えていたところ,現地担当さんが端末エミュレータ開発元に問い合わせられるようネゴシエーションしてくれました。

救いの神現る!と先ほどのバイナリログを送付し,しばらく待つと,開発元のSEさんから連絡がきました。「あなた,これはこのエミュレータの制限を超えて通信してますよ。これこれこういう手順で汎用機へログインして,そこからサーバのどこそこに転送しているでしょ。1分間合計で40回ほどやりとりしてますよね。わかりました,個別対応版出します」とのお答え。

ログを送っただけなのに,手元を見透かされたような感じがして,開発元のSEさんに聞いてみました。どこにそんなログがあるんでしょうと。そしたら,「うん,送付していただいたバイナリをそのまま読んでます。」と回答が…。

紙テープを読む人とか紙カードを読む人とかには会ったことがありますが,まさかバイナリログをそのまま読み込める神様がいらっしゃるとは!

個別対応版エミュレータアプリを入れて無事稼働しましたが,かれこれ10年前のことですので,もうあのシステムは無くなったんだろうなぁと。

hetaroh(男/50歳/プログラマ・SE)

いますよね!コアダンプの中身なんかもそのまま読んでアタリをつけちゃったりとか,神みたいな人!

ああいう人を見るたび,根本的に頭のつくりが違うんだろうなあ…と震えがきます。

※この連載は,最新記事を含めて5回分の公開になります。

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著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttp://www.kitajirushi.jp/

Twitterhttp://twitter.com/kitajirushi

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