きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

第117回 5年目のバグ

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5年前にカットオーバーし安定稼働している基幹システム。ある日,顧客から問い合わせがありました。

  • 「滞留在庫の照会画面がおかしい。 全ての在庫が滞留扱いになっている」

最近その照会部分を修正した記憶はありません。

一応,仕様やソースを確認しました。滞留かどうか判断する滞留日数は商品分類マスタにあります。現地データを確認してみました。が,マスタには滞留日数が一切設定されていません。その旨を説明し,バグではないことを顧客に報告しました。

  • 「あ,そうなんですか…」

消え入りそうな小さな声の顧客。

一応,確認してみました。

  • 「5年間一度も使ってなかったんですか?」
  • 「あの,新入社員に説明しようと思って…その……。」

使ってなかったみたいです。

凝った仕様で結構苦労して作ったんだけどなぁ…。w

【し】⁠男/43歳/プログラマ・SE)

あるある!仕様策定の時には妙にこだわってたはずなのに,いざ運用に入ると「誰が欲してたのそれ?」みたいな扱いになっちゃったりとかも。

気合い入れて作った箇所だと悲しさもひとしおですよね~。

※この連載は,最新記事を含めて5回分の公開になります。

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著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttp://www.kitajirushi.jp/

Twitterhttp://twitter.com/kitajirushi

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