きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

第119回 神様にお願い

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ソフトウェア開発などコンピュータの仕事をしていると非科学的な考え方はしないなどと思われることもありますが,実際はそんなことはありません。

先輩の新人の頃の話ですが,初めて携わった開発・導入の仕事での出来事です。あらゆる場面を想定して,現場でも念入りに何度も何度もテストが行われ,サービスインに向けて万全の準備をしていました。

そして,いよいよ明日の朝サービスイン!という前日の深夜,現場にてリーダーが1台のモニタのところでなにやらゴソゴソとしている姿を見かけました。

こんなギリギリまで一体なにをしているのだろうか,まだなにかすることがあるのだろうかと後学のため見に行ってみたら,モニタの上部にセロハンテープでお守りを貼り付けているではないですか。

その光景に唖然としている先輩に気がついたリーダーは

「この仕事,最後は神頼みだよ(ニコリ)⁠

と爽やかな笑顔で教えてくれたそうです。

そしてサービスイン当日の朝はそのモニタに,というかお守りに向かってみんなで祈願。

その甲斐あってか,そのときの現場では大きなトラブルが起きることなく稼働したそうです。とはいっても,別の現場ではその甲斐無く大きなトラブルが起きたこともあったそうですが。

「やっぱり人間,ギリギリのところでは何かにすがりたいものなんだよねぇ」

と先輩も爽やかな笑顔で私に教えてくれました。

ぼん(男/40歳/プログラマ・SE)

ギリギリのところと言いながらちょっと遊び心があるというか,大まじめとおふざけが共存するこういうの大好きです。

※この連載は,最新記事を含めて5回分の公開になります。

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著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttp://www.kitajirushi.jp/

Twitterhttp://twitter.com/kitajirushi

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