きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

第120回 どうしてこうなった

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あれは私が高校生の頃の話。

当時私は昼休みや放課後になると,図書館に行ってとある本を読みふけっていました。漫画のついたエッセイ風の本で,新卒でSEになった人物が無理解な上司や取引先に振り回されて涙する様を面白おかしく描いた本でした。

図書館には同一作者の本が他にも数冊ありましたが,ほとんど内容は似たような感じ。お客さんにいきなり無茶振りされてみたり,ITリテラシに乏しい上司に無茶言われてみたり,彼女に愛想つかされてみたり。

この本を読んだ当時の私はこう考えました。

「何があってもSEなんて職にはつくまい。俺はいい大学に入っていい会社で楽な仕事につくんだ!」

それから10年後,大学に入り院を出て就職した先で,なぜかSEになってしまった私は,当時とはまた違った心境で,いまだにその本を読んでいます。

uSa(男/26歳/プログラマ・SE)

そ,その本ってもしかして…,ありがとうございます!

そういえば人というのは,見ている方向へと進む性質があるらしいですね。

乗り物を運転してる時に,カーブへとさしかかって,⁠ああ,あっちは崖か,怖いな突っ込みたくないな」と思ってじっとガードレールを見ちゃうと,逆にそっちへ突っ込んじゃう。

たぶんそれと同じ!

※この連載は,最新記事を含めて5回分の公開になります。

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著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttp://www.kitajirushi.jp/

Twitterhttp://twitter.com/kitajirushi

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