はじめMath! Javaでコンピュータ数学
コンピュータ数学用語総解説
連載「はじめMath! Javaでコンピュータ数学」で使用された『コンピュータ数学用語総解説』になります。
各回での使用用語一覧は第78回を参照してください。
文末についている記号は以下のことを表しています。
- 【P】・・・プログラミング関係の言葉
- 【M】・・・数学関係の言葉
記号・数字
ε
(ましんいぷしろん/machine ε)
浮動小数1.0とそれより大きい隣の浮動小数との差。【P】
O表記法
(びっぐおーひょうきほう/Big-Oh-Notation,)
ある式の表す数値の大きさをオーダーで表したもの。オーダーは桁数を意味することもあれば,比例定数となる多項式のこともある。ランダウの記号号(Landau symbol),ランダウのO-記法(Landau's O-notation)ともいう。【M】
2進数
(にしんすう/binary)
数を0と1だけで表現する方法。基数が2。10進数はDecimal。【M】
2の補数
(にのほすう/two's complement)
コンピュータで負の数を表現するときに利用する方法。【P】
16進数
(じゅうろくしんすう/Hexadecimal)
基数が16の記数法のこと。【M】
アルファベット
ArrayListクラス
(あれいりすとくらす/ArrayList class)
Java言語で配列に近い構造を持ったデータ構造のクラス。【P】
Boolean型
(ぶーりあんがた/Boolean datatype)
言語で論理値を格納する型のこと。論理型(Logical datatype) ともいう。【P】
CSV
(しーえすぶい/Comma Separated Values)
コンマで区切られたテキストデータの記録形式です。ほとんどのデータベースや表計算ソフトで読み込み・保存が可能。【P】
IEEE
(あいとりぷるいー/The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)
非営利の電気・電子技術の学会でアメリカに本部を持つ。【P】
IEEE754
(あいとりぷるいーななごうよん)
浮動小数点数の表現方法の標準規格のこと。【P】
NaN
(なん/Not a Number)
浮動小数点数で表現できない数値。非数とも言う。【P】
Mapクラス
(まっぷくらす/Map class)
Java言語でデータの集合を取り扱うためのクラス。【P】
Mathクラス
(ますくらす/Math class)
Java言語に用意されている数学関係のユーティリティメソッドの集合。【P】
Setクラス
(せっと/Set)
Java言語でデータの集合を取り扱うためのクラス。【P】
あ行
アンダーフロー
(あんだーふろー/underflow)
ある変数で取り扱える絶対値の最小値を超えたこと。【P】
一様分布
(いちようぶんぷ/uniform distribution)
ある区間すべてに渡って確率が等しい確率分布のこと。【M】
イテレータ
(イテレータ/iterator)
繰り返し参照のために用意されたメソッドのこと。またはその仕組み。【P】
移動平均
(いどうへいきん/moving average)
細かな変動を含むデータをスムーズにする(平滑化する)方法。【M】
打ち切り誤差
(うちきりごさ/truncation error)
コンピュータの数値表現の制約から,ある精度で計算を打ち切ることで発生する誤差のこと。【P】
演算子の優先順位
(えんざんしのゆうせんじゅんい/the order of priority of operator)
加減乗除などの演算子の適用優先順位。【M】
演算法則
(えんざんほうそく/operation low)
加減乗除などの演算の優先順位や適用方法の法則。【M】
円周率
(えんしゅうりつ/Pi or circular constant)
円周の長さと円の直径との比。【M】
オイラー図
(おいらーず/Euler diagram)
ベン図とよく似た用途で集合論で用いられる図。【M】
オーバーフロー
(おーばーふろー/over flow)
ある変数で取り扱える最大値を超えたこと。【P】
か行
回帰直線
(かいきちょくせん/regression line)
線形回帰によって得られた直線のこと。【M】
階乗
(かいじょう/factorial)
1からある数までの自然数を全て掛け合わせたもの。【M】
ガウス
(がうす/Johann Carl Friedrich Gauss)
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス。1777-1855 年。ドイツの数学者。【M】
ガウス-ジョルダン法
(がうす-じょるだんほう/Gauss-Jordan elimination)
数ある連立一次方程式の解法の中でも特に手順がシンプルなもの。【M】
ガウス分布
(がうすぶんぷ/Gaussian distribution)
正規分布のこと。【M】
確率
(かくりつ/probability)
ある事象が全事象の中で占める割合のこと。【M】
確率変数
(かくりつへんすう/random variable)
事象を記号で表したもの。【M】
確率分布
(かくりつぶんぷ/probability distribution)
確率密度関数の曲線をグラフに描いたもの。【M】
確率密度関数
(かくりつみつどかんすう/probability density function)
確率変数と確率の値の関係を関数で示したもの。【M】
仮数部
(かすうぶ/significand)
浮動小数点数の一部のビットで仮数から1 引いたもの。【P】
括線
(かつせん/vinculum)
分母と分子の間の横棒のこと。【M】
カルノー図
(かるのーず/Karnaugh map)
論理式を簡略化する目的で作られた方法。【M】
完全相関
(かんぜんそうかん/perfect correlation)
決定係数が1になる場合のこと。【M】
偽
(ぎ/false)
正しくないとか成り立たないといったこと。(反) 真。【M】
キー
(きー/key)
Java言語でMapクラスに格納されたデータを特定するために用いられるデータのこと。【P】
記号化
(きごうか/symbolization)
数学的な概念や操作を簡略な記号で表すこと。【M】
擬似コード
(ぎじこーど/Pseudo code(すーどう・こーど))
コンピュータで実際に動くわけではないが,アルゴリズムをきちんと表現できる架空のプログラミング言語のこと。【P】
記述統計
(きじゅつとうけい/descriptive statistics)
標本から標本特性値を得ることを目的とする,という統計の考え方。古典統計(classics statistics)とも呼ぶ。【M】
基数
(きすう)
⇒底を参照のこと。【M】
記数法
(きすうほう/numeral system)
2進数・10進数・16進数などといった数値の表現方法のこと。【M・P】
期待値
(きたいち/expectation)
確率変数の値に確率を乗じて合計した値のこと。【M】
逆行列
(ぎゃくぎょうれつ/inverse matrix)
元となる行列との積が単位行列になる正方行列のこと。【M】
キャスト
(きゃすと/cast)
指定した型に,ある値を意味を損なわずに移すこと。【P】
吸収則
(きゅうしゅうそく/absorption law)
論理式の簡略化・冗長化に用いる変換法則。【M】
行
(ぎょう/row)
行列の横の並びのこと。【M】
共分散
(きょうぶんさん/covariance)
2つのデータの分散度合いを表す。【M】
行列
(ぎょうれつ/matrix)
数を長方形に並べたもののこと。【M】
極限値
(きょくげんち/limit)
数列がある値に限りなく近づくときのその値のこと。【M】
虚数
(きょすう/imaginary number)
虚数単位(きょすうたんい)iを含む数。複素数のことを意味する。⇒複素数を参照のこと。【M】
近似値
(きんじち/approximate value)
誤差を含んだ値のこと。【M】
空間計算量
(くうかんけいさんりょう/space complexity)
ある計算に必要な記憶領域の量。【M】
空集合
(くうしゅうごう/empty set or null set)
要素を1 つも持たない集合のこと。【M】
区分求積法
(くぶんきゅうせきほう/quadrature)
グラフの囲む面積を細い短冊に区切って計算する近似積分法。【M】
区分点
(くぶんてん/abscissa)
区分求積法において,図形を短冊に区切る点のこと。【M】
組合せ
(くみあわせ/combination)
異なるn個のものの中からk個を取り出した場合の数のこと。【M】
計算量
(けいさんりょう/computational complexity)
直訳すると計算の複雑さ度合い。【M】
桁あわせ
(けたあわせ/more digits)
2つの浮動小数点数を加減算するために,一方の数の仮数部の桁を相対的に正しい位置に移動すること。【P】
桁落ち
(けたおち/cancellation(of significant digits))
値が大変近い浮動小数点数の減算の結果,有効数字の桁数が減少すること。【P】
結合則
(けつごうそく/associative law)
同じ演算子で結ばれた変数は,括弧でくくる位置を自由に変更できるという法則。結合法則(けつごうほうそく) ともいう。【M】
結合法則
(けつごうほうそく/associative law)
式や項の中で優先して演算することを明示するパーレン() の位置の変更に関する法則。【M】
決定係数
(けっていけいすう/coefficient of determination)
推定値の分散を測定値の全分散で除したもの。1 に近いほどばらつきが小さいことになる。【M】
元
(げん/element)
集合に含まれる「もの」のこと。【M】
原始関数
(げんしかんすう/primitive function)
不定積分によって求められた関数のこと。【M】
検定
(けんてい/testing)
統計の数学において,あるデータがある分布に従っているかどうかを判断すること。【M】
交換則
(こうかんそく/commutative law)
2つの論理値の論理演算の順番を入れ替えても結果に差がないこと。【M】
交換法則
(こうかんほうそく/commutative law)
⇒交換則を参照のこと。【M】
交代行列
(こうたいぎょうれつ/skew-symmetric matrix)
元の行列に-1をかけたものが,転置行列とひとしくなる行列のこと。【M】
後退差分
(こうたいさぶん/backward difference)
後退差分商ともいう。関数の定義域のある点に対して原点方向に差分を取ること。【M】
公理(論理代数の-)
(こうり(ろんりだいすうの-)/axiom)
真の反対は偽,偽の反対は真だ,という論理代数の前提・原則のこと。【M】
誤差
(ごさ/error)
真の値と近似値との間にある量のこと。【M】
コレクションクラス
(これくしょんくらす/Collection class)
Java言語でデータの集合を取り扱う場合に利用するクラスのこと。【P】
根
(こん/root)
累乗根の値のこと。あるいは方程式の解のこと。【M】
根本事象
(こんぽんじしょう/elementary event)
それ以上分割できないほどに粒分けされた事象のこと。【M】
さ行
最近値
(さいきんち/nearest value)
真の値に最も近い浮動小数点数で表現された近似値。【P】
サイクル
(さいくる/cycle)
グラフに現れる特定のパターンを持った周期的な変化のこと。【M】
最小二乗法
(さいしょうじじょうほう/least squares method)
調査や測定によって得られた「ばらつき」のあるデータに対して,最もまんべんなく当てはまる直線や曲線の式を得る方法。【M】
差分近似
(さぶんきんじ/difference approximation)
微分の定義において,微少区間の大きさを,ゼロではないが十分に小さな値にして微分係数を近似的に求めること。【M】
三角関数
(さんかくかんすう/trigonometric function)
直角三角形の辺の長さと角の大きさの関係公式のこと。【M】
算術演算子
(さんじゅつえんざんし/arithmetic operator)
数値の計算に用いる演算子。【M】
時間計算量
(じかんけいさんりょう/time complexity)
ある計算に必要な計算手順の量。具体的に秒や分と言った単位はない。【M】
次元
(じげん/dimension)
ベクトル行列に含まれる要素の数のこと。【M】
試行
(しこう/trial)
ある事象が,どのような結果になるか実際に実験してみること,あるいは思考実験すること。【M】
事象
(じしょう/event)
「ある事柄」が起こるまで結果がわからない種類の出来事のこと。【M】
指数
(しすう/exponent)
ある一つの数同士を繰り返し掛け合わせる操作。【M】
指数関数
(しすうかんすう/exponential function)
変数が指数部にある関数のこと。略号はexp。【M】
指数部
(しすうぶ/exponent)
浮動小数点数の一部のビットで基数2 を何乗するかを表す。【P】
自然対数の底e(ネイピア数)
(しぜんたいすうのていいー(ねいぴあすう)/e the base of natural logarithm(Napier's constant))
ネイピア数を底とする対数を自然対数という。⇒ネイビア数。【M】
四則演算
(しそくえんざん/the four rules of arithmetic)
加減乗除のこと。【M】
実数
(じっすう/real number)
有理数と無理数をあわせた数の集合。【M】
集合
(しゅうごう/set)
数学的にはいくつかの「もの」からなる「集まり」のこと。【M】
樹形図
(じゅけいず/tree diagram)
事象の順列や組合せを木の枝が広がるような形に描いて表したもの。【M】
順列
(じゅんれつ/permutation)
異なるn個のものの中から順番にk個ほど取り出す場合の数のこと。【M】
条件式
(じょうけんしき/conditional expression)
命題を式の形で書き表したもの。【M・P】
条件判断文
(じょうけんはんだんぶん/conditional statements)
命題とその真偽に応じた処理を記述するためのプログラミング言語の命令のこと。【P】
情報欠落(情報落ち)
(じょうほうけつらく(じょうほうおち)/loss of trailing digit)
大きさの極端に異なる2 つの浮動小数点数の加減算操作中に,必要な情報が失われてしまうこと。【P】
ショートサーキット演算子
(しょーとさーきっとえんざんし/short-circuit evaluation)
効率のよい論理演算をするために用意された論理演算子。ショートカット演算子(Short-cut evaluation) と呼ばれることもある。【P】
剰余演算
(じょうよえんざん/remainder operation)
除算の余りを求める演算。【M】
真
(しん/true)
正しいとか,成り立つといったこと。(反) 偽。【M】
真数
(しんすう/antilogarithm)
対数関数の値のこと。【M】
真部分集合
(しんぶぶんしゅうごう/proper subset)
集合Bが集合Aに完全に含まれるとき,BはAの真部分集合という。【M】
シンプソンの公式
(しんぷそんのこうしき/Simpson’s rule)
区分求積法や台形公式よりも誤差を小さくするために考えられた積分公式。しかし,場合によっては誤差を必ず小さくできるというわけではない。【M】
真理値表
(しんりちひょう/truth table)
論理式がとる論理値を,全て列挙した一覧表のこと。【M】
推測統計
(すいそくとうけい/inferential statistics)
標本特性値を使って,母集団特性値を数学的に推定する方法のこと。【M】
推定値
(すいていち/estimated value)
回帰直線によって得られる値。測定値と一致するとは限らない。【M】
数字
(すうじ/numeral)
数値を表す文字のこと。【M】
数値
(すうち/the numerical value)
数字を用いて表現した数のこと。【M】
数値型
(すうちがた/numeric data type)
プログラミング言語で数値を保持するための方法。【P】
数値積分
(すうちせきぶん/numerical integration)
コンピュータを用いて近似的に積分値を計算すること。または単に図形を細い短冊形に切り刻み,短冊の面積を合計する近似求積法。別名「数値求積法(quadrature)」。【M】
数値微分
(すうちびぶん/numerical differentiation)
コンピュータを用いて近似的に微分値を計算すること。【M】
数列の和
(すうれつのわ/summation)
任意の数列の和をとること。【M】
スカラ倍
(すからばい/scalar multiplication)
定数倍のこと。【M】
スモークテスト
(すもーくてすと/smoke testing)
ソフトウエアが最低限要求した動作をするかどうかを確認するテストのこと。【P】
正規化数
(せいきかすう/normal number)
一定の形をした数のこと。【P】
正規分布
(せいきぶんぷ/normal distribution)
誤差の分布を取り扱う時によく用いられる。ガウス分布(Gaussian distribution)とも言う。【M】
正則(正則行列)
(せいそく(せいそくぎょうれつ)/regular(regular matrix))
逆行列に変換できる行列のことを正則であるといい,正則行列という。【M】
成分
(せいぶん/element)
ベクトル行列に含まれる1 つ1 つの数値のこと。要素とも言う。【M】
正方行列
(せいほうぎょうれつ/square matrix)
行と列の次元が等しい行列のこと。【M】
積集合
(せきしゅうごう/intersection or meet)
2つの集合の共通部分を集めた集合のこと。【M】
積分
(せきぶん/integral,integration)
定積分と不定積分に分けられるが,おおよそ「あるグラフがある区間に囲む領域の面積」を求める演算のことである。【M】
積分定数
(せきぶんていすう/integration constant)
不定積分によって原始関数を求めることができるが,不定積分だけでは決定できない定数の部分のこと。【M】
絶対値
(ぜったいち/absolute value)
ある数のゼロからの距離のこと。【M】
漸化式
(ぜんかしき/recurrence formula)
数列の各値を帰納的に定める式のこと。【M】
線形回帰
(せんけいかいき/linear regression)
ばらつきを持ちながらもある傾向をもった統計データに対して,その傾向をy=ax+bといった一次式で表現すること。【M】
線形最小二乗法
(せんけいさいしょうじじょうほう/linear least squares method)
最小二乗法で,特に直線を当てはめる場合のこと。【M】
全事象
(ぜんじしょう/sample space)
(やや強引だが,全事象を含む標本空間を持ってその意味の単語とする)起こりうる全ての事象の集合のこと。【M】
前進差分
(ぜんしんさぶん/forward difference quotient)
前進差分商ともいう。関数の定義域のある点に対して原点と反対方向に差分を取ること。【M】
全体集合
(ぜんたいしゅうごう/universal set or total set)
いま取り扱う集合全体のこと。【M】
相関係数
(そうかんけいすう/correlation coefficient)
回帰直線の式がどれだけ元のデータに当てはまっているかを-1 から1 の間の値で表現したもの。【M】
添字
(そえじ/index)
配列の各データに振られた通し番号のこと。またその通し番号に用いられる変数。【P】
測定値
(そくていち/sample)
ある事象から得られた測定値。観測値と呼ぶこともある。【M】
た行
対角行列
(たいかくぎょうれつ/diagonal matrix)
正方行列のうち,対角成分以外の成分がゼロの行列のこと。【M】
対角成分
(たいかくせいぶん/diagonal entries)
正方行列において,左上から右下にかけての一直線に並ぶ成分のこと。【M】
台形公式
(だいけいこうしき/trapezoidal rule)
区分求積法の誤差を小さくするために,短冊の形を台形にしたもの。【M】
対合則
(たいごうそく/involution law)
裏の裏は表。【M】
対称行列
(たいしょうぎょうれつ/symmetric matrix)
元の行列と転置行列が等しくなる行列のこと。【M】
対数
(たいすう/logarithm)
指数の逆関数のこと。【M】
大数の法則
(たいすうのほうそく/law of large numbers)
試行の数が多ければ多いほど理論計算値と試行の結果が近くなるという確率の法則。【M】
対数法則
(たいすうほうそく/change of base)
乗算の対数が対数の和に,除算の対数が対数の差に,指数の対数では対数の指数値倍に変換できるという公式。【M】
代入
(だいにゅう/assignment(substitution)
記号の右側の値を左側の変数にセットすること。【P】
代入演算子
(だいにゅうえんざんし/assignment operator)
代入に用いる記号。【P】
単位行列
(たんいぎょうれつ/identity matrix)
対角行列のうち,対角成分がすべて1 の行列のこと。【M】
単位元則
(たんいげんそく/identity element law)
真との積は相手による,真との和は真。【M】
単項演算子
(たんこうえんざんし/unary operator)
Java言語ではインクリメントやデクリメントの演算子のこと。【P】
単精度
(たんせいど/single precision)
コンピュータのメモリの1 つのアドレスに対応する領域に格納出来る精度の数値表現。【P】
値域
(ちいき/range)
ある関数について,定義域に対応して決まる関数値の取り得る範囲のこと。【M】
中央値
(ちゅうおうち/median)
あるデータの並びの真ん中に位置する値。【M】
中心極限定理
(ちゅうしんきょくげんていり/central limit theorem)
どんな確率分布を示すとしても,その分布からとった確率変数の和は,和をとる数が多ければ,ほぼ正規分布に従う,という定理。【M】
中心差分
(ちゅうしんさぶん/central difference)
差分近似を求めたい位置の前後一定区間を取り,関数の描くグラフ上の2 つの点をつなげた直線の傾きを求める方法。【M】
底
(てい/base or radix)
基準となる数のこと。基数とも呼ぶ。【M】
定義域
(ていぎいき/domain)
ある関数について,今,問題としているパラメータの取り得る値の範囲のこと。【M】
定積分
(ていせきぶん/definite integral)
座標平面上に関数が描くグラフと座標軸に囲まれた一定の部分の面積を求める方法。【M】
底の変換公式
(ていのへんかんこうしき/change of base)
⇒対数法則を参照のこと。【M】
テイラー展開
(ていらーてんかい/Taylor expansion)
関数を多項式の形に展開する方法。【M】
転置行列
(てんちぎょうれつ/transposed matrix)
行列の行と列を入れ替えたもののこと。【M】
導関数
(どうかんすう/derived function)
微分によって得られた関数のこと。【M】
統計
(とうけい/statistics)
確率がまだ起こっていない事柄について予測するための道具だとすると,統計は既に起こった事柄について整理するための道具。実験や調査で得られた標本から,データ全体の標本特性値を得ることを目的とする。【M】
等号
(とうごう/equal sign)
記号の左右の値が等しいことを示す。【M】
同様に確からしい
(どうようにたしからしい/It is equally possible that...,)
ある事象の起こる確率が等しいと仮定することを表明する言葉。【M】
ド・モルガンの定理
(ど・もるがんのていり/De Morgan's laws)
論理積を論理和に,論理和を論理積に変換したいときに活用する。【M】
ド・モルガンの法則
(ど・もるがんのほうそく/De Morgan's laws)
ド・モルガンの定理を参照。【M】
トレース
(とれーす/trace)
プログラム実行中のコンピュータ内部の様子を,変数の値の一覧表を更新しながら追いかける作業のこと。【P】
トレンド
(とれんど/trend)
サイクルよりも長い区間に渡る変化の傾向。【M】
な行
ニュートン・ラフソン法
(にゅーとん・らふそんほう/Newton-Raphson method)
関数f(x)がx軸と交わる点の近似値を反復計算により得る方法。単にニュートン法と呼ぶこともある。【M】
ネイピア数
(ねいぴあすう/Napier's constant)
自然対数の底。【M】
は行
バイアス
(ばいあす/exponent bias)
浮動小数点数の仮数部はバイアス値が加算されており,バイアス値を引くと意図する数値となる。【P】
倍精度
(ばいせいど/double precision)
コンピュータのメモリの2 つのアドレスに対応する領域に格納出来る精度の数値表現。【P】
排他的論理和
(はいたてきろんりわ/"exclusive or" or exclusive disjunction)
2つの論理値のうち,どちらかが真ならば真になる演算。【M】
バイナリサーチ
(ばいなりさーち/binary search)
検索において,注目するデータの中央値をとりあえずチェックする方法。【P】
配列
(はいれつ/array)
変数を連続して並べたデータ構造。【P】
配列の長さ
(はいれつのながさ/length of array)
ある配列に用意された領域の量。Java の配列ではsomeArray.lengthで得られる。【P】
掃き出し
(はきだし/sweeping)
ガウス-ジョルダン法の手順のひとつ。【M】
ハッシュサーチ
(はっしゅさーち/hash search)
ハッシュとは,ある大きさを持ったデータAコンパクトな数値Bに対応させる操作のこと。ハッシュアルゴリズムを使った検索をハッシュサーチという。【P】
比較演算子
(ひかくえんざんし/comparison operator)
Java言語では不等号に加えて等号,不等号のこと。【P】
非等号
(ひとうごう/not equal sign)
記号の左右の値が等しくないことを示す。【M】
微分
(びぶん/differentiation)
ある関数の変化率の極限値のこと。【M】
微分係数
(びぶんけいすう/differential coefficient)
微分によって得られた関数のこと。文脈によって導関数とも呼ぶ。【M】
標準正規分布
(ひょうじゅんせいきぶんぷ/standard normal distribution)
正規分布において,平均を0,標準偏差を1 としたもの。【M】
標準偏差
(ひょうじゅんへんさ/standard deviation)
分散の平方根。【M】
標本
(ひょうほん/sample)
実験や調査で得られたデータ。【M】
標本特性値
(ひょうほんとくせいち/sample characteristic value)
得られたデータ全体の特徴のこと。【M】
不等号
(ふとうごう/sign of inequality)
記号の両側の値が等しくない場合に,その大小関係を表現する。【M】
浮動小数点数
(ふどうしょうすうてんすう/floating-point numbers)
符号部S・指数部E・仮数部M・バイアスBとして実数Rを表現する方法のこと。【P】
複素数
(ふくそすう/complex number)
実数に加えて虚数も含んだ数。【M】
符号ビット
(ふごうびっと/most significant bit)
2の補数の最上位のひと桁のこと。【P】
符号部
(ふごうぶ/sign)
浮動小数点数の一部のビットで0の時は正の数,1の時は負の数を表す。【P】
負数
(ふすう/negative number)
ゼロより小さな数のこと。正の数(positive number)の逆。【M】
不定積分
(ふていせきぶん/indefinite integral)
微分の逆演算で微分する前の関数(原始関数) を求める方法のこと。【M】
部分集合
(ぶぶんしゅうごう/subset)
ある集合Aの要素の一部,あるいは全体を取り出した集合のこと。【M】
プリミティブ
(ぷりみてぃぶ/primitive)
最低限の機能を持つ型のこと。【P】
分散
(ぶんさん/variance)
「試行結果と期待値の差の2乗」の期待値のこと。試行の結果がどの程度ばらついているのかを示す指標となる。【M】
分子
(ぶんし/numerator)
分数で括線の上の数。【M】
分数
(ぶんすう/fraction)
数の比を用いた数の表現方法。【M】
分配則
(ぶんぱいそく/distributive law)
論理式展開のルール。【M】
分配法則
(ぶんぱいほうそく/distributive law)
かっこで整理された式を展開する時の演算法則。【M】
分母
(ぶんぼ/denominator)
分数で括線の上の数。【M】
平均値
(へいきんち/mean-value)
ある値の集合の総和を取り,集合の個数で除した値のこと。【M】
平方根
(へいほうこん/square root)
2回掛け合わせて元の数になる数値。【M】
冪乗
(べきじょう/power or exponentiation)
(指数を参照のこと) 冪指数(べきしすう) とも呼ぶ。【M】
べき等則
(べきとうそく/idempotence law)
同じものに関して何度論理和や論理積をとっても同じということ。【M】
ベクトル
(べくとる/vector)
行列の中でも一行だけ,あるいは一列だけのもののこと。【M】
ベン図
(べんず/Venn diagram)
ある命題が真になる場合と偽になる場合を,ひとつの円形,あるいは交差する複数の円形を用いて表現する方法。【M】
偏導関数
(へんどうかんすう/derivative)
偏微分によって得られた導関数のこと。【M】
偏微分
(へんびぶん/artial differentiation)
二つの変数がある場合に,どちらかの変数を固定して,もう一方の変数で微分すること。【M】
補元則
(ほげんそく/complementation law)
自分自身の否定との積,和。【M】
補集合
(ほしゅうごう/complement)
全体の中で,ある部分A に含まれない部分のことをA の補集合という。【M】
母集団特性
(ぼしゅうだんとくせい/population characteristic value)
ある集団全体の統計的な特徴。【M】
ま行
マジックナンバー
(まじっくなんばー/magic number)
ソースコード中に直接書き込まれた数値リテラルのこと。【P】
丸め誤差
(まるめごさ/rounding error or round-off error)
四捨五入などの丸め操作によって生じる誤差のこと。【M】
無限大
(むげんだい/infinity)
どの数よりも大きな数。【M】浮動小数点数でオーバーフローを発生した場合に取る値のこと。【P】
無限集合
(むげんしゅうごう/infinite set)
要素が無限に存在する集合のこと。【M】
無限小
(むげんしょう/infinitesimal)
どの数よりも絶対値のちいさな数。【M】
無相関
(むそうかん/uncorrelated)
決定係数が0になる場合のこと。【M】
無理数
(むりすう/irrational number)
分数で表せない実数。【M】
命題
(めいだい/proposition)
数の大小とか,文字列の等しい・等しくないといった条件を表した文章のこと。【M】
モンテカルロ法
(もんてかるろほう/Monte Carlo method(MC))
乱数を用いて数値シミュレーションをする方法のこと。【M】
や行
有限集合
(ゆうげんしゅうごう/finite set)
要素の数が有限の集合のこと。【M】
要素
(ようそ/element)
集合に含まれる「もの」のこと。元ともいう。【M】
要素の数
(ようそのかず/number of elements)
ある集合に含まれる要素の数。n(A) で集合A に含まれる要素数を表す。【M】
ら行
ラッパークラス
(らっぱーくらす/wrapper class)
既存のクラスを内包し新しい機能を付加したクラスのこと。【P】
離散的な事象
(りさんてきなじしょう/discrete events)
各試行間でかちっと場合分けできる事象のこと。【M】
立方根
(りっぽうこん/cubic root or root of third power)
3回掛け合わせて元の数になる数値。【M】
リテラル
(りてらる/literal)
ソースコード中に用いられる定数。【P】
リニアサーチ
(りにあさーち/linear search)
小さい整数値から大きな整数値へ整列済みの配列データ内に,目的の数値が格納されていれば,その値の格納された配列の添え字を返すアルゴリズムのこと。シーケンシャルサーチ(sequential search,順次検索) ともう。【P】
累乗根
(るいじょうこん/root of power or radical)
n回冪乗すると元の数になる累乗根をn 乗根という。【M】
零行列
(れいぎょうれつ/zero matrix or null matrix)
全ての成分がゼロの行列のこと。【M】
零元則
(れいげんそく/zero element low)
偽であることと論理積を取ったら必ずその結果は偽であるということ。【M】
列
(れつ/culumn)
行列の縦の並びのこと。【M】
連続事象
(れんぞくじしょう/continuous event)
整数に対する実数の違いのような連続的な確率分布をもつ事象のこと。【M】
論理
(ろんり/logic)
ある条件が正しいか,正しくないか,成り立つか,成り立たないかということを取り扱う。【M】
論理演算子
(ろんりえんざんし/logical operator)
論理の働きを持たせた演算子のこと。【M】
論理式
(ろんりしき/boolean expression)
論理演算子を用いた条件式のこと。【M】
論理積
(ろんりせき/logical conjunction)
AかつBのこと。【M】
論理代数
(ろんりだいすう/boolean algebra)
論理式を変形するための公式や法則をまとめたもの。ブール代数ともいう。【M】
論理値
(ろんりち/logical value)
真や偽といった値のこと。真理値(しんりち/truth value),真偽値(しんぎち)とも呼ばれる。【M】
論理否定
(ろんりひてい/logical negation)
Aではない,のこと。【M】
論理和
(ろんりわ/logical disjunction)
AまたはBのこと。【M】
わ行
和集合
(わしゅうごう/union or join)
2つの集合の要素をもれなく,ダブりなく集めた集合のこと。【M】

