コレクターが独断で選ぶ! 偏愛キーボード図鑑

第6回 ポインティングスティック付属―ThinkPadトラックポイント・キーボード&OKI Mini Keyboard

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

本記事の内容はSoftware Design掲載当時の内容であり,現在では変わっている場合があります。

はじめに

今回はポインティングスティックの付いたマウス機能も扱えるキーボードを紹介します。

ポインティングスティックとは,キーボードの[G][H]の間にあるポッチのことで,ノートPCのThinkPadのキーボードに付いているトラックポイントが有名です写真1)。ポインティングスティックが付いているとキーボードのホームポジションから手を動かさずにマウス操作ができます。

写真1 トラックポイント

写真1 トラックポイント

数あるポインティングスティック付キーボードの中からThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボードとOKI Mini Keyboard Pro-Rを紹介します。

ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード

Lenovo社が販売しているキーボードです。ThinkPadのキーボードをそのままBluetooth対応にしたような製品です写真2)。英字配列バージョンと日本語配列バージョンが存在します。

写真2 ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード

写真2 ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード

特徴

特徴は次のとおりです。

  • アイソレーションキーボード
  • Bluetoothによるワイヤレスキーボード
  • トラックポイント

最近のThinkPadのキーボードと同じアイソレーションキーボードで,キー同士が分離しており,フラットなキートップが特徴です。打鍵感はThinkPadと同様に静かで心地良いです。

Bluetoothによるワイヤレスキーボードです。バッテリは内蔵で,充電は付属しているUSBケーブルで行います。PCとのUSB接続は充電用途のみで,USBキーボードとしての利用はできないようです。

写真3 トラックポイントのキャップ

写真3 トラックポイントのキャップ

ThinkPad伝統のトラックポイントが付属しています。これによりマウスの機能がすべてまかなえます。マウススクロールも中クリックボタンを押しながら,トラックポイントを動かすことで実現できます。トラックポイントの交換用のキャップは付属していないようです。交換用のキャップは市販されており,ソフト・ドーム,クラシック・ドーム,ソフト・リムの種類があります注1・写真3)。キャップの種類によって操作性が変わりますので,自身で試してみて合っているものを選択すると良いです。

キーボード自体の重量は460gと軽く,大きさも小さく薄いので,持ち運びにも適していると言えます。なお,ThinkPadのキーボードは,USBタイプであればいくつも種類があります。本キーボードのUSBバージョンや,ThinkPadUSBトラックポイントキーボードなどです。

注1)
キャップは1,000円ほどで購入できます。

入手方法

Lenovoの直販やAmazonから購入できます。値段は日本語配列,英字配列ともに14,000円ほどです。英字配列であれば,執筆当時,アメリカのLenovoでは$70ほどで販売していました。英字配列を複数まとめて購入するのであれば,輸入代行業者を通じてアメリカのLenovoから購入することも選択肢に含めると良いでしょう。

OKI Mini Keyboard Pro-R

ぷらっとホーム(株)が販売しているキーボードです。スティックポインタ機能が付属しているUSBキーボードです写真4)。英字配列バージョンと日本語配列バージョンが存在します。

写真4 OKI Mini Keyboard Pro-R

写真4 OKI Mini Keyboard Pro-R

特徴

特徴は次のとおりです。

  • スティックポインタ機能
  • スクロール用ホイールの付属
  • [CapsLook][Ctrl]の入れ替え機能

ポインティングスティックであるスティックポインタがついており,マウスカーソルの移動をまかなえます。スティックポインタはThinkPadのトラックポイントと比べると多少操作が重く感じますが,使っているうちに慣れる程度の差です。どうしても慣れない場合は,OS側の設定でマウスカーソルの移動速度を速くすると良いです。交換用のキャップも販売されており,これもいくつか種類があります。

キーボード下部にスクロール用のホイールが付いています写真5)。ThinkPadのようにスティックポインタと中クリックの組み合わせでスクロールすることはできませんが,ホイールにより上下のスクロールができます。

写真5 スクロール用ホイール

写真5 スクロール用ホイール

キーボード裏側のDIPスイッチを切り替えることで,キーボードの機能で[CapsLook]と左の[Ctrl]を入れ替えられます写真6)。そのほかの機能としてUSB Hubも内蔵しています。キーボードをメインに使うユーザにとって必要な機能は一通りそろったキーボードであると言えます。

写真6 DIPスイッチ

写真6 DIPスイッチ

入手方法

インターフェースがPS/2のOKI Mini Keyboard III-Rが,ぷらっとオンラインとAmazonで購入できます。また,インターフェースがUSBのOKI Mini Keyboard Proは執筆当時,ぷらっとオンラインでのみ取り扱っているようでした。どちらの値段もおよそ10,000円です。なお,スティックポインタの交換用キャップは200円ほどです。


ポインティングスティックが付属したキーボードは,今回紹介したもの以外にもいくつか存在します。たとえば,Samsung社のSamsung USB Portable KeyboardやUnicomp社のEnduraProなどです。筆者はこのポインティングスティックが付属したプログラマブルなキーボードが販売されることを切に願っています。

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著者プロフィール

濱野聖人(はまのきよと)

EmacsとPCキーボードをこよなく愛するDebian GNU/Linuxユーザ。PCキーボードは100枚以上所持。

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