使ってみよう! Live Framework

第7回 Mesh-Enabled Web アプリケーション ―― Hello, world!

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Live Framework Toolsインストール

それではMesh-enabled Webアプリケーションを作成してみましょう。Visual Studio 2008 SP1および無償のVisual Web Developer Express Edition with SP1用にLive Framework ToolsというMesh-enabled Webアプリケーションの開発環境が提供されています。

Live FrameworkやMesh-Enabled Webアプリケーション自体はVisual StudioやWindowsに依存するものではありませんが,提供されている環境を使用すると非常に簡単に効率よく開発が可能です。本連載でもこれを利用し,Visual Studio 2008 SP1と言語にVisual Basicを使用します。最初に開発に必要な環境を構築します。

Visual Studio 2008 SP1またはVisual Web Developer Express Edition with SP1がインストールされた状態で下記のSDK等を順にインストールします。

Silverlight 2 SDKとToolsのインストール前に以前のバージョンのSDKやSilverlightのランタイムがインストールされている場合は,アンインストールしてからSDK,Toolsのインストールを試みてください。

Live Framework Toolsの執筆時点でのバージョンはApril 2009 CTPです。ダウンロードした内容にLive Framework SDKも含まれています。インストール時にVisual StudioまたはVisual Web Developerが英語版かどうかのチェックがあるため,通常はインストールができないと思います。一度,英語版のVisual Web Developer 2008 Express Editionをインストール後にLive Framework Toolsをインストールするとよいでしょう。

インストールが完了するとプロジェクトの作成にLive Frameworkの項目が追加されています図6⁠。ここからMesh-enabled Web アプリケーションのプロジェクトが作成可能です。

図6 Mesh-enabled Web アプリケーション プロジェクト

図6 Mesh-enabled Web アプリケーション プロジェクト

プロジェクトの作成

さっそくMesh-Enabled Web アプリケーションを作成してみましょう。図7のようにLive Frameworkのプロジェクトは2種類ありますが,ここでは,Silverlight Mesh-enabled Web アプリケーションを選択します。また,本連載ではVisual Basicを選択しています。

プロジェクトを作成すると,ソリューションにふたつのプロジェクトが作成されています。アプリケーションのUIとロジック部分となるSilverlightプロジェクトと,Mesh-enabled Web アプリケーションとしての情報を持つプロジェクトのふたつです図7⁠。

図7 Silverlight Mesh-enabled Web アプリケーション プロジェクト

図7 Silverlight Mesh-enabled Web アプリケーション プロジェクト

SilverlightプロジェクトにあるPage.xamlが,アプリケーションの見た目となる部分です。既に「Hello from MeshApp1Silverlight」というTextBlockコントロールが追加されています。

プロジェクトの実行

作成されたプロジェクトは文字列を表示するだけの単純なアプリケーションですが,Mesh-enabled Web アプリケーションはMesh上に配置する必要があるため,手順に従いアプリケーションを配置してから実行・デバッグする必要があります。その方法をこれから説明します。

メニューのデバッグからデバッグ実行を選択します。すると図8のふたつのウィンドウが表示されます。

図8 サインイン ウィンドウとプログレス ウィンドウ

図8 サインイン ウィンドウとプログレス ウィンドウ

サインイン ウィンドウからAzure Services Developer Portalで使用しているWindows Live IDアカウントでサインインします。すると図9のウィンドウが表示されます。このウィンドウでは,Application Self-Linkと呼ばれるMesh上のアプリケーションのURLを入力するまでの手順が示されています。

図9 Application Self-Link 入力ウィンドウ

図9 Application Self-Link 入力ウィンドウ

著者プロフィール

松江祐輔(まつえゆうすけ)

日本システムウエア株式会社 勤務。現在,ハードウェア設計・検証業務を担当。大学生・大学院生時代はベンチャー企業 有限会社ミレニアムシステムズにプログラマーとして従事。趣味はプログラミング。好きな言語はVisual Basic。Microsoft MVP for Windows Live Platform(Jul 2010 - Jun 2011),Windows Live(Jul 2011 - Jun 2013)。

URL:http://katamari.jp