使ってみよう! Live Framework

第9回 Mesh-Enabled Web アプリケーション ―― 共有メディアプレイヤー

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アプリケーションの共有

最後にアプリケーションの共有について紹介します。アプリケーションを共有するにはいくつかの方法があります。Mesh-enabled Webアプリケーションの場合,Mesh barからユーザーを招待する方法が最も簡単です。共有したいアプリケーションのMesh barのMemberから「Invite」をクリックし,招待したいユーザーのメールアドレスを入力します図6⁠。

図6 メンバーの招待

図6 メンバーの招待

招待されたユーザーは図7のようなメールを受け取ります※1⁠。メール内のリンクからLive Framework Developer Sandboxへ移動し,アプリケーションのインストールが可能になります図8⁠。

図7 招待メール

図7 招待メール

図8 アプリケーションのインストール

図8 アプリケーションのインストール
※1

Live Framework CTPでは招待メールの一部の文字が正しく表示できていません。メール内容も変更することができません。

招待されたユーザーもLive Framework CTPの利用登録が完了している必要があります。

Mesh bar以外からの方法として,Azure Services Developer PortalのMesh-enabled Webアプリケーションのプロジェクト ページにある「Install URL」のアドレス図9をユーザーへ教え,アクセスしてもらうことでもアプリケーションをインストールできます。

図9 Install URL

図9 Install URL

アプリケーション開発時にはプロジェクトをデバッグ実行すると,最新のアプリケーションがLive Desktop上で表示されていたと思いますが,招待された別ユーザーが同じアプリケーションを起動すると古いバージョンのアプリケーションが表示されてしまうかもしれません。そのような場合には,もう一度Azure Services Developer Portalからアプリケーションパッケージをアップロードしてください図9のUpload Packageボタンから⁠⁠。

コードによる招待

Mesh-enabled Webアプリケーションの場合,以上で事足りると思いますが,本連載の第6回で作成したような.NET Frameworkによるクライアントアプリケーションの場合も簡単に補足しておきます。

Live Framework .NET KitやSilverlight Kitを使用している場合,Mesh Objectを共有するためにユーザーに招待メールを送信するメソッドが用意されています。.NET Kitの場合のコードを以下に示します。Silverlight Kitの場合も基本的に同じです。

' Invitation オブジェクトの作成
Dim invitation = New Invitation
Dim expiration = DateTimeOffset.UtcNow.AddDays(7) ' 招待の有効期限
invitation.Expires = expiration

' Member オブジェクトの作成
Dim newMember = New Member("member@example.jp", RoleType.Full, False)
newMember.Resource.PendingInvitation = invitation

' メンバーの追加(招待) 
meshObject.Members.Add(newMember)

招待はInvitationクラスとMemberクラスを使用します。Resource.PendingInvitationプロパティにInvitationオブジェクトを指定したMemberオブジェクトをMesh ObjectのMemberコレクションに追加すると招待メールが送信されます。

Invitationオブジェクトでは有効期限を設定し,Memberオブジェクトはメールアドレスのほか,アクセス許可の種類(コンストラクタ第2引数)とMesh Objectのオーナーか否か(第3引数)を指定可能です。


今回はここまでです。いかがでしたでしょうか。アプリケーションの共有は,今のところLive Framework CTPの利用が招待制のため手間が多いですが,自由に利用できるようになればアイデア次第でおもしろいアプリケーションが作れそうですね。

著者プロフィール

松江祐輔(まつえゆうすけ)

日本システムウエア株式会社 勤務。現在,ハードウェア設計・検証業務を担当。大学生・大学院生時代はベンチャー企業 有限会社ミレニアムシステムズにプログラマーとして従事。趣味はプログラミング。好きな言語はVisual Basic。Microsoft MVP for Windows Live Platform(Jul 2010 - Jun 2011),Windows Live(Jul 2011 - Jun 2013)。

URL:http://katamari.jp