gihyo.jp×Mashup Award 5プレゼンツ MA5 コンテスト開催中!受賞の極意

第4回 自分がわくわくできる作品を!株式会社サイバーエージェント浦野大輔氏に訊く

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今年で5回目を迎える日本最大級のWebアプリケーション開発コンテスト「Mashup Awards(MA)⁠http://mashupaward.jp/)⁠の受賞者の方へのインタビューを連載でお届けしています。第4回目のゲストは,昨年度(MA4)の特別賞(Any Device賞)を受賞された浦野大輔(株式会社サイバーエージェント所属)さんです。MA5への参加登録がお済みの方も,まだ検討中の方も浦野さんが語る受賞の極意を,ぜひ参考にしてください。

Mashup Awards 5 (MA5)公式Webサイト
http://mashupaward.jp/
昨年度Mashup Awards 4 (MA4) 特別賞(Any Device賞)
受賞作『AIR SANPO』http://www.vimeo.com/1742059
受賞者株式会社サイバーエージェント 浦野大輔さん

Mashup Awards 4 (MA4) 特別賞(Any Device賞)受賞作 AIR SANPO 

Mashup Awards 4 (MA4) 特別賞(Any Device賞)受賞作『AIR SANPO』

MA4 特別賞 Any Device賞受賞者 株式会社サイバーエージェント 浦野大輔さん

MA4 特別賞 Any Device賞受賞者 株式会社サイバーエージェント 浦野大輔さん

家にいながらにして散歩ができるアプリケーション

Q:MA4特別賞(Any Device賞)受賞作品「AIR SANPO」の紹介をお願いします。

「AIR SANPO」は,Google マップのストリートビューをWii FitのバランスWiiボード上で歩いてみようというコンセプトで制作したアプリケーションです。Wii Fit上で実際に歩くとPCモニタに映っている画面も動きに合わせて進んでいきます。iPhoneの傾きセンサーを使ってストリートビューの視線の向きを変えたり,歩いた歩数がchumby上に表示される機能なども搭載しています。行きたい場所をiPhoneで入力すると,モニタ上でその場所に行って歩くことができるので家にいながらにして散歩ができるアプリケーションになっています。

元々,WiiリモコンやニンテンドーDSなど,いわゆる普通のPCのキーボードやマウスではないインターフェースに興味があり趣味レベルで作ったりしていたのですが,去年の8月にストリートビューの日本語版が出た際,これをPCのマウスだけでぐりぐり操作するのはもったいない。これがバランスWiiボード上で動いたら面白いんじゃないかと思って実際に作ってみました。そのアプリケーション自体は8月末に完成し動画に撮ってYouTubeなどにアップした段階で,いったん満足してしまっていました。

今まで,仕事ではなく個人としての趣味としてはプログラムを組んだりするときは完成しないで終わってしまうパターンが多かったのですが,このときは作品として完成させたいと思い,何かきっかけはないかと探していたとき,ちょうどマッシュアップアワードを見つけました。去年のMA4の締切が9月末だったので,これをひとつの締切として自分の作品を完成させようと目標を立てました。

Q:開発の所要時間は?その時間はどうやって捻出しましたか?

個人としての応募だったので,土日・休日の業務時間外を使いました。通常こういったアワードには会社のメンバーとみんなで応募する場合が多く,その際は会社としてのサポートもあるのですが,MAでは,ちょうどプロジェクトも山場を迎えていて,みんなで応募するような雰囲気ではなくて。自分自身も直前まで参加を迷っていたのですが,MA4の締切が9月の三連休の直後だったので,その三連休の間に仕上げたかたちです。プロトタイプが8月にすでにできていたので何とか間に合いました。

受賞して社外にアピールできたことが社内へのアピールにつながった。

Q:MA4受賞後の仕事や生活などに変化はありましたか?

まずひとつは作品を完成させることができ,それを色々な人に知ってもらえたことが大きいです。そして,もうひとつは今まで個人の趣味でやっていたことが仕事につながったことです。たとえば,受賞をきっかけに執筆の依頼などがくるようになり,技術評論社さんの Software DesignでWiiリモコンをFlashで使う記事を書かせていただいたりと仕事の幅を広げることができました。以前は趣味と仕事と直結していなかったので,会社でも「変なことをやっている」ような目で見られていたのですが(笑)⁠今では,サイバーエージェントにはこういうデベロッパーがいて,こういうことをやっていると,サイバーエージェントという会社の社外に向けてのアピールにもつながり,よかったなと思っています。

また,社外にアピールできたことが結果的に社内へのアピールにもなりました。所属しているサイバーエージェントは規模が大きく,グループを含めると2,000人の従業員がいて,自分のチームの人たちにはアピールできても他の部署の人たちにアピールするとなると難しい部分があったのですが,社外で成果を上げることで,結果,社内向けのアピールにもつながりました。とくに現在サイバーエージェントでは技術力を社外にアピールして行こうという流れがあるので,そういった面でも評価されました。とてもやりがいのある環境で働けていると思います。

著者プロフィール

佐藤有美(さとうゆみ)

Kurukuru Stone 有限責任事業組合所属。Webコミュニケーションプロデューサー。

所属:Kurukuru Stone 有限責任事業組合

著書:Web担当者を育てるコミュニケーション力』技術評論社(共著)

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