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第7回MacBookでバックアップ―AppleオフィシャルのBackup&定番UNIXツールのrsync[前編]

今回のテーマは

忘れたころにやってくるのが、HDDのトラブル。寿命が縮みます。そんな突然のトラブルを心配せずぐっすり寝るために、定期的なバックアップは必須です。

今回は、Mac OSでのバックアップの方法について紹介します。

Backup 3

その名もずばりBackupという、Appleのオフィシャルソフトがあります。簡単な設定で手軽にバックアップが可能というものです。

しかし、このソフトは.Macに登録しないと使えません。

.Mac

.MacはAppleによる有料のオンラインサービスで、写真やムービーなどストレージ機能や、Webサイトホスティングなどが提供されています。60日間のフリートライアルが用意されています。フリートライアルでは「トライアルバージョン用のBackupソフトウェアと100Mバイトオンラインストレージ」が利用できるので、とりあえずこれで.Macに登録してみました。今回はこのトライアルバージョンBackupソフトの使い方を解説していきます。

.Macのウェルカムページ(ログインした直後のページ)の左サイドバーの[Backup]をクリックして、バックアップのページへ行きます図1⁠。

図1 .Macのバックアップのページ
図1 .Macのバックアップのページ

インストール

そこからBackup 3をダウンロードしインストールします。

インストールしたBackup 3を起動すると、事前に用意されたバックアッププランを選択する画面になります図2⁠。このような「iLifeアイテムや他のMac必須アイテムのためにプリセットされたバックアッププラン」がこのソフトの特徴の一つです。

図2 Backup 3のバックアッププラン
図2 Backup 3のバックアッププラン

バックアップ

さて、ここでは、ホームフォルダの内容をバックアップする[ホームフォルダ]を選択してみます。まず、ホームフォルダがスキャンされ、サイズなどの情報が調べられます。

スキャンの結果、サイズが65.32Gバイトとわかりました図3⁠。iDisk(オンラインストレージ)やCDやDVDへ保存するには無茶なサイズです。

図3 バックアップの準備
図3 バックアップの準備

しかし、ここであきらめてはいけません。外付けHDDなどの大容量ストレージへのバックアップを行うことができるのです。図3のウィンドウの下のほうにある[バックアップ先と予約]のところのをクリック。すると詳細設定ウィンドウが出てきますので、バックアップ先として外付けHDDをつなげたときにできるボリュームを選択します。筆者の場合は「NO NAME」ですね図4⁠。

図4 バックアップ先の選択
図4 バックアップ先の選択

そして[今すぐバックアップ]をクリックしてバックアップ! ...と思ったのですが、トライアル版なので100Mバイト以上はダメでした。お疲れさまでした。

ちなみに100Mバイト以下のデータでやってみたら、図5のように無事、外付けHDD(NO NAME)へのバックアップに成功しましたよ。

図5 バックアップの成功
図5 バックアップの成功

ちなみに

ちなみに筆者が使ったのは、2003年にバックアップ用に買った120Gバイトの外付けHDD ⁠I-O DATA HDX-UE120⁠⁠ です図6⁠。このHDD、Windows用に使っていましたが、そのままMacでも使えました(Mac OSにも対応した製品でした⁠⁠。使う前は、ファイルフォーマットの違いを心配したのですが、つなげると何事もなく普通に使えました。それはそうと、もう容量的にきつくなりつつあるので、もっと大容量の新しいやつが欲しい今日この頃です。

図6 筆者の外付けHDD
図6 筆者の外付けHDD

今回は、試してないのですが、このBackup 3には、差分バックアップ、高度なファイル復元、複数のMacからiDiskにバックアップ、などいろいろな機能があるみたいです。.Macに有料登録している人は使い倒すとよいかと思います。

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