今回はブログアプリケーション作成の準備としてPiece Frameworkのインストールとプロジェクトディレクトリの作成,サンプルアプリケーションの動作確認を行います。
事前準備
ブログアプリケーションは,下記の環境による開発を想定しています。
- Apache 2.0.x, 2.2.x
- PHP 5.2.x
- PostgreSQL 8.x
これらのソフトウェアのインストールと設定については割愛させて頂きます。以後,これらのインストールと設定が完了していることを前提に進めさせて頂きますので,あらかじめご了承ください。
Piece Frameworkのインストール
Piece FrameworkのすべてのPHPプロダクトはPEARインストーラ経由でインストールすることができるPEARパッケージとして提供されています。PEARインストーラによってそれぞれのパッケージに必要な外部のパッケージも自動的にインストールされます。
さて,現在のところPiece Frameworkにはプロジェクト生成ツールがありませんので,新規アプリケーションのディレクトリ構成やファイルを1から準備するのは少々面倒です。しかし幸いなことに,Piece_Unityのサンプルアプリケーションを提供するパッケージPiece_Examples_BasicsやPiece_Examples_Questionnaireをインストールすることで,新規アプリケーションに必要なものの多くを準備することができます。今回は,Piece_Examples_Basicsをインストールすることにします。インストールにはpearコマンドを使います。コマンドプロンプトやシェルから下記のコマンドを実行してください。
Piece_Examples_Basicsのインストール
> pear.bat channel-discover pear.piece-framework.com > pear.bat install -f piece/piece_examples_basics ... > pear.bat list -a INSTALLED PACKAGES, CHANNEL __URI: ================================== (no packages installed) INSTALLED PACKAGES, CHANNEL PEAR.PHP.NET: ========================================= PACKAGE VERSION STATE Archive_Tar 1.3.2 stable Cache_Lite 1.7.2 stable Console_Getopt 1.2.3 stable HTML_Template_Flexy 1.2.5 stable Net_URL 1.0.15 stable PEAR 1.6.1 stable Structures_Graph 1.0.2 stable INSTALLED PACKAGES, CHANNEL PEAR.PIECE-FRAMEWORK.COM: ===================================================== PACKAGE VERSION STATE Piece_Examples_Basics 1.0.0 stable Piece_Flow 1.10.0 stable Piece_Right 1.6.0 stable Piece_Unity 1.0.0 stable Piece_Unity_Component_Authentication 0.13.0 beta Piece_Unity_Component_Flexy 1.0.0 stable Piece_Unity_Component_NullByteAttackPreventation 1.0.0 stable Stagehand_FSM 1.8.0 stable INSTALLED PACKAGES, CHANNEL PECL.PHP.NET: ========================================= (no packages installed)
Piece_Examples_Basicsをインストールすることによって,多くのパッケージが自動的にインストールされたことがわかります。しかし, PEARインストーラによって必要なパッケージすべてがインストールされるわけではありません。PEARインストーラは既知のPEARチャネルで提供されるPEARパッケージしか自動的にインストールしません。Spyc(※1)はPiece Frameworkに必要なパッケージのうち自動的にインストールすることができない唯一のパッケージです。
では,Spycを手動でインストールしましょう。http://spyc.sourceforge.net/からアーカイブをダウンロードし,アーカイブ中のspyc.php5をinclude_pathに設定されたディレクトリに配置してください。
これでひとまずインストールは完了です(※2)。
- ※1
- PHPで書かれたYAMLローダー/ダンパー
- ※2
- 以上に加えて最終的にはPiece_ORMとPiece_Unity_Component_PieceORMのふたつのパッケージをインストールすることになりますが,それらのインストールについては実際に必要になる場面まで待つことにします。

