前回の連載では,タイトルに"TIPS"を含めていながら,具体的なTIPSを紹介することが出来ていませんでしたので,今回はRedmineを活用する上でのTIPSや注意点と,後半はRedmineのプラグインについて紹介します。
Redmineを活用する上でのTIPSと注意点
カスタムクエリの活用
不具合や課題の一覧を確認する上で,Redmineの「問題」一覧画面を眺めることは多いかと思います。
この一覧画面はデフォルトでは全ての「問題」が表示されるため,絞込みを行うフィルタ機能が付いていますが,日々入力するような特定の絞込み条件については,事前に登録しておくことで,クリック1つで絞込みを行うことが出来る「カスタムクエリ機能」が便利です。
利用例として,筆者らは「一週間以内に更新した問題一覧」や「担当者未割当の問題一覧」,「優先度高めの問題一覧」などをカスタムクエリとして予め登録しておき,活用しています。
利用方法は簡単です。例として「担当者未割当の問題一覧」のカスタムクエリを作ってみましょう(※1)。
「問題」一覧の画面で,フィルタの設定を行います。今回の例では「フィルタの追加」のプルダウンから,担当者を選択し,「担当者」のフィルタにのみチェックが入っていることを確認した後,画面のように担当者欄は「なし」を選択します。
フィルタ条件を設定後「保存」をクリックします。
ここでは,名前のところに任意のカスタムクエリ名を入力してください。あとは,カスタムクエリを公開するかの設定と,「規定の項目」にて表示させる項目(列)を絞り込んだり,追加したりする設定が可能です。
今回の例では,名前に「担当者未割当の問題一覧」と入力し,保存ボタンをクリックします。
「問題」一覧の画面のサイドエリアに,先ほど保存されたカスタムクエリが表示されていることを確認できるかと思います。
今後は,「問題」一覧の画面から,このカスタムクエリをクリック1つで,特定条件の絞込み結果を表示させることが可能です。
- ※1
- カスタムクエリの記録および編集をするためには,「ロールと権限」にてIssue trackingエリアの「Manage public queries」と「Save queries」にチェックを入れておく必要があります。
トラッカーの変更方法
よく利用者から出る質問として,一度「機能」として間違えて登録したトラッカーを「バグ」に直したい,という話があります。
ところが「問題」の編集画面からはトラッカーの変更が出来ないため,変更は不可能かと思われる方もいらっしゃるかと思いますが,以下の方法で変更することが可能です。
まず,「問題」の編集画面の右上部に表示されている「移動」をクリックするか,問題一覧画面にて変更したい「問題」にカーソルを合わせた後,右クリックをして「移動」を選択します。
遷移した「移動」の画面にて,トラッカーの再設定を行い,保存ボタンをクリックすることで,トラッカーの変更は完了です。
フィードへのリンク
Redmineでは,「問題」や「ニュース」などの更新情報をRSSフィードで提供しているため,RSSリーダなどにフィードのリンクを登録しておくことで,すばやく更新情報をキャッチすることが可能です。
以前のバージョン(0.5.1)では,このフィードへのリンクがプロジェクトのトップページに存在しましたが,新バージョン(0.6.4)では, Redmineのページ内からリンクがなくなっており,フィードを購読するにはRSSに対応したブラウザが必要となっています。例えば,Firefox2 では,URL入力欄の右端にあるRSSアイコンからフィードの購読が可能です(画像参照)。
なお,次期バージョン(0.7)では,フィードへのリンクが「問題」や「ニュース」等,配信可能な各ページ内にリンクが置かれる予定となっています。


