Ruby Freaks Lounge

第38回 Redmineプラグイン開発(3)

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社内用プラグインのススメ

さて,最後に開発の話題からはちょっと離れて,社内用プラグインのススメ,と言うお話をしたいと思います。と言いつつ前置きとしてまずはExcelの話から。

ExcelとBTS

Excelはもう古いと言われているしBTSに興味はあるが,まだ実際の業務ではExcelを使用している,と言う方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。

Excelには不便な点が多々ありますが,業務をベースに必要な項目やステータスなどを一から構築できる柔軟性と,デスクトップアプリである事による操作性の良さや手軽さもあり,未だに多くのプロジェクトで使われているのが実情だと思います。特に,ある程度厳密な管理を要求される案件では業務フローがBTSに合わないことも多く,その点が導入にあたっての大きな障害になる事が多いようです。

これに対してTracとRedmineの最近のバージョンではチケットのワークフローをカスタマイズできるようになるなど,業務に合わせてシステムを変更することができるようになってきています。ただし,それでも現実には既存のシステムとの連携などで運用でカバーしなければならない業務,と言うのは必ず出てくることでしょう。

システムと業務をつなぐプラグイン

そうした状況において,私はプラグインというのはシステムと業務を繋げる橋渡しのような位置付けを担えるのではないか,と考えています。これまで見てきたように,Redmineのプラグインは非常に自由度が高く,多数用意されているフックによりコアな部分に手を加えることも容易です。開発もRailsのアプリを作るような感覚で実装していくことができるため,それほど学習コストや実装コストもかからないことでしょう。

Redmineを導入したいが今のプロジェクトとはここが合わない…などと悩まれている方は,⁠ないものは作ってしまえ」の精神で,ぜひ社内向けのプラグイン開発を検討してみてはいかがでしょうか。

おわりに

さて,3回に渡ってRedmineのプラグイン開発について解説してきました。

Redmineはプラグインなども含め,上手に運用することができれば,今までのどのプロジェクト管理ツールよりも快適に運用することができるツールだと思います。

本記事がRedmineによって円滑なプロジェクト運営を目指す皆さんへの一助になれば幸いです。

著者プロフィール

京和崇行(きょうわたかゆき)

株式会社カカクコム所属。食べログをRailsでリニューアルした時のメンバーの一人。 今は主にサーバサイドの開発とチューニングを担当…のはずだが他にも色々やっている。 クライミングとニコニコ動画とtwitterがあれば生きていける。