目指せ100万円!「第1回察知人間コンテスト」優勝への道~ARアプリ開発キット「SATCH SDK」入門~

第5回 SATCH SDK実践編(2):ARアプリを作成する

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マーカー代わりの画像を登録する

前回は,⁠SATCH Studio」を使用してチュートリアルを進めていき,リアルカメラとバーチャルカメラを合成,3Dオブジェクトのアニメーションを表示させました。今回はチュートリアルの残りを実施し,書き出したコンテンツを再生するARアプリを完成させます。コンテンツを完成させる過程で,必要な情報をSATCH Developersサイトのマイページに登録します。

マーカーの代わりとなる画像を登録します。SATCH Studioでは,BMPやJPEGといった画像から登録することもできますが,チュートリアルではカメラで画像を撮影して登録します。まずはチュートリアル用データの「Flyer」フォルダにある「Target to print.pdf」を印刷しておきます。⁠Tools」メニューから「Computer Vision」を選択してタブを開き,⁠mode」「Lite」⁠⁠Userlevel」「Advanced」を設定します。続いて「Scenario Manger」タブに切り替えて「Create」ボタンをクリックし,トラック用オブジェクトを生成します。このとき,⁠Target Type」「Plane(平面)⁠に設定されていることを確認します。

あらかじめチュートリアル用データの「Flyer」フォルダにある「Target to print.pdf」を印刷しておく

あらかじめチュートリアル用データの「Flyer」フォルダにある「Target to print.pdf」を印刷しておく

Scenario Mangerタブの「Target」「Plane Size」をそれぞれ「18」に設定し,印刷した月面の画像をカメラで写して「Keyframe」枠内の赤いワイヤーフレームに合わせて「Freeze」ボタンをクリックします。画面が固定されるので,マウスを操作して画像を四角い枠に収めます。この際の操作には3ボタンマウスが必要となります。マウスの中央ボタンを押しながら前後にドラッグすることで枠の拡大・縮小,右ボタンのクリック+ドラッグで枠の移動,左ボタンのクリック+ドラッグで枠の回転という操作になります。

枠を画像に合わせたら,⁠Create」ボタンをクリックすることでKeyframe内にファイルが生成されます。さらに「Genetate Classifiers」をクリックしプロパティ画面で「OK」をクリックすることで,トラック用オブジェクトが生成されます。⁠Tracking Manager」タブに切り替えてWebカメラに画像を写し,正常にトラッキングするかを確認したら,シナリオを上書き保存します。

印刷した月面の画像を写し,トラッキングエリアをマウスで調節する

印刷した月面の画像を写し,トラッキングエリアをマウスで調節する

続いて,Solution Explorerウィンドウから「tracking.lua」ファイルを選択し,ビューポート・ウィンドウへドラッグ&ドロップします。するとOutlinerに「luascript」というオブジェクトが生成されるので,Object editorウィンドウで名称を「tracking」に変更します。さらに,トラッキング・データ取得用に空の3Dオブジェクトを追加します。具体的には,⁠Add」メニューから「3D Elements」をポイントし「Empty 3D object」を選択します。名前を「Tracking_Object」に設定し,Outliner上で表示を確認したら,⁠Hierachy Manager」ウィンドウで「DemoRobot」オブジェクトを「Tracking_Object」へドラッグ&ドロップし,2つのオブジェクトをリンク付けして,Object Editorで保存します。

再生ボタンをクリックして,印刷したトラッキング画像を写すと,その上に3Dオブジェクトが表示されるようになります。ただし,この状態ではサイズや向きが合わないので,Object editorでDemoRobotの「Scale」⁠Position」⁠Orientation」の数値を,それぞれ「10.10.10」⁠0.0.0」⁠90.0.0」に変更します。初期値として保存したら,再度再生ボタンをクリックして画像を写してみましょう。3Dオブジェクトが適切に表示されるはずです。

トラッキング画像に対して,適切なサイズ,位置,向きで3Dオブジェクトが表示される

トラッキング画像に対して,適切なサイズ,位置,向きで3Dオブジェクトが表示される

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