目指せ100万円!「第1回察知人間コンテスト」優勝への道~ARアプリ開発キット「SATCH SDK」入門~

第6回 「SATCH SDK」応用編(1):サンプルプログラムを活用する

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前回まで,SATCH SDK の実践編としてARアプリを作成しました。今回は,応用編としてSATCH Developersサイトのサンプルを活用してみましょう。

SATCH Developersサイトのサンプルページでは,多数のサンプルプログラムが提供されています。サンプルプログラムがどのように動作するのかは,⁠デモムービー」ページで確認することができます。これらをSatch Studio上でさらに作り込んだり,複数のサンプルを組み合わせることが可能になります。また,すでにエクスポートされたファイルも用意されているので,Eclipseのプロジェクトに読み込むことも可能です。今回は,前回Satch Studioで作成したチュートリアルと同じものを,サンプルプログラムからEclipseでビルドし,実際にAndroid搭載端末上で動作させてみましょう。

「サンプル」の内容は,⁠デモムービー」ページで確認することができる

「サンプル」の内容は,「デモムービー」ページで確認することができる

画面はイメージです)

Android搭載端末を準備する

Android搭載端末をEclipseから認識できるようにするため,あらかじめAndroid搭載端末用の「ADB USBドライバ」をメーカーのサイトからダウンロードしておきましょう。これは一般的なUSBドライバとは異なりますので注意しましょう。また,Android搭載端末の設定画面を開き,⁠アプリケーション」⁠⁠開発」とタップして「USBデバッグ」「スリープモードにしない」の項目にチェックを入れておきます(項目名は機種によって異なる可能性があります)⁠また,⁠提供元不明のアプリ」のチェックを外しておきます。続いてAndroid搭載端末をUSBケーブルでPCに接続し,ドライバをインストールします。エラーになる場合には,Windowsのコントロールパネルから「デバイスマネージャ」を開き,⁠Android ADB Interface」の項目をダブルクリックしてドライバをインストールしましょう。

実際にAndroid搭載端末上でアプリを動作させるために,あらかじめ端末の設定とドライバのインストールを行う

実際にAndroid搭載端末上でアプリを動作させるために,あらかじめ端末の設定とドライバのインストールを行う

画面はイメージです)

サンプルの中でも,最も初歩的なアプリケーションが「PLAYER」サンプルです。これは,前回チュートリアルで作成したアプリと同じもので,アプリを起動してAndroid搭載端末の画面に月面写真を写すと,ロボットの3Dアニメーションが表示されるというものです。まずはEclipseで新しいAndroidプロジェクトを作成します。名称を入力し,ビルド・ターゲットのSDKを設定します。ローカルで動作確認を行うだけですが,ここではパッケージ名を「com.kddi.sampleplayer」としています。設定が終わったら「完了」をクリックします。

サンプルをプロジェクトに読み込む

次に,サンプルページからパッケージをダウンロードします。⁠ダウンロードする」ボタンをクリックすることでパッケージを圧縮ファイルで丸ごとダウンロードできます。⁠PLAYER」の場合は,Android版では「SamplePlayer」のapkファイル,⁠scenario_original」フォルダ,⁠scenario_export」フォルダ,⁠project」フォルダで構成されています。iOS版にはapkファイルは含まれません。

これらのファイルを解凍し,projectフォルダのプロジェクトをEclipseのメニューを使ってインポートします。Eclipseのファイルメニューからインポート→Existing Projects into Workspace を開き「次へ」を押下します。インポートしたいプロジェクトが入っているフォルダを選択し,Copy projects into workspase にチェックを入れて,⁠終了」を押下します。そうすると,インポートが開始されます(実際にはEclipseのワークスペースにプロジェクトデータがコピーされます)⁠

Eclipseの表示は環境によって異なる場合があります。

サンプルのパッケージをダウンロードする。⁠ダウンロードする」ボタンで一括ダウンロードが可能

サンプルのパッケージをダウンロードする。「ダウンロードする」ボタンで一括ダウンロードが可能

画面はイメージです)

さらに,プロジェクトフォルダ直下に「libs」フォルダ,その直下に「armeabi」フォルダを作成し,⁠armeabi」フォルダには実践編でダウンロードした「libsatchAndroid.so」⁠libtiAndroidAR2.so」の2つのファイルを,libs直下には「satch.jar」ファイルを追加します。続いてEclipseの画面左側にあるタブ「パッケージ・エクスプローラー」でプロジェクト名を右クリックし,⁠ビルド・パス」⁠⁠ビルド・パスの構成」をクリックします。⁠ビルド・パス」の設定画面で「jarの追加」ボタンをクリックし,追加した「satch.jar」ファイルを指定します。

ファイルを入れ替えた状態では,Eclipseのプロジェクトフォルダなどに「×」マークが表示されることがありますが,ビルド・パスを設定することで表示されなくなります。基本的には,これでビルド準備完了となります。

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