VB6開発者向け:C#で始める.NETプログラミング

第3回 C#開発の準備

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

C#3.0の設定

C#3.0の開発画面は,一見するとVB6よりもお洒落で斬新ですが,頻繁に使用するさまざまなウィンドウが不足しているように思います。

そこで,皆さんが使いやすいように,いろいろな設定を変更してみましょう。

各ウィンドウの配置を整える

以下のVB6の画面は,私が実際に使用している開発環境の画面です。

ウィンドウの位置や大きさなどの違いはありそうですが,皆さんも同様の画面をお使いではないでしょうか?

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C#3.0の画面は,VB6以上に自由に配置を変更できるようになっています。

以下は,上記のVB6の開発画面に近くなるように配置しなおしてみたC#3.0の開発画面です。

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最初の画面から「プロパティ」⁠出力」⁠エラー一覧」ウィンドウを「表示(V)」メニューから追加した後に,画面の各所に移動することで上記のような画面に簡単に変更できます。

なお,ツールボックスの使用は,フォームをデザインする時に限定されるため,画面左側に縦方向に配置されたタブをクリックすることによって動的に表示されるように設定してあります。

その他の設定

フォントタイプやサイズ,タブ文字数などの詳細な設定は「ツール(T)」メニューの「オプション(O)」を選択することで開く「オプション」ダイアログボックスによって行います。

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なお,Express Editionよりも上位エディションでは,さらに詳細な設定ができるようになっています。C#の開発に慣れてきたら,上位エディションへの移行を検討してみるのもよいかもしれません。

C#3.0を使う

C#3.0の設定まで完了したら,いよいよ実際にC#3.0を使ってみましょう。

Windowsフォームデザイナを使う

現在表示されているWindowsフォームデザイナ画面は,VB6と同様にツールボックスからさまざまなコントロールを配置できます。実際にコントロールを配置するのは,次回以降に行います。

コードエディタを使う

現在表示されているWindowsフォームデザイナ画面上か,ソリューションエクスプローラーのForm1の表示上で右クリックすることでメニューが表示されます。

ここから「コードの表示(C)」を選択すると,編集エリアに「Form1.cs」というコード編集画面が表示されます。ここには,既に一部のコードが記述されています。これらのコードの内容は,次回以降でご説明します。現時点では,ウィンドウを開くために必要なコードだと思ってください。

実行してみる

現時点では,開発環境の設定を変更しただけで,新しく作成したプロジェクトに対しては一切手を加えていません。

この状態で,C#3.0のソフトウェアを実行してみましょう。VB6と同様に,ツールボックスの再生ボタンをクリックするかF5キーを押す,もしくは「デバッグ(D)」メニューの「デバッグ開始(S)」をクリックします。

これによって,次のようなウィンドウが表示されます。サイズの変更や最大化・最小化も可能です。いかがでしょうか?

何もできないソフトウェアです。しかし,紛れもなくC#であなた自身が開発した最初のソフトウェアです。

次回の予定

今回は,C#3.0の開発環境を用意して,単にウィンドウが表示されるだけのソフトウェアを作ってみました。

次回からは,このソフトウェアに少しずつ手を加えながら,前回作成したVB6のサンプルソフトウェアに近づけていきたいと思います。

著者プロフィール

伊藤達也(いとうたつや)

(株)井沢電器設備にて、業務管理システムの開発に従事しています。 この記事の趣旨通り、筆者自身が2005年後半にメインの開発言語をVB6からC#に移行し、2007年には Microsoft MVPアワードをC#で受賞しました。