IM Control & Presence API
今回はWindows Live Messenger IM ControlとWindows Live Messenger Presence APIについて紹介します。どちらもWindows Live Messenger SDKに含まれ,Live Messengerの特定ユーザのプレゼンス(※1)を表示できるものになります。特にIM Controlは,SDKに含まれていますがコーディングすることなく利用ができ,ブログなどのWebページにLive Messengerユーザのプレゼンスの表示およびメッセージの送受信が可能になります。
IM Control
Windows Live Messenger IM Controlを利用すると,Webサイト上にWindows Live Messengerの特定ユーザのプレゼンスを表示できます。またWebサイトの訪問者は,そのユーザとメッセージのやり取りもできるようになります。訪問者はWebブラウザから直接 図1のウィンドウを利用してメッセージの送受信が可能です。訪問者はWindows Live Messengerのインストールは必要なく,Windows Liveアカウントを持っている必要もありません。匿名として発言が可能になっています。アカウントを持っている場合,そのアカウントでサインインしてから発言も可能です。
図1 IMウィンドウ
IM Controlの設置
まず,ユーザ自身が管理するWebサイトへユーザ自身のプレゼンスを設置してみましょう。ここでユーザ自身のプレゼンスとしているのは,自分以外のユーザのプレゼンスも設置が可能だからです。これについては後ほど説明します。
ユーザ自身による設置は簡単です。その手順を以下に示します。
http://settings.messenger.live.com/applications/WebSettings.aspxへ移動します。Windows Liveアカウントによるサインインが必要です。
プレゼンスを公開するため「Web 上で Messenger のオンライン状態を公開し,他のユーザからのメッセージを受け取る」チェックボックスをチェックし[保存]をクリックします。これによりほかのユーザがプレゼンスを確認でき,メッセージの送受信も可能になります。注意書きに電子メールアドレスの公開とありますが,現時点のIM Controlを利用する限りではアカウントのメールアドレスは公開されません。
左のメニュー「Webの設定」から「HTMLの作成」を選択します。図2のようなページが表示されます。メッセージをやり取りするIMウィンドウと呼ばれるコントロール以外にプレゼンスを表示するボタンと状態アイコンの形式が選択でき,いずれかの形式を選択します。またテーマ(色)の選択も可能になっています。
ボタンと状態アイコン形式の場合,IMウィンドウが開くリンクになっています。
ページ下部にHTMLが生成されています。このコードをWebページに貼り付ければ利用できます。
設置が完了したら実際に利用してみましょう。匿名でメッセージの送信が可能ですので,自分自身に送ることもできます。メッセージを送る場合IMウィンドウの「会話を開始します」をクリックします。その際に匿名(デフォルトではビジターという名前になります)またはサインインが選択できます。いずれの場合も表示された文字列を入力する認証が必要です(図3)。
図3 IMウィンドウの認証画面
Windows Liveアカウントでサインインした場合,IM Controlのユーザとしかメッセージ交換ができませんが,ほかのユーザからはオフライン状態として扱われているため,IM Controlを使用時にほかのメンバーからのメッセージ受信を取りこぼしているということはありません。
プレゼンスの公開はいつでも手順の1番目に示したURLから変更が可能です。許可しない状態の場合,IM Controlはオフライン状態で表示され,オフライン状態の場合はプレゼンスの公開・非公開に関係なく名前は表示されません。
- ※1
プレゼンス(Presence: 存在の意),ここではオンラインや退席中などのユーザの状態になります。

