使ってみよう! Windows Live SDK/API

第30回 Bing Maps Silverlight Control SDK

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Bing Maps Silverlight Control SDK

11月にBing Maps Silverlight Control 1.0がリリースされました。これは,Bingサービスの地図検索のBing MapsをSilverlightから利用できるコントロールです。現在利用できるBing MapsサービスはJavaScriptや非同期通信を使用したAjaxによるものですが※1)⁠Bing Maps Silverlight Controlから利用できるBing MapsサービスはSilverlightとDeep Zoomと呼ばれる高解像度の画像をなめらかにズームイン・アウトできる機能を使用しており,これまでとは異なる新しいユーザーエクスペリエンスを実現しています。このコントロールを利用すると簡単にSilverlightアプリケーションへBing Mapsサービスの組み込みや連携が可能です。今回はこのコントロールを使ってみましょう※2)⁠

Silverlight とDeep Zoomを使用したBing Mapsを体験するには,http://dev.virtualearth.net/embeddedMap/v1/silverlight/AerialWithLabelsを見てみるのが手っ取り早いでしょう。このアドレスはWebサイトにiframeタグなどでBing Mapsを埋め込むためのものです。これもMap Controlの内容のひとつです。アドレスにパラメータを付けることで,簡単な制御も可能です。

http://dev.virtualearth.net/embeddedMap/v1/silverlight/Aerial?zoomLevel=15&center=36.0999_139.6549&pushpins=36.0999_139.6549&culture=ja-jp
※1

Bing Maps AJAX Control SDKもあります。第4回で紹介したVirtual Earth Map Control SDKが,以前のバージョンにあたります。

※2

Live SearchやVirtual EarthはBingブランドへ移行しました。Bingブランド発表以降もしばらく開発情報はWindows LiveサービスのなかにBingサービスの開発情報が含まれていましたが,それも完全にBingサービス下へと移行したようです。そのためLiveサービスのAPI/SDKではありませんが,今回は元Liveサービスということで紹介したいと思います。

Silverlightアプリケーション プロジェクトの作成

SilverlightアプリケーションからBing Maps Silverlight Controlを利用するまでの必要な環境を用意していきましょう。

開発環境

Bing Maps Silverlight Control SDKを利用した開発には,Visual Studio 2008 SP1またはVisual Web Developer 2008 Express Edition SP1およびVisual Studio 2008 SP1用Microsoft Silverlight 3 Toolsが必要です。これ以外にも,現在Visual Studio 2010のBeta版を試すことができるので,こちらを使ってみるのもよいかもしれません。本記事ではVisual Studio 2010 Beta2を使用した結果を載せています。

SDKのインストール

Bing Maps Silverlight Control SDKは,Download Centerからダウンロードし,インストールします。内容はVisual Studioから参照して使用するライブラリ(DLLファイル)とヘルプファイル,ラインセンス文書です。通常,⁠%programfiles%\Bing Maps Silverlight Control\V1」にインストールされます(64bit環境では,Program Files (x86)フォルダです)⁠

プロジェクトの作成

Silverlightアプリケーションプロジェクトを新規に作成します図1)⁠このときSilverlightアプリケーションをホストするASP.NET Webプロジェクトも併せて作成します図2)⁠

図1 Silverlightアプリケーションプロジェクトの作成

図1 Silverlightアプリケーションプロジェクトの作成

図2 ASP.NET Webアプリケーションプロジェクトの作成

図2 ASP.NET Webアプリケーションプロジェクトの作成

参照の追加

Silverlightアプリケーションプロジェクトに参照の追加を行います。プロジェクトメニューの「参照の追加」項目から,SDKをインストールした場所,V1\LibrariesフォルダにあるふたつのDLLファイルを選択します図3

図3 参照の追加

図3 参照の追加

以上で,準備が整いました。

著者プロフィール

松江祐輔(まつえゆうすけ)

日本システムウエア株式会社 勤務。現在,ハードウェア設計・検証業務を担当。大学生・大学院生時代はベンチャー企業 有限会社ミレニアムシステムズにプログラマーとして従事。趣味はプログラミング。好きな言語はVisual Basic。Microsoft MVP for Windows Live Platform(Jul 2010 - Jun 2011),Windows Live(Jul 2011 - Jun 2013)。

URL:http://katamari.jp

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