オリジナルコレクションの作成
今回も前回に続いてLive Labs Pivotです。前回はPivotの使い方とその仕組みについて簡単に紹介しました。今回は,Pivotで閲覧できるコレクションを作成してみましょう。
コレクションは,Collection XML(CXML)とDeep Zoom形式の画像から成っています。どちらもプログラムから生成することが可能ですが,より簡単にコレクションを作成できるようMicrosoft Office Excelのアドインが用意されています。今回はこれを使用したコレクションの作成を紹介します。
Pivot Collection Tool for Excel
コードを書かずにPivotのコレクションを生成できるExcelアドイン,Pivot Collection Tool for Excelは,PivotのWebサイトからダウンロードできます。Excel 2007以降に対応したアドインです。現在,Office 2010のBeta版がダウンロードが可能ですのでOfficeの試用と併せてアドインを使ってみるのもよいかもしれません。
インストールするとExcelのリボンにPivot Collectionsが表示されます。図1はNew Collectionボタンをクリックして新しいコレクションを作成したところです。
さっそく,コレクションを作成していきましょう。まずNew Collectionボタンをクリックします。クリックにより作成されたシートにコレクションの情報を入力していくことでコレクションを作成できます。
シートの1行がコレクションのひとつのアイテムに対応し,各列がFacet Category,各セルの値がFacetに対応しています。
画像の追加
簡単な例としてWindowsのサンプルピクチャのコレクションを作成します。コレクションに追加する画像は,Image Location列にパスを直接入力するか,Choose Imageボタンから追加またはImport Imagesからまとめて追加します(図2)。
Image Location列には,httpから始まるURLも入力できます。パスが入力されると自動でPreview列にその画像が表示されます。このPreviewの表示は,Excel操作中に何度も画像の読み込み・表示される場合があるため,その他の項目から入力し最後に画像パスを設定するほうがよいでしょう。また,URLを入力した場合,コレクション生成時に正しく画像をダウンロードできない場合があるようです。画像を一度ダウンロードして,ローカルパスを指定したほうが確実です。
基本情報の入力
コレクションの基本的な情報として,アイテムの名前とリンク先(アイテムから移動できるWebサイト)をName列とHref列に入力します(図3)。
名前とリンク先は省略可能です(画像を省略してもコレクションは生成できます)。名前とリンク先はFacet Categoryではなく,アイテムの基本的な情報としてCXMLに記述されます。
同様にDescription列にはアイテムの説明を記述します(省略可)。この説明もFacet Categoryではなく特別な値として扱われます。入力した内容はインフォパネルの説明欄に表示されることになります(図4)。
参考までにCXMLは次のように記述されています。名前とリンク先はItem要素の属性として,説明はDescription要素として記述されていることがわかります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Collection xmlns:p="http://schemas.microsoft.com/livelabs/pivot/collection/2009" SchemaVersion="1.0" Name="New Collection2" xmlns="http://schemas.microsoft.com/collection/metadata/2009">
<Items ImgBase="New Collection2_files\evrc05n1.m5u.xml" HrefBase="http://ja.wikipedia.org/wiki/">
<Item Id="0" Img="#0" Name="菊" Href="%E3%82%AD%E3%82%AF">
<Description>キク科キク属の植物。</Description>
</Item>
...
</Items>
</Collection>

