デベロッパー必見!WordPress開発 A to Z

第4回 WordPress用開発環境を整える(その4)

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さて,一通りのインストールと確認が完了し,ゲストOS が⁠使える状態⁠になりました。⁠Linuxを使うのは初めて」という方も,多少使いなれているという方も,気兼ねなく色々な操作を行いたいものです。⁠よくわからないところを操作したらPHPが動かなくなった」などと言うことも十分に考えられますし,そのような懸念を考慮して慎重に操作するのは開発環境としてはいささか生産性に欠けてしまいます。

このような考慮を念頭から外すため,今までの操作によって構築されたゲストOSの状態をVirtualBoxの⁠スナップショット⁠という機能で保存しておきます。

一旦撮影したスナップショットは,いつでもボタン1つで撮影した状態に戻せるものですので,万が一動かなくなってしまった,または少し違う環境に整えたいので最初からやり直したい,というような場合にお使いください。前述の「よくわからないところを操作してしまった事によって PHP が動かなくなってしまった」というような際にもスナップショットを使う事でここまでの状態に戻すことができます。

スナップショットは複数保存することができますので,WordPressをインストールした後にまた撮影するのも良いでしょう。

VirtualBoxを起動して⁠スナップショット⁠タブに移動します。

Ctrl+Shift+sを押すか,スナップショット作成ボタンをクリックするとスナップショットの撮影が始まります。

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まず,次のダイアログのようにスナップショットの名前と,概要を入力します。入力する内容はご自由に決めてかまいません。

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OKを押すとスナップショットが撮影されます。

このように撮影したスナップショットが表示されていれば撮影は完了です。

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撮影したスナップショットに戻したいときはCtrl+Shift+rを押すか,スナップショットに復元ボタンをクリックしてください。

開発環境の完成

これで開発環境の構築は終了です。お疲れさまでした。

今回はPHP4をインストールしましたが,PHP5でも同様のことができますので,PHP4とPHP5の環境を頑張って1つのサーバに収めるくらいならば2つの仮想マシンにPHP4とPHP5をそれぞれインストールしてみてください。

また,Web制作の現場では Internet Explorerに限らずFirefoxやChromeなどさまざまなブラウザにおけるバージョン間の差異を把握する必要があり,このような際にもバージョンごとに仮想マシンを作成しておくと便利です。実際筆者は複数の仮想マシンを作成し,それぞれにInternet Explorer 6から9までをインストールしたり,Firefoxの2から3までをインストールしたりしています。

それぞれはインストール直後にスナップショットを撮影しておき,案件ごとインストール直後の状態に復元してブラウザチェックを行っています。その際は今回のようにサーバではなくクライアント用途ですので,ホストOSのWindowsにWindowsのゲストOSをインストールするということになります。

開発者にとって,開発環境は仕事の現場であると同時に学習の場でもあります。環境を整えるだけでも学べることはたくさんありますので,ぜひ一度チャレンジしてみてください。

次回からは今回作った開発環境にWordPressをインストールして実際に動かし,プラグインの作り方を0からすべてお伝えします。

著者プロフィール

林亮(はやし りょう)

株式会社SPaiS代表取締役。

URLhttp://twitter.com/spais

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