Android Weekly Topics

2014年7月第5週Android OneやAndroid Wearに関する最近の動向

Android Oneの第一弾は、100USドル程度で10月にも発売される見込み

Google I/Oで発表された「Android One」プログラムは、新興市場向けにハイクオリティで安価なAndroid端末を提供するためのものです。これの第1弾製品が、10月にも発売される見込みで、価格は100USドル程度になることが分かりました。いよいよ、次の10億人へのアプローチが始まります。

端末を発売するのは、インドの端末メーカ「Spice」です。Google I/OでもAndroid Oneプログラム参加メーカとして発表されています。

発売される端末のスペックは公表されていませんが、Google I/Oでは、同じプログラムに参加する「Micromax」の端末スペックが紹介されました。これは、Dual SIM, SD Card, 4.5" Screen, FM Radioとされています。新たな情報としてMediaTekのプロセッサ「MT6575」が採用されるとされています。

これは、最大1GHzで動作するシングルコア ARM Cortext-A9で、GPUは PowerVR Series5 SGX、960 x 640までのディスプレイ解像度、720pサイズの動画の撮影と再生、8MPのリアカメラ、3G/HSDPA、802.11x Wi-Fi, Bluetooth, GPS, FMラジオのスペックを持ちます。Spiceの端末もこれに近いものとなるはずです。

Android Oneは、Playストアのサポート、Googleによるアップデートを基本としています。Androidを使った新たなプラットホームとも言われますが、先のMediaTekのプロセッサであれば、最新のAndroidが十分な速度で動作するので、Android派生のOSと言うよりは、低価格のAndroid端末を開発するための設計を示したものと言えそうです。ベンダーによるカスタマイズも可能としていますが、Google自らアップデートを行うとしているので、独自アプリを追加するなど、範囲が限られたものになると考えられます。

低価格のスマートフォンと言えば、Firefox OS端末ですが、これは25USドル程度になるとされています。100USドルまでを25USドル単位で見ていくと、50USドルと75USドルが残されています。ここに、さらに安価なAndroid端末が登場するのか、それともWindows Phoneが入ってくるのか気になるところです。

Android Wearがクルマのキーになる?

まだ、登場して間もないAndroid Wearですが、さまざまな用途で使われはじめました。そのひとつが、米国の電気自動車メーカーTesla Motorsが販売するクルマ「Tesla Model S」を遠隔操作できるアプリ「Tesla Command」が登場しました。

Tesla Model Sのダッシュボードには、17インチのタッチスクリーンがあり、ここには、最も進んだインフォメントシステムが搭載されています。このシステムでは、ナビやオーディオ、エアコンの操作だけでなく、サンルーフの開閉、ライトの点灯、ブレーキバランスの調整、車高の調整までは行えます。ビデオでも確認できるので、興味のある方はご覧下さい。

Tesla Commandは、ドアロックと解除、ホーンを鳴らず、サンルーフの開閉操作が行えます。クルマが高度なシステムを搭載しているので、Android Wearでドアロックが解除できるくらいでは驚きませんが、同じことができるクルマが少ないのと、もう少し高度になれば、事前に車内温度を確認して、必要であればエアコンをオンにすると言った使い方もできるようになるかもしれません。

似た組み合せでは、Pebbleとメルセデスがあります。これも同様のコントロールができます。たとえば、オーディオやナビをダッシュボードで操作しない日が来るとは思いませんが、腕時計でも操作できるようになれば、クルマが変わっても同じ使い勝手で使えますし、運転中も視線を移動しなくて済みます。また、操作系だけでなくても、休憩をうながすお知らせやガソリン残量が少なくなった時のお知らせも考えられます。まだまだ、クルマとIT機器の関係は、さまざまな考えを入れる余地がありそうです。

今週は、このあたりで。また、来週。

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