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2015年8月第4週 Android Mのコードネームは「マシュマロ」

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Android Mのコードネームは「マシュマロ(Marshmallow)」に決定

GoogleはAndroid Mの名前で,プレビューリリースしていた次期Android OSのコードネームを「マシュマロ」に決定したと発表しました。これにはメジャーバージョンが与えられ,バージョン番号が6.0となりました。

Android 6.0 Marshmallowは,今秋のリリースですが,おさらいのために実装される主要機能を振り返っておきます。

  • OSレベルで指紋認証に対応
  • アプリのアクセス権限をユーザが任意に設定可能
  • バッテリーを長持ちさせる「Doze」モードを実装
  • 自動バックアップをアプリデータも対象に
  • クイック設定パネルのカスタマイズが可能に
  • ステータスバーのアイコン表示がカスタマイズ可能に
  • 日本語システムフォントがモトヤフォントからNote Sans CJKに変更
  • ロック画面や任意の画面でも音声検索が可能に
  • ホーム画面が横画面に対応。また,縦スクロールが可能に
  • テーマ機能の追加
  • アラームのみ鳴るサイレントモードの追加

気になるのは,プレビュー版で無効になっていたマルチウィンドウ機能です。マルチウィンドウといってもオーバーラップするものではなく,スマートフォンでは2分割,タブレットでは4分割でタイル表示できるものです。今回のリリースでは,この機能は含まれないと思われますが,今後のリリースで有効になると思われます。また,Samsungが18インチの画面を持つタブレットを開発しているのは,これが関係しているのかもしれません。

SDKは最終版をリリース

コードネームの発表と同時に,Android 6.0 SDKの最終版もリリースされています。これは,Android StudioのSDK Managerを使ってダウンロード可能になっています。また,Android 6.0ではAPI Levelが23となっており,マニフェストのtargetSdkVersionを23にすることで,自動バックアップやアクセス権限などの機能が有効になります。

Playストアには,クローズドベータやオープンベータを実施する機能があります。Android 6.0は,広範囲に改良が加えられています。この機能を使ってロールアウトしながらAndroid 6.0への対応を進めることも考えられるので,試してみるのはいかがでしょうか。

XiaomiのMIUI 7にOpera Maxが組み込み

Opera SoftwareとXiaomiが提携して,Android 5.1.1にカスタムユーザインターフェースを実装したMIUI 7にOpera Maxの通信データ圧縮技術を組み込んだと発表しました。

MIUI 7には,Dara Saver機能が搭載されます。この機能にOpera Maxの技術が統合されており,有効にするとデータ通信量を節約できます。

Opera Maxの新バージョンでは,これまで対応してなかったYouTubeや日本でサービス開始予定のNetflixに対してもデータ通信量の節減が可能になりました。これまで,これらのサービスで使われているような暗号化通信に対しては,Opera Maxの通信データ圧縮技術はうまく働きませんでした。しかし,新バージョンでは,サービスに対して低速度向けのコンテンツを要求することで,データ通信量を削減します。また,サービスと直接やり取りを行うのでOperaのサーバーを介することなく利用できます。

Opera Maxのような技術は,データ通信量に制限がある格安SIMを使うユーザにとっても有効です。格安SIMのキャリアで,セット販売する端末に対してOpera Maxがプリインストールされれば双方にメリットがあります。月額使用料も重要ですが,そろそろ通信品質が重要視されるころでもあるので,Xiaomiに続いて日本でも活用事例が登場してほしいものです。

今週は,このあたりで。また,来週。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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