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2015年10月第5週LGがIntelと共同でモバイル用CPUを開発中?ほか

LGがIntelと共同でモバイル用CPUを開発中?

LGがIntelと共同で、スマートフォン・タブレット用のCPUを開発していると韓国メディアの「韓国経済」が業界筋からの情報として報道しています。

韓国経済によれば、今年始めに共同開発の協議を開始して、Intelの14nmプロセス技術を使うことを前提として、最近開発が始まったとしています。これは、GoogleとLGの蜜月を見れば、次期Nexusシリーズに搭載される可能性も考えられます。

AppleのAシリーズやSamsungのExynosシリーズなど、自社でCPUを開発しているメーカは市場でも大きなシェアを獲得します。これらのメーカと比較すると独自CPUを持たないメーカは烏合の衆とも言える状況です。それだけCPUが独自色を打ち出すための重要な要因となっているのと、独自CPUを搭載するほどの力を入れなければ、生き抜くことができない厳しい市場になっていると考えることができます。

LGに話を戻すと、同社は自社開発のCPUを搭載した端末がなかったワケではありません。

昨年10月に発売された「LG G3 Screen」には「Nuclun」と呼ぶCortex-A15のアプリケーション・プロセッサとIntelのLTEモデムを内蔵する独自CPUを搭載していました。その後、続くモデルは出ていませんでしたが、おそらくこれの後継となるCPUが登場してくることになるはずです。

スマートフォンやタブレットは、他のIT機器と比較してもすばぬけて高い品質です。

多くの人がこれを当然として、日々の生活の中で使っているので、つくる側も状況の変化に対応すべく、異なる意識と取り組みを持って開発するのが当然となるのだろうと考えさせられるニュースでもあります。

オーディオレイテンシがAndroid 6.0 Marshmallowで改善

Androidは登場したときから、操作をしてから実際に音が再生されるまでの時間「オーディオレイテンシ」が高い(遅い)と言われています。iOSでは、星の数ほどある音楽系のアプリがAndroidでほとんど見かけないのは、オーディオレイテンシの高さが理由のひとつでもあります。これがAndroid 6.0 Marshmallowで改善されたので、Googleが開発者向けに資料を公開しています。

Googleが公表した資料を見ると、Android 2.3.6を搭載するNexus Oneでは、音を入力して処理されから出力されるまでのラウンドトリップが345msと公表されています。これだけ時間がかかると多くの人が遅れを感じるはずです。これが、Android 6.0を搭載したNexus 6では、33msの結果になっており10分の1まで短縮されています。ただ、人間は10ms以上の時間の差が出ると遅れを感じるので、改善後のNexus 6でもダメで、最も良い結果を残しているNexus 9の15msで、なんとか許容できるレベルです。

Google以外で同様の資料を公開しているSuperpoweredの資料を見ると、iOSは、いずれの機種でも10ms前後の結果で、先で上げたように音楽系のアプリが多いのも納得できます。

Superpoweredの資料をみると、HTC HTC  OneやSHARP SHT22では860msと、1秒近くかかっている端末もあります。これだけ処理時間がかかると誰でも遅れたと感じるはずで、この性能では音楽系アプリは夢物語です。

Android OSは、ハードウェア層からALSAを通過して、OSのAudioManagerを経由するような造りでソフトウェアが二層にになっています。この仕組みを変えない限りはiOSのような結果を得られないかもしれません。今後市場が拡大するであろう、VR系のアプリでも頭を動かすと絵は動くけど、音が遅れて再生される状態では使い物にならないはずです。ダメの烙印を押される前に、もう一段上の性能が出るような改善が行われることを期待します。

今週は、このあたりで。また来週。

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