Androidケータイの歩き方

第35回 AndroidケータイでGoogle+を使う(その2)

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前回は駆け足でのご紹介になったので,今回は,もう少し踏み込んでAndroidケータイ向けのGoogle+クライアントをご紹介します。

サークルとは?

踏み込んだ説明に入る前に,Google+で肝となるサークルをご紹介します。

サークルは,高校や大学でいうサークルと同じ概念で,家族や友達のサークルを作成して,そこに,やり取りする相手を登録していきます。このサークルは,以降でご紹介するストリームやフォトで公開先として使われます。これまでのSNSでは,投稿や写真の公開は,全員か個人のどちらかだけでしたが,Google+では,サークルを公開先に指定することで,特定の人達だけに情報を公開できます。

ストリームに投稿

ストリームは,Twitterでいうところのタイムラインに相当しますが,少し考え方が違います。

ストリームを表示しているところ

ストリームを表示しているところ

Twitterのタイムラインは,すべてのユーザに対して発信しているのに対して,Google+のストリームは,すべてのユーザの他に,特定のサークルや個人など,宛先を指定して発信することができます。たとえば,友人ばかりが登録されている「友達」というサークルがあるとすると,投稿時に公開の範囲を「友達」に限定すれば,友達のサークルに登録されているメンバーだけに投稿が公開されるというワケです。写真付きの投稿などは,公開範囲を限定したいということは良くあるので,便利に使えるはずですし,もしかすると予想外の使い方ができる仕組みかもしれないと思わせる仕組みです。

個人に対する発信の見せ方もユニークです。

これまでの概念では,個人宛の投稿は全員宛の投稿とは,別物の扱いにして見せ方・使い方も変えていましたが,Google+の場合は,分け隔てなくストリーム上に表示され,宛先が個人が全員かで区別されるだけです。個人宛の場合,それへの返信もストリーム上に表示されます。

個人宛のストリームを表示しているところ

個人宛のストリームを表示しているところ

今までの作法とは違うので,好みが分かれるかもしれませんが,やり取りはストリームだけを確認していれば良いので筆者は好印象です。Google+のストリームで,やり取りをはじめるとGMailでのやり取りが面倒で古くさく感じるほどです。

ストリームへの投稿は,お決まりのように写真付きや位置情報付きでの投稿も可能です。こうした機能は,多くのSNSで実現しているので,特筆すべき内容ではありませんが,取りこぼすことなく対応しているのは,競合相手を明確に設定しているためだと思われます。

フォトとは?

Twitterは,テキストでのやり取りなので,写真付きの投稿は外部サービスに頼るしかありませんが,Google+は,外部サービスに頼ることなく,写真付きで投稿が行えます。投稿された写真は,Facebookと同様の仕組みが用意されており,写真を確認しながらコメントを付けることができます。そのコメントは,必ずストリームに表示され,コミュニケーションは,必ずストリームに集約されるポリシーが貫かれています。

フォトを表示しているところ

フォトを表示しているところ

フォトでも,ストリームで紹介したサークルの概念が取り入れられています。

例えば,サークルのメンバーが投稿した写真は「サークルの写真」として投稿順に表示され,誰の写真なのかを確認できます。また,写真にコメントを残すことができ,そのコメントはストリームに表示されます。

自身のアルバムもGoogle+で管理できます。

このアルバムは,Picasaと連動しているので,Picasaでアルバムを作成するとGoogle+にも反映されます。Picasaの写真共有は,これまで特定されづらいURLを相手に伝えるざっくりとした方法でしたが,相手もGoogle+を使っているのであれば,サークルや個人と安心して写真共有が可能になります。

Androidケータイ向けのアプリならではの機能としては,カメラアプリで撮影した写真を即時アップロードができる「Instant Upload」機能があるのも特徴的です。Androidケータイは,ガラケーと比較すれば写真をパソコンへコピーするのは,苦になる作業ではありませんが,Google+をAndroidケータイで撮影した写真の管理場所と位置づければ,撮影すればワイヤレスで自動的にアップロードできるので,これ程便利な物はないと実感できるはずです。

Instant Uploadの設定画面

Instant Uploadの設定画面

Androidケータイからアップロードされた写真は「携帯電話の写真」として管理され,共有しない限りは自身しか観られません。アップロードした写真は,Web版のGoogle+経由で共有写真として公開することも可能ですし,必要なければ削除することもできます。ここまでできて残念というか,アップロードなので当然なんですが,Webに写真をアップロードしても写真は,端末に残されたままになります。同様に,Webの写真を削除しても,端末の同じ写真が削除されることはありません。これがアップロードではなく,Webと端末の同期であれば,文句の付けようがないくらい便利な機能となるはずです。

相性と将来は抜群

Google謹製のクライアントソフトだけに,Androidケータイとの相性は抜群で,非常に使いやすいアプリに仕上がっています。

Google+をまだ多くの人が使っていないので,コミュニケーションをこれだけに絞ることはできませんが,利用者数が増えれば,連絡を取るために,まずはこのアプリを立ち上げるといった使い方にかもしれないと感じさせてくれます。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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