[自転車イラスト紀行]徒然走稿

第三十回「能登へ その2」

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能登島一周

地図:ツーリングマップル中部 旺文社

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能登半島にこんな大きな島があるのって知っていましたか?

知っていた?

私は知らなかったのです。知ってしまった以上は上陸しなくてはいけない。上陸して一周しなくてはいけない。

島とは上陸と一周のためにあるのです。

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合併でこの辺り一帯が七尾になってしまったけれど,元々の七尾が今回のスタート。七尾市街を抜けて,海沿いへと右にハンドルを切ります。

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小さな峠を越えれば目の前に七尾南湾が広がります。

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対岸に見えているのが能登島大橋。左手の半島と右手の能登島を繋いでいます。

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湾沿いを走る道は『香津浦しおさいロード⁠⁠。名前の通りさわやかな道です。

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小さな漁港・石崎町はお祭りの真っ最中でした。境内ではなく街中に屋台がずらりと並ぶ懐かしい風景。神社と町の人たちが一体になってお祭りを祝っている空気を感じます。私の住んでいる日野市も,昔は神社からあふれ出すように街中にも屋台が立ち並んでいたのですが,今はこじんまりしてしまい残念です。

能登大橋にやってきました。

橋の南詰め右側には綺麗なトイレのある休憩所があります。

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白く塗られた能登島大橋は真ん中あたりで一端高くなり,島に向かって下るようになっています。波をイメージして作られたのかも知れません。

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その日何台車が渡ったのか意味なくお知らせしてくれるカウンター表示の下をくぐってすぐ,右手に市営無料駐車場とバスターミナルがあります。寂れてはいても飲食店も営業中。

アプローチが車なら,ここにデポジットして島を一周することができます。

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七尾南湾を望みながら海沿いの道,海沿いの道と辿っていきます。

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湾の向こうに前回走った観音崎が見えてきました。岬の先にポツンと観音島を望むことが出来ます。

海沿い,海沿いと地図も見ないで辿っていたら行きどまってしまいました。

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この美しい内湾は"メンニャ"と呼ばれているそうです。面白い名前には何か謂われがありそうですが,特になんの解説も見あたらないので元来た道を戻ります。

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小さな岬をふたつ越えて南七尾湾の入口・小口瀬戸沿いに出ます。空の青さが東京とは違いますね!

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小口瀬戸からゆったりと外洋へ向かうのは大型のタンカーです。対岸にある火力発電所に石油を運んだ帰りでしょうか。

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小口瀬戸の向こうに観音島がはっきりと見えてきました。再訪したいパワースポット(たぶん)です。

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野崎集落。このあたりで全体の四分の一を走りました。

著者プロフィール

杠聡(ゆずりはさとし)

イラストレーター,ライター。東京都日野市在住。技術評論社刊の単行本カバーなど広告,出版でのお仕事をベースに,自転車旅行で出会った風景や人を題材にした作品づくりを続けています。

URLhttp://www.yuzuriha.com