ただのメモでは勿体ない!Evernoteに人生を記憶しよう

第1回 Evernoteとは? -情報収集/整理/活用のススメ-

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必要な時に必要な情報に到達できる

いつでも情報にアクセスできるからといって,必ずしも必要な情報に到達できるとは限りません。それは情報を引き出すために必要な「どこにその情報を保管しているのか」という情報まで人は忘却してしまうからです。

Evernoteでは「ノートブック」⁠タグ」などの整理分類の仕組みと画像内の文字も認識も可能な「検索」機能を備えているため,きちんと整理分類さえを行っておけば,必要な時に必要な情報に到達することができるのです。

ノートブック

ノートブックは,作成したメモ対してに一つだけ設定することができる分類項目です。自分の役割(会社員,夫,父親など)や情報の種類(参考資料,メモ,Blog下書きなど)⁠ステータス(未着手,作成中,完成など)といった属性が重なることのない分類で作成するようにしましょう。

例えば,⁠仕事用」「参考資料」を時系列で追いかけることが多いのであれば,この役割と情報の種類を組み合わせた単位でノートブックを作成するようにします。

タグ

タグは,作成したメモに対していくつでも設定することができる分類項目です。

例えば論文を整理するときであれば,⁠金融工学」⁠経営学」⁠経済学」といった学名のタグや「ヘンリー・ミンツバーグ」⁠ピーター・ドラッガー」などの人名のタグ,⁠イギリス」⁠アメリカ」⁠ドイツ」といった国名のタグなどを用いるとよいかもしれません。

タグの良いところはノートを横断できるところで,金融工学のタグを選択すれば,金融工学に関する授業ノート,論文,自分が過去に書いたレポート,Webで見つけた解説記事などの情報がノートブックの枠を超えて手元に集まってくるのです。

図7 ノートブックやタグを使って情報を整理することで情報の再利用性が高まる

図7 ノートブックやタグを使って情報を整理することで情報の再利用性が高まる

検索

最後は検索です。Evernoteでは作成したメモに対して全文検索を行うことが可能です※4が,特筆すべきは,全文検索の対象が画像中の文字まで対象としているところでしょう。

原稿執筆時点では画像中の日本語認識機能はリリースされていないのですが,3月3日の日本語版リリース時に「日本語認識は90日以内にリリース予定」という発言がありましたので,近々利用可能になるはずです。

図8 画像中の文字が検索できるため,写真メモの効用はぐっと高まる

図8 画像中の文字が検索できるため,写真メモの効用はぐっと高まる

※4
Evernoteの検索エンジンにおける日本語検索能力は3月3日の日本語版リリース以来大幅に向上しました。以前はあまりにも区切りがおかしかったため,""でくくって検索するという暗黙のルールがあったくらいです。

情報過多の現代だから

インターネットが本格的に普及しだしてから既に10年以上が経過し,その発展と共に個人が一生の内に触れることができる情報の量は爆発的に増加しました。TVや新聞からだけでなく,携帯から,PCから情報は次々と押し寄せてきます。

ただ,実際の所,私たちは押し寄せてくるこの膨大な量の情報にどう立ち向かえばいいのかよく分からないまま,今も成長を続けるインターネットと接し続けているのです。例えるならば,航海法も教えられずにいきなり小舟一つで情報の海に放り出され彷徨っている状態といえます。

こんな情報過多の時代だからこそ,効率よく質の高い情報を仕入れ,それをいつでも取り出せるようにきちんと整理し,必要な時にその情報を取り出し活用する,そんな情報の収集/整理/活用の術が求められるのではないかと考えられます。第2の脳とも言えるEvernoteは情報過多な現代における情報整理の根幹を担うツールとなるでしょう。

第1回は主に概念的な紹介になりましたが,今後はより実践的な使い方について説明していきます。次回「Evernoteを使ってみよう!」をお楽しみに!

著者プロフィール

北真也(きた しんや/beck)

普段はモバイル業界でシステム開発に従事。ライフハックブログ「Hacks for Creative Life!」を主宰し,EvernoteをはじめとしたクラウドサービスやiPhoneを使って仕事や生活をもっと快適にできないかを日々探求中。その他,手帳術,メモ術,文房具が大好物。

Twitterhttp://twitter.com/beck1240
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