採用情報販売促進部員募集のお知らせ


連載

まだ間に合う「ITパスポート」受験対策 原山先生の短期合格塾

第1回 受験対策のスタートは,過去問を見よう!

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分

この記事は,平成22年度春期試験の対策用に執筆したものです。記事中の試験概要や問題内容に関する記述は,その時点での情報を基に執筆していますので,ご注意ください。

はじめまして,短期合格塾を担当する講師の原山です。今日,2月18日は,ITパスポート試験の受験申込み最終日でしたね。

申し込んではみたものの,4月18日の試験日まであと2か月しかないし,どうやって勉強しよう…と悩んでる人もいるでしょう。今回は,そんな短期合格を目指す人のための,対策スタートガイドです。

ナニはトモアレ,試験問題を見てみよう

どんな試験でも,一番効率が良い学習方法は,まず過去問題を見て出題傾向をつかみ,それに必要な受験対策をすること。

ITパスポートは,昨年の春から始まった試験です。情報処理技術者試験センターWebページの「スペシャルコンテンツ」に,昨秋の分も含めて2回分の問題が掲載されています。わざわざ解答する必要はありませんので,ザッと全問を眺めてください。まだ勉強も始めていない今の時点で,解けないのはアタリマエ。???な問題が多くても,すこ~しだけガマンして,とにかく最後まで読んでみてください。

ITパスポートの試験問題は,3分野の「小問」+「中問」

とはいえ,予備知識もなく,ひたすら問題を読むのはあまりにシンドイでしょうから,試験問題の構成について,ちょっとだけお話しておきます。

ITパスポート試験では100問の問題が出題され,解答はすべて四肢選択,マークシートに記入します。試験時間は2時間45分。

100問は4つの部分で構成され,最初の部分はストラテジ系分野(一般業務に関する基礎知識),2番目の部分はマネジメント系分野(システム開発プロジェクトの管理や運用管理に関する基礎知識),3番目の部分はテクノロジ系分野(コンピュータシステムの技術に関する基礎知識)の問題です。

ここまでの部分は1問1答タイプで「小問」と呼ばれ,そのほとんどが用語の意味を問う問題になっています。

4番目の部分は「中問」と呼ばれています。問題の冒頭に「ある業務の内容や条件」が提示され,それに基づいて各分野から何問かの小問が出題されるという形式です。こちらは,示された条件から判断したり,必要な数値を計算する問題内容になっています。

小問の得点は各10点,分野別に最低点が決められており,各分野とも分野別得点が3割以上であること。さらに総得点が600点以上(1000点満点)であれば合格です。

参考書は「気持ちいい」ヤツを選ぼう

答えがわかんない問題ばかりだったって? でも,なんとな~く聞いたことのある言葉も混じっているでしょ? その「あやふや」な情報に,これから勉強する情報を結びつけて足し,「確かな情報」を増やせば大丈夫,ちゃんと正解が「わかる」ようになります。

すでに本物の試験問題を見たので,受験対策のゴール地点は確認済み。また,スタート地点の「あやふや情報」もちゃんとあることが判明したワケですから,ここまでで受験対策の20%は終了~!

次は,気持ち良く「確かな情報」を増やしてくれそうな参考書を選びます。参考書はその書き方に著者の個性が出るので,相性が良くないと学習効率も下がり気味に…。

できれば,ITパスポート試験の参考書を何種類か取り扱っている大型書店で何冊か手にとり,同じ項目を目次や索引から探して,読み比べてみましょう。たとえば,「マトリックス組織(ストラテジ系分野の古典的な用語)」「SLA(マネジメント系分野の新しい用語)」「2進数→10進数の変換方法(テクノロジ系分野の計算問題)」などがよいですね。

ちなみに,「探すための手段がない」って参考書はちょっと辛いかも。勉強している最中も,「あれ?あの言葉って何だったっけ?」と確認したくなることが多いので。

春試験の予想合格率は6割,問題難易度は昨春と昨秋の中間?

「『ゴール地点は確認済み』って言うけど,春と秋じゃ問題の難しさが違ったみたい…?」って気づいたあなたは,とってもスルドイ!

得点の統計値から計算すると,初回試験だった昨春の平均得点は1000点満点の700点前後,第2回目の昨秋は600点前後。しかも,昨秋の試験では,難易度補正のために80点を上限に各受験者に得点を上乗せしています。おそらく補正前の得点平均は550点前後でしょう。およそ150点もの違いが,春と秋との難易度の差を示しています。

また,春試験では72.9%もの受験者が合格していますが,秋試験の合格率は得点に上積みをしてやっと50.7%。春の合格者が主催者側の予想に反して多かったために,秋の問題は意図的に難易度を上げたのでしょう。その結果,今度は難しくて合格率が下がりすぎたために得点を加算したようです。

この得点調整や合格率の値から,今度の春試験の合格率は60%前後,問題の難易度は昨春の試験と昨秋の試験の中間くらいだろうと予想することができます。

えっ? 合格率6割と聞いたら,まだ勉強も始めてないし,ちょっと不安になってきた? 心配しなくても大丈夫。次回からは,どうやれば短期間で合格できる受験対策がとれるのか,具体的な対策方法や目からウロコ!という裏ワザを伝授していきましょう。

著者プロフィール

原山麻美子(はらやままみこ)

情報処理試験対策用の書籍・雑誌やパソコン関連ムック等の,企画・執筆・編集など,IT関連全般の出版に携わる。専門学校の講師,ラジオ講座のアドバイザーなどの経験もあり,受験者への具体的で細やかなアドバイスは,わかりやすくて実践的だと好評。著書「基本情報技術者らくらく突破表計算(編著)」「ITパスポート試験のよくわかる教科書(共著・編著)」など。