決済会議

第35回ビットコイン利用者に聞いてみた

こんにちは、スマレジの山本です。前回からビットコインについて書いています。今回は僕の身近に利用者がいたのでインタビューしてみました。

インタビュイー

K氏
東京在住 26歳、IT関連企業勤務。Squareのジャックドーシー氏が来日した際 ツーショット写真を依頼するほどのネットギークです。

Q:ビットコインを始めたきっかけは?

海外製のシェアウェアを入手するときに、クレジット決済と現地通貨での振り込み、ビットコイン振り込みから支払方法が選べたので、お試しついでに始めてみました。初めて訪ねた海外のWebサイトでクレジット情報を入力するのは気が進みませんでしたし、現地通貨での振り込みなんてそもそもどうやったらできるかもわからないですからね。

Q:ビットコインをどこで入手(購入)しましたか? どこでどうやって入手しましたか?いくらぐらい? またそのときの感想などを教えてください。

取引所と呼ばれるWebサイトが多く存在するのですが、そのときはビットバンクウォレットというサービスで購入しました。クレジット決済しか購入方法がなく、セキュリティに不安を覚えつつもカード情報を入力、日本円で3,000円分購入しました。

残高がきちんと反映されたときはホッとしました(笑⁠⁠。ちなみに、1btc(ビットコインの通貨単位)って日本円にすると大体2万8,000円相当になります。3,000円分だと約0.107btcですから、あれ?こんな少ないの?って最初は思いましたね。

Q:ネットで買い物する際に、ビットコインで支払ったと聞きました。具体的な支払い方法や現金との違いなどを教えてもらえますか?

たとえばネットバンキングですと、確認用に乱数表の入ったカードが届きますよね。送金のときも指定された乱数を入力すれば手続きできますけれど、ビットコインにはそういったものはありません。その代わりに「ビットコインアドレス」と呼ばれるURLが生成されて、どのアドレスにいくら送金するかを指定します。

一見複雑に思いましたが、手元にカードがなくても手続きができる分、かえって手軽に感じています。また現地通貨での支払いではなく、あくまで外貨扱いなのでレートによって支払う金額が変わります。考えてみれば当然なんでしょうが、普段では外貨で払う習慣がないので何だか新鮮でした。

Q:今後ビットコインはどうなると思いますか? ビットコインの将来性や想いを教えてください。

Web上に生きる通貨ですから、今後もより多くのオンライン決済の場で活躍に期待しています。クレジットカードを持たなくとも決済できる点は強みだとも思いますし、国外送金や懸賞金の配当等でも手続きが楽になると思います。ただし、こと日本に関しては圧倒的に知名度が低いですし法整備も果たしてどこまで進むかわかりません。

日本でもぜひ先手を打つ対策や規制の制定や、公共サービスでの率先的な導入などで、老若男女問わず安心して広く明るく使えるWeb決済のスタンダードとして活躍する未来に期待しています。

いかがでしたでしょうか。まだまだ知名度が低いですし、漠然とした不安はなかなか拭えないものですが、僕もこれを機に一度保有してみたいと思います。ではまた。

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