モノに囲まれる日本の暮らし
ディスクがあふれたのです。置く場所がありません。
山積みにした映像ディスク
パッケージは邪魔なのでスキャンできないものを残して廃棄ずみです。また,上から下までほぼ映像系の棚で,中央二段は書籍もありますすが,映像系の凝ったパッケージはほんとうに始末に困ります。上から2段目の『カウボーイビバップ』のBOX(白いケーキ箱がモチーフ)なんて,場所をとるばかりでどうにも困ったものであります。
前回は,デジタルカメラで撮影した写真とその説明文(キャプション)を同時に扱えるようにする仕組みについて紹介しました。コンピュータのなかにあるファイルの整理では,整理の単位はファイルやフォルダです。ファイルもフォルダも仮想的なものであり,コンピュータの外の世界とは異なるルールで動いています。コンピュータのファイルには手がかりとなる特徴が相対的に少ないので,検索に備えて説明文を書くなどの工夫は有効です。
いっぽうで,コンピュータよりもずっと身近である現実世界の生活空間のなかでモノを整理するときには,コンピュータの中の整理方法とは違う方法を選ぶ必要があります。モノはそもそも物理的な形や質感をもっているため,物理的な分量に制約を受けたりします。キッチンに置くものと風呂場に置くものと書斎に置くものは違っています。
ライフログの観点からいうと,人間がどれだけの数のものに囲まれて暮らしているかは,その国の歴史や文化に大きく左右されます。
ピーター・メンツェルの『地球家族』(TOTO出版)は,世界30か国の暮らしの品々をぜんぶ庭にだして撮った家族写真で構成した本です。アルバニアやインド,ブータンなど,数え方にもよりますが,生活の品はわずかに30か40ほどしかない暮らしもあります。極端にモノが多いのは日本です。家電の三種の神器に始まり,食器,衣服などなど。
総数不明たぶん2,000枚超!? 本はデジタル化で減ってきた
その日本のなかでも筆者のようなタイプは,特にモノに囲まれている部類に入ると思います。
モノのなかでも特に量が増えやすいのは,書籍や映像ソフトでしょう。これらは一品ごとに内容が異なり,価格が安価であるために,つい気を許すと増えてしまいます。
もしもダイヤの指輪であるとか,高価な時計とか,フェラーリとかの価格になると,いくら好きでもそんなに数はもてないでしょうから,数が増えるということはありません(世界にはダイヤの指輪を1,000個所有している人もいるかもしれませんが,数えるほどでしょう)。
筆者は書籍や映像を相当量所有していますし,日々増え続けています。この量の問題に歯止めをかけようと,デジタル化に邁進しているのはご存じの通りです(残念ながらフェラーリはもってません…)。
現在のところ,書斎だけで平均50冊として45棚あったので,ざっとモノとしての本は2,250冊くらいでしょうか。最近は基本的に読み終わったら断裁してスキャンしているので,量はだいぶ減ってきた感じです。
減ってきたといっても,なぜか『パターン,Wiki,XP ~時を超えた創造の原則』執筆の江渡浩一郎さんの蔵書が届いたりして,予期せぬ増加にとまどうこともあります。不要になった本を著者に送っていただけるのはいくらか歓迎します。

