ライフハック・プラクティス ~仕事の生産性を上げる習慣~

プラクティス:3「メモはためない」

2008年5月29日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1.5 分

行動への近道

「定期的にレビューする」

メモをためないコツは定期的にレビューを行うことです。レビューでは,そのメモが次のアクションにつながるものか判断して処理していきます。不要なメモ,処理済のメモは迷わず捨てましょう。予めレビューする日を決めて習慣にしましょう。ゴミ出しの日が決まっているように,メモをレビューする日も決めておくのです。例えば,毎週月曜日の朝に必ずレビューすると決めておき,レビューの時間をスケジュールの中に入れるようにしましょう。

「ためる量を決めておく」

ノート1ページ書いた後や,付箋紙20枚たまったらなど,メモがたまった量で処理するタイミングを決めておきます。筆者の場合は,メモはロディアに書いていますので最低でも1冊たまったときには必ず処理するようにしています。このように目安があると,たまり過ぎを防止することができます。

「いつも目にする場所に置く」

書いたメモを目に付く場所においておきます。目障りだな感じるぐらいの場所が最適です。メモが邪魔だと,早くなんとかしたいと思います。これでアクションを誘発するのです。

こんな時に役立つ

ふりかえり

仕事のやり方を改善するためには,⁠ふりかえり」が重要です。

メモを仕事の足あととして記録しておきます。

「良かったことは何?うまくいかなかった事は?次からはこうしよう!」

とレビューする時に振り返ってみてください。

「ふりかえり」を行うことで,良かったことは継続して,うまくかなかったことを改善する習慣が身に付きます。

新しいアイデアを思いつく

たまったメモを処理していくと,思いがけないアイデアをひらめくことがあります。アイデアは,多くの既存のアイデアに刺激されて生まれます。

今まで書いていたメモの中にも重要なヒントがあるかもしれません。メモは残すために書くのではなく,活かすために書くのです。

「メモの中に宝」

が隠されているかもしれませんよ。

素早い判断

次のアクションをどうするか考える時には,今までの事を整理して現状を認識して次の行動を導きだすので頭を使います。しかし,これを繰り返して行っていくと,素早い判断ができるようになります。

人生において選択にせまられることが沢山あります。

「どうすればいいか?」

を迷ってばかりでは,前に進みません。大胆に自分を信じて判断することが大事です。

コラム(二度漬けの効果)

立ち呑みの流儀として,大阪の串かつでは「ソースの二度漬け禁止」という暗黙のルールがあります。

ついついソースの味を濃くしたいために,一度漬けた串かつをもう一度ソース鉢に入れてしまうのですが,立ち呑みの場合はソース鉢を共有しているため衛生的に嫌われます。

しかし,メモの場合はこの逆で,一度書いたメモを何度も見直して,頭の中に漬けなおすのです。こうすることで記憶に定着して,メモの中身を濃くすることができます。

「メモは,脳に二度漬けしましょう!」

落とし穴に注意

プラクティス:18「箱を空にする」で紹介しますが,メモ以外のものでもためすぎるとストレスにつながるので気をつけましょう。

著者プロフィール

太田憲治(おおたけんじ)

アジャイルスピリッツで仕事を効率よく進めるブログ「eXtreme Gadget」を運営するほか,仕事に役立つWebサービスの開発を行っている。代表的なものに「StartCommand」「D3timer」がある。関西ライフハック研究会のコミュニティも主催している。gihyo.jpで「GTDでお仕事カイゼン!」の連載を執筆。共著として「Life Hacks PRESS Vol.2」もある。

URLhttp://gadget.cre8system.jp/

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