ライフハック・プラクティス ~仕事の生産性を上げる習慣~

プラクティス:6「楽しさを加える」

2008年6月27日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

行動への近道

筆者が実践している「子供心に戻って小さな達成感をプラスする方法」をご紹介します。

カレンダーの日付の部分に「がんばったね!」シールを貼る

昔,小学校や塾の宿題などで先生から「がんばったね!」とシールを貼ってもらうことがありました。ちょっとしたことですが,褒められると次への活力になります。

そこで,100円ショップなどで売っている「がんばったね!」シールを自分で買ってきてカレンダーに毎日仕事が終わったら貼っていきます。仕事がうまくいかなかったとしてもシールは貼ります。なぜなら,結果としてうまくいかなかっただけで,自分なりに頑張って仕事をしたのですから,自分を褒めるべきです。

そうすると,カレンダーには次々とシールがたまっていき,こんなに頑張っているんだという達成感を目で見て感じることができます。

貯金箱に100円を入れる

子供の頃は,お小遣いを貯金して,貯めたお金で自分の好きなおもちゃを買うことをよくしていました。⁠どれだけ溜まっているのかな?」と気になって,貯金箱を振ってみて音で確認するのが楽しかった記憶があります。

社会人になると貯金といえば通帳にお金を入れて額面だけでしか見なくなりました。しかし,数字だけみてもお金の重みを体感することができません。

仕事をしてお金を稼いでいるのですから,そのお金の重みを肌で感じるために貯金箱を使うことをおススメします。毎日,仕事が終わったら貯金箱に100円を入れます。たったこれだけのことで,リアルにお金と仕事を結びつけて達成感として感じることができます。

貯金が続かない人は,毎日必ず目にする場所に貯金箱を置いておくと効果的です。途中で誘惑に負けて使ってしまわないようにするために,貯金箱は,割らないと取り出せないものが良いでしょう。それと常に財布の中には小銭が残るようにしておき,貯金箱に入れる時に100円が無いという状態をできるだけ作らないようにしましょう。

休憩時間にジャグリングやけん玉を練習する

休憩時間といえば,雑談をしたり,仮眠をとる人が多いと思います。

しかし,なぜ休憩時間に真剣に遊んでいる人はいないのでしょうか?子供の時は,休憩時間になると運動場に飛び出て遊んでいた記憶があります。

休憩で心身ともにリフレッシュするには,身体を動かして遊ぶことです。とはいっても,学校の前に運動場はないと思いますので,手軽に遊べるものを紹介したいと思います。

おススメは,ジャグリングです。ジャグリングにはいろいろな種類があるのですが,一番手軽なものがボールジャグリングです。ボールを空中に投げてキャッチしていろいろな技を使ってボールをコントロールする遊びです。

筆者は,このジャグリングを休憩時間に練習しています。最初の頃は,頭でわかっているのですが身体がついてこずになかなかうまくいきませんでした。しかし,少しずつですが,毎日コツコツ練習しているとボールがコントロールできるようになってきました。最近では,休憩時間にジャグリングをするのが楽しみです。

不思議なことに休憩時間が楽しかった後,その楽しい気分は持続しているので仕事も気分よく進めることができます。

ジャグリングに限らず,休憩時間に楽しく練習して上達しているのが体感できる遊びを見つけてみてください。けん玉やヨーヨーなど懐かしい遊びを復活させても面白いですね。

こんな時に役立つ

仕事のリズムをだす

仕事を楽しいと感じれば,仕事にリズムがでてきます。リズムに乗ってしまえば,うまくいかなくなった時にでも,リズム感を取り戻すことができます。なぜなら,リズムが狂っていることが分かるからです。

うまくいってる時のリズムと,そうじゃないときのリズムとでは明らかに違います。このリズムの狂いに気付けば,軌道修正することはそんなに難しいことではありません。

チームのムードが良くなる

楽しく仕事をしていると笑顔が生まれます。そして,その笑顔はチームメンバーに伝播します。

チームのムードが良いときは,メンバーが楽しいと感じて仕事をしているときです。逆に楽しくないと感じれば避けようとするばかりになってしまいます。

楽しさを加えることがチームの潤滑剤になるのです。

コラム(孫悟空の精神で立ち向かう)

ドラゴンボールに登場する孫悟空は,自分よりも強い敵が現れた時に

「ワクワクしてきたぞ」

と言います。

たとえ,倒されてしまったとしても,ワクワク感を持っていると立ち上がることができます。

「困難な仕事(相手が強い)ほど楽しい!」

と考えることで負のスパイラルから抜け出すことができるのです。

落とし穴に注意

プラクティス:7「新しいことを始める」で紹介しますが,仕事がマンネリ化してくると楽しさを持続することが難しくなってきます。新しいことにチャレンジして楽しさを常に持つことが大事です。

プラクティス:8「失敗を恐れない」で紹介しますが,失敗することばかり考えていては仕事に対する姿勢が受身になってワクワク感がでてきません。

著者プロフィール

太田憲治(おおたけんじ)

アジャイルスピリッツで仕事を効率よく進めるブログ「eXtreme Gadget」を運営するほか,仕事に役立つWebサービスの開発を行っている。代表的なものに「StartCommand」「D3timer」がある。関西ライフハック研究会のコミュニティも主催している。gihyo.jpで「GTDでお仕事カイゼン!」の連載を執筆。共著として「Life Hacks PRESS Vol.2」もある。

URLhttp://gadget.cre8system.jp/

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