シモダテツヤのIT四コマふんわり劇場

第3回トルネの功罪

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トルネって僕も買ってみるまでは知らなかったんですけど、意外と小さいんですよ。

ポケットに入るくらいの大きさで、こりゃあ何処へでも持ち運びができるぞって思ったんですよ。

でも、他人の家に遊びに行ったときに他人のPS3に繋いで竜馬伝とか録画しても、その竜馬伝ってその人のPS3のHDの中に入ってるから、僕が録った竜馬伝は他人のものになってしまうじゃないですか。これって頑張ったら頑張った分だけ返ってくる仕事と違って、石川啄木の「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり、ぢつと手を見る」のような物悲しさを感じる結果になりますよね。

「俺の竜馬伝だ!」

「いいえ、私のHDに入ってるから私の竜馬伝よ!」

幼いころからずーっと仲の良かった人たちが、こんな風な喧嘩をし、⁠殺すつもりはなかった。あいつが竜馬伝を自分のものだっていうから」みたいなことになっていると考えると便利すぎるアイテムって人間の心までは豊かにできないのかなって思ってしまいます。

だからトルネはもう最初っから竜馬伝入りのトルネを販売して、そういう事件がこの世の中から消えるようにしたらいいと思うんです。僕が政治家になったら、権力を使ってまずソニーにお願いしたいと思うんで、出馬することになったら宜しくお願いします。

次回は、トルネはメチャクチャ黒いってお話でもしようかと思います。

さようなら。

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