インターネット中継するための、配信のキホン

第1回Ustream.tvでデスクトップの映像を配信してみよう

こんにちは、gihyo.jpの高橋です。ここ最近、たまにではありますが、Ustream.tvを利用したイベント中継に関わってきました。本稿では、これらを忘備録としてまとめていきたいと思います。

ただ、風景やイベントなどを中継したい場合には、Webカメラやデジタルビデオカメラなどが必要になってしまいます。そこで初回は、これらのハードウェアがなくてもネットワーク環境さえあれば中継できる、デスクトップ映像を配信してみましょう。

なお、筆者が配信用のパソコンとしてWindowsのパソコンを利用しているということもあり、本連載ではWindowsをベースにした説明になります。

Note:
個人的には、Core 2 Duo 2GHz以上のパソコンを推奨します。現在利用しているパソコンの詳細等は、後の回で触れることができればと思います。

Ustream.tvのアカウントを取る

個人レベルで配信(つまり、ネット中継)を行うためには、Ustream.tvニコニコ生放送Justin.tvLivestreamなど、配信を補助してくれるWebサービスを利用するのが一般的です。これらのWebサービスを利用するメリットは、中継用のページが手軽に用意できること、閲覧者側との間に発生するネットワーク回線の帯域を気にしなくて済むことが挙げられます。

本連載では、Ustream.tvを利用していきます。そこで、Ustream.tvのアカウントを取得してみましょう。

Note:
連載が続けば、別のWebサービスも利用したいと思います。

Ustream.tvのサイトを開き、サイト右上の「Sign Up」をクリックします。すると、図1のような画面が現れますので、⁠NEW ACCOUNT」の項目を埋めましょう。最後に、Privacy Policyのチェックボックスをチェックし、Submitボタンを押します。特に問題なければ、ログインできます。

図1 Ustream.tvのSign Up画面
図1 Ustream.tvのSign Up画面

ログイン後、マイページが表示されます。英語のメニューですが、単語が分かればだいたい推測できると思います。

Note:
一度Sign Upすれば、サイト右上の「Log in」からログインできます。

配信用のチャンネルを作る

次に、配信用のチャンネル(Webページ)を作ります。ログイン後、サイト上部のユーザーメニューの中から「Your Shows」をクリックします。

チャンネルの設定ページが表示されるので、ページ右側の「Create New Show」の下のテキストボックスに、名づけたいチャンネル名を入力します。その後、Createボタンを押します。

自動的に、作成したチャンネルのInfo(概要)設定ページに切り替わります。図2⁠。

図2 Ustream.tvのチャンネル設定ページ
図2 Ustream.tvのチャンネル設定ページ

このとき、作成したチャンネルの概要を設定してしまうのがよいでしょう。以下の項目を確認して、適宜入力してください。入力後、Save Changesボタンを押して設定した内容を保存します。

チャンネルの概要の項目
Name your show:チャンネルの番組名を入力します。チャンネルのタイトルとして利用されます。初期値として、作成したチャンネル名が自動的に入っています。
Upload show logo:チャンネル固有のロゴ画像を表示できます。ロゴの必要性がない場合は空欄のままで問題ありません。
Select from categories:Ustream.tvのサイトでカテゴリごとにチャネルを掲載するための、カテゴリ選択ダイアログです。適当に選択しましょう。カテゴリを選択せずに配信しようとすると、後述のBroadcast Nowボタンを押した際にカテゴリを選択するためのダイアログが表示されます。
Enter tags for your show:チャンネルの性格を表すタグを入力できます。複数タグをつける場合には、半角スペースまたは半角コンマで区切ります。
Describe your show:概要を記述できるスペースです。チャンネルに表示されます。タイトルとしても表示されます。
Note:
入力した内容にエラーがある場合には、その項目のボックスの下に赤字でエラーコメントが表示されます。

これで、チャンネルができました。チャンネル設定ページの上部中央の「Go to Show URL」というリンクをクリックしましょう。新しいウィンドウでチャンネルが開きます。URLは「http://www.ustream.tv/channel/<チャンネル名>」といったような形になります。もちろん、まだ何も配信していないため、チャンネルページの左側にある中継画面の再生メニューが「Off Air」となっています。

図3 Ustream.tvのチャンネル
画像
Note:
名づけたチャンネル名が他のチャンネル名と同じ場合には、URLのチャンネル名の末尾に数字がつきます。また、チャンネル名の中のアンダースコア(_)はハイフン(-)に変更されます。
Note:
チャンネルは複数作ることができます。2つ目以降のチャンネルの作り方も上述の方法と同じです。2つ以上チャンネルを作ると画面上部中央の「Broadcast Now」の上部に、チャンネルを選択するためのプルダウンメニューが表示されます。

キャプチャソフト「SCFH DSF」のインストールと設定

チャンネルができたところで、詳細な設定はさておき、まずは配信してみましょう。

まずは、デスクトップ(の特定の領域の)をキャプチャするためのソフトウェアを用意します。今回はSCFH DSFを利用します。

SCFH DSFのインストールは、Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージのインストールが必要ですが、解凍後のフォルダの中にあるreadme.txtの「インストール方法」の手順に従えば、迷うことなく作業できるでしょう。

Note:
SCFH DSFのインストール作業は、前もって行っておくとよいでしょう。

インストールできたら、SCFH DSF(SCFH.exe)を起動させてみましょう。

SCHF DSFを起動すると、⁠Select process」画面が表示されます。Nameの項目に記載されているUstream.tvを表示しているブラウザ(ここではfirefox.exe)を選択して、OKボタンを押します図4⁠。

図4 SCHF DSFの「Select process」画面
図4 SCHF DSFの「Select process」画面
Note:
もしも「Select process」画面のNameの項目に、ブラウザ名が表示されていない場合には、以下の本文中で説明しているUstreamの配信用の設定画面が表示された段階でRefreshボタンを押してみてください。
Note:
Windows Aeroをしていないため本稿を執筆するまで気づきませんでしたが、⁠Windows Vistaの配色に)Windows Aeroを利用している場合にはSCHF DSFが正常に動作しないようです(確かめていません⁠⁠。もしもその場合には、コントロールパネルの「個人設定」から「ウィンドウの色とデザイン」を選択し、デザインの設定画面、配色の欄から「Windows Vista ベーシック」等を選択しましょう。

SCFH DSFの設定画面が表示されます。まずはLanguageメニューからExternalを選択します。表示が日本語になります(初回の起動のみ必要な操作です⁠⁠。この設定画面では、どのウィンドウの、どの範囲をキャプチャするか等を指定します。

ターゲットのウィンドウの項目にある、デスクトップボタンを押します。これにより、キャプションに表示される名前がDesktopになり、デスクトップがキャプチャされるようになります。さらに、ターゲットの範囲の項目にある、モニタ左上からの始点「X:」「Y:」に0を、⁠サイズ」にモニタの解像度をそれぞれ入力することで、デスクトップ全体がキャプチャされます。

さらに、オプションの項目にある、⁠マウスカーソル表示」⁠アスペクト比維持」にチェックをつけ、⁠縮小方法」のドロップダウンメニューからDirectDraw(2pass)あたりを選択します。

Note:
縮小方法については、実際に配信される映像の画質(とCPU使用率)を確かめながら設定することをお勧めします。DirectX系が利用できない/したくない場合には、Software(Bilinear)を選択するとよいでしょう。

以上の設定が終わったら、適用ボタンを押します図5⁠。その後、SCFH DSFの設定画面は最小化しておきましょう。

図5 SCHF DSFのキャプチャ設定画面
図5 SCHF DSFのキャプチャ設定画面

Ustream.tvの配信用の設定画面での設定と配信

デスクトップのキャプチャの設定ができたところで、Ustream.tvのチャンネル設定ページに戻ります。

選択されているチャンネルを確かめて、Broadcast Nowボタンを押します。すると、⁠Twitter - Let your followers know you're live!」というダイアログが表示されます図6⁠。配信者は配信する映像のUpdate情報をコメントとして適宜入力できるのですが、このコメントを⁠Twitterにも同時に投稿するためにTwitterへログインしておきませんか?"という確認ダイアログになっています。Twitterを利用しなければDo Not Ask AgainボタンやSkipボタンを押し、TwitterでUpdateのコメントを流したい場合にはTwitterのIDとパスワードを入力して、Save and Continueボタンを押しましょう。

図6 ⁠Twitter - Let your followers know you're live!」ダイアログ
図6 「Twitter - Let your followers know you're live!」ダイアログ
Note:
このほか、たまに「Introducing the Ustream Partner Program!」というダイアログができます。とりあず(内容に興味がなければ)Cancelボタンを押しましょう。

配信用の設定画面が新しいウィンドウで表示されます。Adobe Flash Player設定の確認ダイアログもあわせて表示されるので、許可ボタンを押します(Ustream.tv側がパソコン上のカメラとマイクにアクセスするための確認です⁠⁠。

図7 配信用の設定画面ともに表示される、Adobe Flash Player設定の確認ダイアログ
図7 配信用の設定画面ともに表示される、Adobe Flash Player設定の確認ダイアログ

配信用の設定画面には、配信中の映像や音の大きさ、配信中に変更可能な設定項目、配信や録画の開始/停止ボタン、Updateのコメントの入力ボックス、チャンネル上のチャットやソーシャルストリームのみをそれぞれポップアップするためのリンクなどが並べられています図8⁠。

図8 配信用の設定画面
図8 配信用の設定画面

この配信用の設定画面で、覚えておきたい項目を説明します。

画面上部にあるテキストボックスは、Updateのコメントを入力するためのものです。このテキストボックスにテキストを入力して、改行するかテキストボックスにカーソルがある場合に表示されるUpdateボタンを押すことで、チャンネルの中継画面上部とコメント欄に表示されます図9⁠。とはいっても、このUpdate情報は特に利用しなくても問題ないでしょう。

また、先述の「Twitter - Let your followers know you're live!」というダイアログでTwitter上にもUpdateのコメントを流すように設定した場合で、かつこの設定画面のTwitterのチェックボックスにチェックをつけるとTwitterに同時投稿できます図10⁠。

図9 Updateのコメントがチャンネルに表示される
図9 Updateのコメントがチャンネルに表示される
図10 Update情報とともに配信しているURLを流すこともできる
図10 TwwitterUpdate情報とともに配信しているURLを流すこともできる

配信用の設定画面の下部にある項目やリンクは、簡単に説明すると以下の表のとおりです。

Video Broadcast映像の配信をオン/オフできます。⁠START BROAD」ボタンを押して配信しているときにも有効です。
Audio Broadcast音声の配信をオン/オフできます。⁠START BROAD」ボタンを押して配信しているときにも有効です。
VU meter音声の大きさの出力レベルを確認できます。
Volume音声の大きさ出力レベルを調整できます。VU meterを確認しながら調整しましょう。
Video Source映像の入力元(デバイス)を指定します。
Audio Source音声の入力元(デバイス)を指定します。
Video Quality映像のクオリティを1~95の範囲で調整できます。
Audio Quality音声のクオリティを5~44kHzの範囲で調整できます。
Advanced Settingsさらに細かい配信設定項目が表示されます。
Audience Tools閲覧者向けの設定項目が表示されます。
Text & Videosテキストやビデオのレイヤーを配信画面に設定するための項目が表れます。
Send TwitterTwitter向けの設定項目が表示されます。
Poll中継画面上でアンケートをとるための設定項目が表示されます。ただし、現在は日本語が利用できません。
Helpヘルプが表示されます。
Social Streamチャンネルのソーシャルストリーム部分のみ、新しいウィンドウで開きます。
Chat popupチャンネルのチャット部分のみ、新しいウィンドウで開きます。

ここで「Video Source」からSCFH DSFを選択します。これにより、配信用の設定画面の映像表示部にデスクトップが表示されます(ワイド画面の場合には、上下に黒帯がついて画面中央に配置されます⁠⁠。

Note:
この映像表示部の下部には、⁠Local Monitor(パソコン側での映像確認⁠⁠Server Monitor(Ustream.tvサーバでの映像確認⁠⁠Disable Monitor(表示しない⁠⁠」のラジオボタンがあります。デフォルトではLocal Monitorが選択されています。確認作業以外では通常はLocal Monitorを選択しておき、配信に慣れてきたらDisable Monitorにしてしまいましょう。

それでは、デスクトップ映像を配信してみます。以下の手順で配信を始めましょう。

  1. 「Video Broadcast」をチェックされていることを確認します。音声の配信はこの段階では考えないので「Audio Broadcast」のチェックを外します。
  2. 「Video Quality」が95(デフォルト)になっていることを確認します。
  3. START BROADCASTボタンを押します。配信が開始されます。

配信が始まると、START BROADCASTボタンがSTOP BROADCASTボタンに変わります。配信を停止する場合には、このSTOP BROADCASTボタンを押します。

Note:
配信用の設定画面にあるInfoでは、配信開始時にBroadcast startedと表示され、配信終了時にBroadcast stoppedと表示されます。

チャンネルで配信されているかどうかをきちんと確認したい場合には、配信用の設定画面の左上側にある、チャンネル名をクリックすることで、チャンネルを新しいウィンドウで開くことができます。

音声を配信する

映像に続いて、音声も配信してみましょう。デスクトップ配信がテーマなので、ここではパソコンのサウンド出力をそのまま配信するようにしてみます。

音声配信の手順としては、配信用の設定画面で以下のとおり設定します。

  1. 「Audio Source」からステレオミキサー(ステレオミックスなどとも呼ばれる)を選択します。
  2. 「Audio Broadcast」にチェックをつけて音声配信を有効にします。
  3. 「VU meter」⁠音量)の表示は、範囲によって色(黄緑~黄~橙~赤)に異なるのですが、橙がベースとなるように「Volume」を調整するとよいでしょう。VU meterが動かなければステレオミキサーの出力がおかしいと考えられますので確認してみましょう。
  4. 「Audio Quality」を44kHzに設定します(デフォルト⁠⁠。なお、音声配信がメインでなければ22kHz程度まで下げても特に問題ないでしょう。

これにより、パソコンのサウンド出力も配信されるようになるはずです図11⁠。配信中にVU meterが振り切れたままになる(赤で張り付く)場合には、Volumeを下げて調整するようにします。

図11 パソコンのサウンド出力を配信している模様。図では以下のNote:で補足している、仮想サウンドドライバ「vadplus」を利用している
図11 パソコンのサウンド出力を配信している模様
Note:
(特にサウンドカードのない)Windows Vistaのパソコンでは、このステレオミキサーが選択できない(というか、有効なデバイスと表示されていない、またはデバイスそのものが存在しない)機種が多いようです。この問題点に関しての詳細は、ステレオミックス問題総合対策情報VIPで初心者がゲーム実況するには@ WikiPeercast配信者用情報集積所などを参照してください。
ステレオミキサーが存在しない場合、現時点での解決策としては以下の3つがあるようです。参考までに記載しておきます。もちろん、以下の作業を行う前に、サウンドドライバのアップデートをかけてみて解決できる場合もなくもないようですので確かめてみましょう。
  • 直接、パソコンのライン出力とライン入力をケーブルでつないでしまう。
  • ステレオミキサー機能のあるサウンドカードを追加してしまう(USB接続型タイプもあるようです⁠⁠。
  • 仮想サウンドドライバvadplusやサウンドルーティングソフト猿ちぃ++を導入する。ただしvadplusは執筆時点でβ版ですので、パソコンの動作が不安定になったり、動作しなくなっても自己責任ですのでご注意ください。その上で、導入するかどうかを検討しましょう。
「β版なので自己責任です」と言及しましたが著者自身がvadplusを利用していたりします。そのため、vadplusを利用する手順を簡単に紹介しておきます。
  1. vadplusをインストールします。
  2. タスクバーからサウンドの画面を開き、再生タブで「スピーカー VADplus(WDM)」が有効であることを確認して、さらに規定のデバイスとして設定します。
  3. 録音タブで「マイク VADplus(WDM)」が有効であることを確認します。これでパソコン上で音を鳴らしたときに、⁠マイク VADplus(WDM)」のレベルが上がれば問題なく動作しています。
  4. 配信用の設定画面の「Audio Source」「マイク VADplus(WDM)」を選択します。

配信が安定しない場合の対応

ネットワーク回線の帯域が小さい場合には、配信される映像がカクカクしてしまいます。そのような場合に安定して配信するために効果的な対応策は、映像のフレームレート(コマ数)を落とすことです。

具体的には、配信前や配信中に限らず、配信用の設定画面の「Advanced Settings」をクリックすると表示される項目「Adjust framerate」でフレームレート(fps;frame per second)を調整することになります。デフォルトでは20fpsになっていると思いますが、10fps以下まで落としてみて配信される映像がどうなるかの様子をみるようにすると、よいでしょう。

図12 配信する映像のフレームレートは「Adjsut framerate」で設定できる
図12 配信する映像のフレームレートは「Adjsut framerate」で設定できる
Note:
ネットワークの帯域(速度)は、Speakeasy - Speed Testで確かめることができます。
Note:
個人的な意見としては、Ustream.tvサイズで映像を中継するのであれば10fps程度をデフォルトとして考えても特に問題ないと思います(動きの激しいものを除く⁠⁠。また、フレームレートを下げる以前に、ほかのアプリケーションが配信に影響を及ぼすくらいに、ネットワーク回線やCPUを利用していないかを確認するのも大事なことです。

配信されいてる映像を録画する

さて最後に、録画方法を確認しておきましょう。配信中であってもなくても、配信用の設定画面でSTART RECORDボタンを押すことで録画が始ります。録画を終了させたいときにはSTOP RECORDボタンを押します。STOP RECORDボタンを押した後、Info部分にプレビューが表示されます図13⁠。

また、⁠Play」⁠Delete」⁠Save」のボタンが表示され、それぞれのボタンを押すことで、録画した映像の確認、削除、保存ができます。

図13 STOP RECORDボタンを押した直後の設定画面。録画した映像をチェックできる
図13 STOP RECORDボタンを押した直後の設定画面。録画した映像をチェックできる

録画を保存しますので「Save」ボタンを押します。すると、録画を保存するための「Title(名前⁠⁠Description(概要⁠⁠Tags(タグ⁠⁠」を入力する画面に切り替わります。それぞれ入力したらSaveボタンを押します図14⁠。

図14 録画データに、名前、概要、タグをつけることで、Ustream.tv上に録画できる
図14 
Note:
なお、これら3つの項目は省略不可で、すべて入力しないとSaveボタンを押せません。

この操作により、録画がすぐに公開されてしまいます。具体的には、チャンネルの再生メニューの下部に横並びで録画のサムネイルが表示され、かつページ下のコメントにも投稿されます図15⁠。

図15 公開している録画は、チャンネルの再生メニューの下部に横並びで録画のサムネイルが表示され、かつページ下のコメントにも投稿される
図15 公開している録画は、チャンネルの再生メニューの下部に横並びで録画のサムネイルが表示され、かつページ下のコメントにも投稿される

すぐに公開しないようにするためには、図14においてprivateのチェックボックスにチェックをつけてSaveボタンを押して保存します。

privateにした録画を公開したり、公開している録画を非公開にしたり削除するには、チャンネル設定ページのユーザーメニューから「Your Videos」を選択して設定します。

「Your Videos」では、右側に録画のサムネイルが一覧で表示されます。そこから、公開/削除設定したいものを選択します。選択後、その録画の設定画面に切り替わりますので、⁠Viewable by:」という項目のAnyone(すべての人に公開)またはMe Onry(自分のみに公開;上述のprivateにチェックした場合にはこれになります)を選択しましょう。設定を反映させるためには、Save Cahngesボタンを押します。また、Delete Videoボタンを押すことで、録画を削除することができます。

図16 ユーザーメニューの「Your Videos」
図16 ユーザーメニューの「Your Videos」
Note:
この録画の設定画面では、⁠Title(名前⁠⁠Description(概要⁠⁠Tags(タグ⁠⁠」も再設定できますし、録画データをパソコンにダウンロードすることなどもできます。

まとめ

初回は、デスクトップ配信の基本を追いかけてみたつもりです。次回は、配信されている映像のクオリティを上げるためにAdobe Flash Media Live Encoderを利用してみます。

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