Googleケータイ,世に現る

第40回 iPhone 4を追撃できるのか?

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iPhone 4が発売されました

筆者は予約して発売日に入手することができましたが,皆さんはいかがでしょうか? これまでiPhone 3Gを使っていたので,ソフトウェアには新鮮みを感じませんでしたが,動作速度に驚き,高精細な画面に驚くと言った調子です。中でも300dpiを超えるRetinaディスプレイは感動もので,美しいのはもちろんのこと,これまで拡大して読んでいたWebページが拡大なしで読めるケースがあり,使い勝手が変わりました。ディスプレイ一つで,それ程変わらないのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが,実際に観てみないと,この感動は伝わらないかもしれません。

Android陣営はいかに?

発売前には,60万台を超える予約を受け付け,華々しくデビューしたiPhone 4ですが,Android陣営も追撃態勢を整え,攻勢をはじめているので,気になる端末をピックアップしてご紹介します。

Android界の雄となるか

まず,最も期待がかかる「Motorola DROID X」です。

motorola.comで,ロケーションをUSAに変更するとDROID Xのスペックやビデオを見ることができる。

motorola.comで,ロケーションをUSAに変更するとDROID Xのスペックやビデオを見ることができる。

DROID Xは,前身のDROIDのようにキーボードが搭載されておらず,タッチパネル端末になっています。スペックをご紹介すると,IT OMAP 3630 1GHzのプロセッサ,4.3インチのフルワイドVGA(480×854)タッチパネル,720pのH.262形式の動画が撮影できるデュアルLEDフラッシュ搭載の800万画素オートフォーカスカメラ,8GBのストレージ,GPS,無線LAN(IEEE802.11 n)⁠Bluetooth 2.1+EDR,3軸モーションセンサーと,現状思い付くデバイスは全て搭載されています。出荷時の搭載OSはAndroid 2.1ですが,夏の後半にはAndroid 2.2へのアップデートを予定しているとしています。

ベンチマークテストでは,Nexus OneやGalaxy Sを圧倒しており,申し分ないパフォーマンスで,現時点では,最良のAndroid端末と言えます(Android 2.2にアップデートされた時のことを考えると,そのパフォーマンスは想像できません)⁠

キーボード付きDROIDは「DROID 2」として登場すると噂されています。

ハードウェアデザインは,ほとんど変わりがなく「一見すると違いが分からない」とされていますが,スペックはDROID X相当になるはずなので,格段にアップグレードされて登場して来ると思われます。登場時期は,DROID X発売後とされており,リリースラッシュで攻勢をかけることになりそうです。

肥大化する端末へのアンチテーゼ

もう1つは「HTC Wildfire」です。

先のDROID XやDROID 2など,ハイエンドスマートフォンは,画面サイズの拡大に従って,少しずつ肥大化する傾向にあります。Wildfireは,普及機で若者向けとしていますが,肥大化するハイエンドスマートフォンへのアンチテーゼとも言うべき端末だと筆者は考えています。

htc.comのWildfireのサイト。国をUKにすれば見ることができる。ここで見られるビデオは特徴的です。

htc.comのWildfireのサイト。国をUKにすれば見ることができる。ここで見られるビデオは特徴的です。

スペックを紹介すると,Qualcomm MSM7225 525MHzのプロセッサ,3.2インチのQVGA(320x240)タッチパネル,LEDフラッシュ搭載の5メガピクセルオートフォーカスカメラ,GPS,無線LAN(IEEE802.11 g/b)⁠Bluetooth 2.1+EDR,デジタルコンパス,FMラジオ搭載となっています。

スリーサイズが,106.75mm(L)×60.4mm(W)×11.99mm(T)となっており,HT-03Aが113mm(L)×56mm(W)×14mm(T)なので,ほぼ同等のサイズです。このサイズであれば,胸ポケットに入れても邪魔にならず,楽に取り回せることができます。同等サイズのスマートフォンは,数が少ないので貴重な存在です。

デザインは,すでに発売されているHTC Desireを縦方向に短くしたような印象です。

HTCは,Desireの普及機としているので,当然の流れかもしれませんが,正直,Desire同様,野暮ったい印象です。唯一,ブロンズ,ブラック,レッドのカラーバリエーションが用意されているので,選択する楽しみを与えてくれているところが救いでしょうか。

日本からの追撃はいかに?

先の二機種は,いずれも海外メーカ製の端末ですが,シャープからもキーボード付きAndroid端末が登場し,auがIS01,DoCoMoがSH-10Bとして発表されています。

端末は,待ち望んでいたキーボード付きですが,正直なところ期待外れです。

何よりも電話として持ち歩くのには大きすぎます。電話の枠から外れると,普段の持ち歩くアイテムから外れてしまう可能性があるので,生活の一部となる為に重要なことだと筆者は考えています。

たとえば,外出の際,電話は間違いなく持ち歩きますが,それがメールやブログのメインの端末ならば「今回は止めておく」と言うこともあり,それが続くと,結果,余り使われない悪循環を生み出すことになります。

新しいカテゴリには,新しい提案が必要なのも事実ですが,押さえるべきポイントがあるのも事実です。スマートフォンを使うユーザは,選択の自由が心地良くて使っているユーザも多いはずで,特異な存在でもなく,特別な使い方をしているワケではないはずです。

メーカやキャリアには,もう一段,目線を下げていただいて,特別な存在ではない,普通に使えるスマートフォンを日本から発信して頂き,iPhone 4と渡り合ってほしいものです。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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