Googleケータイ,世に現る

第52回 Gmail 2.3が単独アプリとして登場!

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GoogleからGmailアプリの最新バージョンがリリースされました。

Gmailアプリは,これまでOSと共に配布されていましたが,このバージョンよりOSから切り離されて,単独のアプリとしてAndroid Marketを通じて配布されることになりました。

市場には,複数バージョンのAndroid OSが存在しており,同じGmailアプリでもOSのバージョンよって機能が異なり,サービスと連動できないなどの問題を抱えていましたが,OSから切り離されたことで,テンポよくアップデートできるので,ユーザにはメリットのある措置です。

リリースされたGmailアプリの対応OSは,Android 2.2以上です。

国内のキャリアから販売されているAndroidケータイは,最高でもAndroid 2.1で,多くの方はGmailアプリを試すことができないはずなので,今回は,その使い心地をお伝えします。

優先トレイの使い心地

Gmail 2.3は,Web版Gmailの新機能「優先トレイ」に対応しています。

既に多くの方が,優先トレイの素晴らしさを体験していると思いますが,簡単に説明すると,多数のメールの中から重要なメールを自動的に識別して振り分ける機能のことです。よくメールする相手やよく閲覧するメール,過去に返信したメールなどを元に,重要メールとして判定されています。

Web版Gmailの優先トレイは,Gmailアプリの「重要」ラベルに同期されます。

Gmailアプリは,同期したメールをWeb版Gmailのように,重要な未読メールとして分けて一覧表示したり,メールに重要,非重要のマークを付けることはできません。ウェブ版と近い物を期待していると,がっかりさせられることになります。

今回リリースされたGmailアプリは,優先トレイに対応したと言っても,Web版Gmailの優先トレイ機能リリースに合わせて最低限の実装が行われた印象です。機能および使い勝手含めて,もう少しWeb版Gmailと近い内容であれば,優先トレイを非常に有用だと感じているユーザを満足させられるはずなので,新バージョンで改善されることを期待します。

優先トレイは,重要のラベルが付けられてWeb版Gmailと同期される。

優先トレイは,重要のラベルが付けられてWeb版Gmailと同期される。

改善された使い勝手

正直なところ,筆者は,Gmailアプリの使い勝手に「冴えない」印象を持っていました。

特別使いづらいワケではないのですが,口元がニヤけるほど使いやすいワケではなく,一目惚れするほど美しいユーザインターフェースを備えているワケではないのがその理由です。

今回リリースされたGmail 2.3は,そうした冴えないと感じる部分が改善されているので,ご紹介します。

改善されたのは,メールの表示画面で,メールのヘッダに伸び縮みするツールバーが付いています。このツールバーが縮んだ状態では,スタートを付ける,メールの返信のボタンが表示されており,伸びた状態では,先にボタンに加えて,メールを全員に返信,メールの転送のボタンが表示されます。メニューから操作とそう違うのか?と突っ込みが入りそうですが,メニューからの操作の場合は画面から注意を外し,端末のメニューボタンを押して,画面内内で操作を行う必要があり,操作のテンポが乱れてしまいます。その点,今回のツールバーでは,画面内ですべて操作ができるので,テンポを乱さず,気持ち良く操作できるように改善されています。

メールヘッダには,伸び縮みするツールバーが追加された。

メールヘッダには,伸び縮みするツールバーが追加された。

フッタにも手が加えられています。

これまでのフッターは,アーカイブ,ラベル,削除のボタンが並んでいましたが,新しいフッタは,アーカイブ,削除,前のメールを表示,次のメールを表示のボタンが並びます。新しいフッターからは,ラベルボタンがなくなっていますが,メニューからラベルが付けられるように変更されています。

前・次のメールを表示するボタンが追加されたのは,うれしい改善です。

これまでは,メニューを表示していて,次のメールを表示するときは,端末のバックボタンを押して一覧に戻り,次のメニューをタップして表示する2ステップの操作でしたが,このボタンが追加されたことで,1ステップで操作できるようになりました。

操作系以外にもメールの表示方法も変更されています。

差出人がGTalk用としてアイコンを設定していれば,先のヘッダ部分にそのアイコンが表示されるようになっています。これは,Web版Gmailにも実装されていない機能です。

また,長いメールをスクロールして行くと,先のヘッダの一部が画面上部に残るようになっています。これは,ヘッダ部分に操作コマンドがあるために,ギミックのようなユーザインターフェースが採用されているのだと思います。

差出人が設定されているGTalkのアイコンが,メールヘッダに表示される。

差出人が設定されているGTalkのアイコンが,メールヘッダに表示される。

使いやすくなったけど…

他,細かな部分では,フォントサイズが設定できるなど,細かな点も改善されており,今回のリリースされたGmailアプリは確実に使いやすくなっています。ただ,筆者は,優先トレイとの連携がもう1つなので,次のバージョンが計画されているのであれば,この部分の強化を望みます。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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