本連載のアップデートとなる「タイムラインへ飛び込め!イマドキのTwitter新生活」が公開されています! あわせてご覧ください。
今年4月から始まったこの連載も,今回で最終回を迎えることになりました。4月始めにブームが起こってから現在までの約9ヶ月間,Twitterを使うユーザーやさまざまなWebサービスに影響を与えながら,Twitterというサイト自体が変化していきました。そこで今回は,この9ヶ月間を振り返ってたくさんの方にアンケートを実施しました。ご協力いただいたみなさん,ありがとうございました!
Twitterの「今」について,みなさんの回答をもとに考えてみたいと思います。
先駆者たちから見るTwitter
Twitterは,著名なブロガーやWebサービスに精通した人たちがいち早く注目し,紹介をしたことで爆発的に広まっていったという流れがありました。そこで,早い段階でTwitterの魅力に気づいたみなさんのご意見を伺ってみました。
徳力 基彦さん(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社取締役)
Twitter:http://twitter.com/tokurikiブログ「ワークスタイル・メモ」にてさまざまなWebサービスのレビューを公開。Twitterにも早くから注目。
- Q1:Twitterを知ったきっかけ
海外ブログ経由で,TwitterがSXSW(著者注:South by Southwestの略称。アメリカで開かれるカンファレンスのこと。公式サイト)で注目されていたらしいという記事を読んだのが最初だったと思います。
- Q2:Twitterを使っていてよかったこと
ブログの記事をTwitterに自動投稿するようにしていますが,ソーシャルブックマークなどに比べると,はるかに暖かいコメントを頂くことが多く,勇気づけられることが多いです。
- Q3:今後のTwitterに期待すること
Twitterは,ネット上の緩いつながりを見事に表現してくれたサービスだと思います。今後は登録人数が増えすぎた際のメッセージ過剰をうまく処理してくれる仕組みに期待です。
川井 拓也さん(株式会社ヒマナイヌ代表取締役)
Twitter:http://twitter.com/himanainu_kawaiSNSに精通し,書籍などの執筆や,大学院での講師としても活動。かなり早い段階でTwitterをテーマにしたPodcastを配信。
- Q1:Twitterを知ったきっかけ
徳力さんのブログで見かけました。ひとことで今の状況をシェアするというコンセプトがおもしろいと思い早速参加してみました。
- Q2:Twitterを使っていてよかったこと
ブログにするほどでもない「心のつぶやき」が集まってくるところがおもしろいと思いました。それらを眺めているだけで「今」が見えてくるという意味ではSNSやブログ以上に興味深いと感じたからです。その興味から毎日「つぶやき」を集めて読み上げることで新しいメディアになるなと思い「twitterFM」をはじめましたが興味が持続しませんでした(笑)しかし,twitterを通じてブログで有名な人の性格やムードを把握できたのは自分にとってとても有意義なことでした。
- Q3:今後のTwitterに期待すること
twitterをはじめとするすべてのミニブログにはSNSと同じくスケーラビリティの問題があると思います。リンクする数が多すぎると使用を継続するのが面倒になってしまうこと。しかし逆にリンクを知り合いにとどめると新しい情報やハッとするつぶやきに出会う確率も減ってしまいます。私がほしい機能は自分のネットワーク中の知人と他人の比率を設定でき自動で割り振ってくれる機能です。7:3に設定すると友人が70人いる場合にはランダムに30人の他人のつぶやきが混入するというようなイメージです。
中野 宗さん(株式会社アークウェブ取締役副社長)
Twitter:http://twitter.com/nakano「ecoったー」「necoったー」というTwitterと連携したサービスを企画・運営。新しいWebサービス関連の情報に精通している。
URL:du pope : NAKANO Hajime’s Blog
- Q1:Twitterを知ったきっかけ
「こういうサービスがあるんだ」と認知したのは,2007年3月のSXSW(South by Southwest)というカンファレンスのニュースでだったと記憶しています。そのときはすぐ登録はせず,4月はじめにマイミクがポツポツと登録しはじめたタイミングで自分も登録し,いきなりハマりました。
- Q2:Twitterを使っていてよかったこと
特定のできごとではないですが,twitterを使いこむなかで「Webはやっぱり面白い!」と思えたことが一番よかったことだと思います。
日本ではSNSは「mixi」で決まりといったムードがあったけど,twitterのようにライトで,発散指向で,ポジティブな場で新たなソーシャルなつながりが起こる可能性があると感じ,本当にワクワクしました。そんな動きに少しでも関わろうと,「ecoったー」や「necoったー」のような新しいタイプのマッシュアップサービスを考え出したのです。
- Q3:今後のTwitterに期待すること
Evan Williams(著者注:Twitterを運営するTwitter社の創業者の一人)の多数のサービス立ち上げの経験から「よりシンプルにする」ことで成功したのがtwitterだと思います。そういう意味で,twitter本体にこれ以上期待することはあまりありません。
が,αなユーザーたちが即興的に新たな遊び方を考えたり,ミニサービスを作ったりという動き,つまりコミュニティには大きく期待してます。twitterやtumblrでは日本のユーザーたちの動きがとても面白い。Webサービスと日本人の関わりという点で,この点は今後ますます独自性が高まるんじゃないかと思っています。

