こんにちは,OSTER projectです。今回は,前回までの内容を活かした実際の調整例についてのお話になります。ここではあえてvsqファイル(ボーカロイド用の歌唱ファイル)の公開は控えようと思います。手順どおりに自分の手で調整し,どのように音が変化していくのかを体感してみてください。
実用的調整例
以下,私が実際に普段調整で使っているパラメータ操作例です。これを組み合わせるだけでも,無調整状態に比べてかなり個性が出ます。
無調整の状態
※以下,シンガー:リン,PBS:10固定
1. 実用的PIT調整例
a. PITによるポルタメント
前回もご紹介したとおり,PITでポルタメントを再現するとかなり幅広く自由に調整できます。
b. 瞬間的PIT上げ
元気で弾ける感じが出ます。例ではノートの最初と最後だけPITを上げてみました。
c. 瞬間的PIT下げ
ルーズな感じが出ます。例では最初と最後だけPITを下げました。
d1. 民謡風のこぶし
基本的に発音中のパラメータ値は連続的が基本ですが,あえて離散的に変化させることによって,民謡風のこぶしを再現してみました。
d2. Auto Tuneの再現
d1の応用編です。パラメータを離散的に変化させることによって,Auto Tune独特の効果を再現してみました。

