これは未来か?スマートウォッチ「WIMM One」レビュー

第4回 WIMMのスマートウォッチとしてデキはいかに?

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今回でひと区切りとなりますが,スマートウォッチとしての使用感をご紹介します。

スマートフォンを補完する端末

WIMM Oneは,スマートフォンと連携して,それの情報を端末のディスプレイに表示するのが主な機能です。WIMM Oneを電話として使ったり,これ単独でネットに接続できるワケではありません。腕時計サイズの端末に多くを望むと,無理が出てくるのでちょうど良い線引きです。スマートフォンがPCを補完する役割であれば,WIMM Oneは,スマートフォンを補完する役割を持っていると言えます。

スマートフォンとはBluetoothで接続します。Bluetooth 4.0には対応していませんが,一日中接続した状態でもバッテリの残量を心配する必要はありません。接続できるスマートフォンは,iPhoneとAndroid,BlackBerryとなっています。筆者は,iPhoneとの組み合わせで使っているので,その使用感をご紹介します。

iPhoneとの連携には制限がある

iPhoneに電話がかかるとWIMM Oneにも着信通知が行われます。

このとき,WIMM Oneの画面には相手の名前が表示されて,ビープ音と振動を使ってお知らせします。電話に出られないときは,WIMM Oneから着信を拒否することができる便利な機能を持っています。

筆者は,ケータイを身に付けているのが嫌いで,移動中はバッグの中に入れているので,着信に気づかないことがあります。WIMM Oneを使うようになってからは,身に付けている腕時計に通知されるので,着信を逃すことがなくなり大変重宝しています。WIMM Oneは,SMSの受信通知も確認できるのですが,残念ながらiPhoneには対応しておらず,AndroidまたはBlackBerryの対応となっています。

着信通知以外にもスマートフォンの置き忘れを防止機能があります。

Bluetoothの接続リンクが切れるとWIMM Oneのディスプレイに,Lost Connection iPhoneと警告のメッセージを表示します。

Bluetoothの接続リンクが切れるのバイブと共に警告メッセージが表示される

Bluetoothの接続リンクが切れるのバイブと共に警告メッセージが表示される

MicroAppで広がる世界

スマートフォンとの連携機能は,電話とSMSの着信通知と置き忘れ防止です。

これだけであれば,垢抜けないデザインの腕時計になってしまいますが,WIMM Oneは,好みのアプリを追加できる機能を持っています。

たとえば,筆者は,腕時計に時報機能が欲しいので,⁠Hourly Chime』というMicroAppを使っていて,一時間ごとに時報を鳴らすことで時間管理を行いながら仕事をしています。これならば,普通の腕時計でもできますが,時報だけではなくバイブを使うことも可能ですし,時報を鳴らす時間帯も設定できるので,仕事時間中は時報を鳴らして,それ以外は時報を鳴らさないといった使い方ができます。

Hourly Chimeの設定画面。細かな設定が出来るところがポイント

Hourly Chimeの設定画面。細かな設定が出来るところがポイント

もうひとつ,お気に入りのアプリは。⁠Pedometer』という万歩計アプリです。

スマートフォンでも似たようなことはできますが,私は,スマートフォンを身に付けていないので役に立たなかったのですが,WIMM Oneであれば,腕に付けているので値を計測できます。歩数とともに,カロリー消費量も確認できるのですが,これはとんでもない値が出ることがあります。計測結果を,どこまで信用できるのか分かりませんが,専用品を持つまで行かないが,腕時計の機能として使えるのであれば活用したいMicroAppです。

Pedometerのステータス表示画面。日が変わったばかりの画面なので,値は少なめ

Pedometerのステータス表示画面。日が変わったばかりの画面なので,値は少なめ

WIMM Oneは,待ち受け画面になる時計の文字盤を切り替えられます。

筆者は『The Flapper』⁠⁠The Swinger』⁠⁠The Prism』という文字盤を使っています。メインは,スケジュールが表示できる『The Flapper』で,他は,気分に合わせて切り替えるような使い方です。

The Flapper。時間の下にスケジュールが表示される

The Flapper。時間の下にスケジュールが表示される

未来を感じることができる

ご紹介したMicroApp以外にもWIMM Oneには,いくつか公開されており,WIMM Labsが運用する『Micro App Store』サイトからダウンロードできます。

ご紹介したMicroAppは,画期的でもなく,はやりのSNSのクライアントになるような代物ではもありません。しかし,腕時計が活躍する範囲で,不便を便利にする,または,いまある物をより便利にしてくれます。WIMM Oneの基本は腕時計なので,スマートフォンのような勢いで活躍の場を広げることはないかもしれませんが,時間の経過と共に不便の解決方法がより上質になり,より良い生活を送る為の必需品となるかもしれません。当たり前の存在になるのは,まだ先の話で,WIMM Oneのような腕時計型ではなく,ペンダント型,または,Googleがやっているように眼鏡型になるのかもしれませんが,多くの人が身に付けた小さな端末から,なんらかの通知を受けて,判断し行動するようなことなるのではないかと思います。WIMM Oneは,そんな未来を感じられる端末です。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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