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強力なアーキテクチャ分析ツール『Lattix』  Frank Waldman氏

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テクマトリックス株式会社は米国Lattix社と国内販売代理店契約を結び,アーキテクチャ分析ツール「Lattix」の販売を7月12日から開始しました。同製品はDSM(Dependency Structure Matrix)というプロセス分析手法をソフトウェアに応用し,タスク間の情報の流れや依存関係をマトリクス形式で表現するものです。このほど編集部では,来日中のLattix社副社長Frank Waldman氏にインタビューをする機会を得ましたので,Lattixの製品の特長などについて伺いました。


編集部:Lattixの特長を簡潔に述べてください。

Waldman:ソフトウェアの品質はアーキテクチャに始まり,アーキテクチャに依存します。このアーキテクチャを管理する新しい方法,それがLattixなのです。

編集部:DSMという分析手法を採用した理由は?

Lattix社 副社長 Frank Waldman氏

Lattix社 副社長 Frank Waldman氏

Waldman:DSMはもともと製造業で活動の関係をマトリクスで表すのに用いられてきました。これを現Lattix社長のNeeraj Sangalがソフトウェアのサブシステムの関係を示すのに適用させたのがLattixです。すべての依存関係を高いレベルで見るためのコンパクトな方法だからです。

編集部:Lattixで解析したところJREはあまり良い結果が出なかったと聞きましたが。

Waldman:JREに限らず製品となってから時間が経過したソフト,つまりバージョンアップが重なったソフトはあまり良い結果は出ません。それに対してSpringフレームワークなど比較的新しいものは良い結果が出ます。開発人数の増加に影響されるのです。一方,オープンソースのものはクリーンな結果が出ます。ソースコードが多くの人のに目に晒されるので,アーキテクチャを意識しながら書いているからです。

編集部:商用のテストツールというのは海外では広く使われているものなのでしょうか?

Waldman:ヨーロッパでは特に人気があります。ヨーロッパは品質に対する認識が高いからです。アメリカはどちらかというと速さを重要視する傾向にあります。

編集部:ようやく日本でもテストというプロセスに対する重要性を認識し始めましたが,商用ツールとなるとまだそれほど一般的になっていません。

Waldman:経営陣は利益を何から得ているかを認識しなければなりません。品質の向上が利益を生み出すのであれば,商用ツールを使うことをためらう理由はありません。欧米でも現場のテスト担当者の声によってLattixが採用されているのです。


発表会では「競合他社製品は何か?」との質問に,自信を持って「ない」と答えていたWaldman氏。日本国内でもテストの重要性の認識が高まりつつある今,Lattixが国内でどこまで広く浸透していくのか非常に興味が持たれるところです。なお,今回発売された製品は,Windows版(2000以降),Linux版,Solaris版の3つのプラットフォームにおけるJava,C/C++,.NET,Oracleの4つを分析対象とした12製品で,どれも1年間の使用ライセンスで価格は59万8,000円(税抜き)です。

Lattixの製品Webページ
http://www.techmatrix.co.jp/products/quality/lattix/

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