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「MontaVista Linux Professional Edition 5.0」をリリース

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米モンタビスタ社は2007年4月4日,商用の組込みLinux製品である「MontaVista Linux Professional Edition」の最新版となる,バージョン5.0をリリースしたことを発表した。Linuxカーネルを2.6.18にアップデートしたほか,リアルタイム性能の向上,アプリケーションのフットプリントの最大75%削減を実現。また,IPv6やUSB On-The-Goのサポートが追加されている。

また,システムリソースやメモリがどのように使用されているかといった各種分析を行うツールや,バーチャルターゲット実行環境などを備えた同社の新しいアプリケーション開発ソリューションADK5.0(Application Developer Kit)も同時にリリースされた。統合開発環境のコンポーネントである「DevRocket 5.0」はEclipseのプラグインという形で提供され,これを利用することでEclipse上からすべてのツールにアクセスできるようになる。

製品発表に先立って,開発者向け説明会のために来日していた同社Director of Product ManagementのJT Thomas氏に,Linuxへの取り組み方や今後の同製品の方向性について話を伺った。

―Linux=フリーということで,飛びついたはいいが挫折した開発者も多いようです。

組込みのように要求がシビアな分野でLinuxとまじめに取り組もうとすると,実はシンプルにはいかないのです。アプリケーションを開発する以前にLinux自体についてのカーネルレベルでのスキルが必要となりますし,さまざまなコンポーネントの組み合わせや新しいカーネルの検証などが発生しますので,コストも時間もかかるのです。現在,商用Linuxを使っているユーザの多くは,たいてい一度は自前でLinux開発を試みたことがある方たちです。今回のMontaVista Linux5.0では,開発環境の充実を図ったことで,Linux内部に関する知識がほとんどなくても開発を行うことが可能となりましたので,Linux導入で迷われている方にはぜひ検討していただきたいですね。

―フットプリントが最大75%削減されるしくみは?

これはファイル容量とメモリ使用量の両方を合わせて小さくするという意味です。具体的には,リンクするライブラリがuClibcで十分な場合に効果が出ます。

―今後の方向性についてお聞かせください。

さらなる小型化やセキュリティの向上のほか,開発者が早期にコーディングに着手できるように,ターゲットのハードウェアをエミュレートできる仮想化技術を備えた開発環境の充実を進めています。

―最後に,MontaVistaという社名について。日本法人の門田さんと田丸さんの名前から取っているという都市伝説がありますが。

それは初耳です(笑)。残念ながら由来は創業地(カリフォルニア州クパチーノ市)の地名なんですよ。

JT Thomas氏

JT Thomas氏

モンタビスタソフトウエアジャパン
http://www.montavista.co.jp/

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