特集1
あなたのWebは開かれていますか？
～アクセシビリティから多言語対応まで～

もっと多くの人をウェブに呼び込もう。そんな努力が制作者側では繰り返されています。けれど，その一方で，せっかく訪れたユーザーが満足を得られず，サイトを立ち去ってしまうケースも相変わらずです。原因は，そのウェブが「開かれていない」からかもしれません。

特集2
メイキング オブ “電通.com”
－「意味」を整えて 「伝わる」デザインをつくる

デザインの役割は，メッセージを伝えることです。そのためには「恰好」よりも，「意味」に気を配る必要があります。広告会社「電通」の海外向けサイトの制作プロセスを作成者自身が振り返りながら，「なぜ」「どうして」このデザインを作り出したのかを解き明かします。「伝わるデザイン」をつくるために考えることとは何かがテーマです。

特集3
新しいベクターグラフィックフォーマット SVG

SVG（Scalable Vector Graphics）は，XMLベースのマークアップ言語で記述されたベクターグラフィックフォーマットです。バイナリ形式である従来のグラフィックデータに比べ，テキスト形式のSVGは汎用性が高く，修正が容易で，データの再利用や動的生成に強いなどの特徴をもっています。またIllustrator10 やGoLive5を始めソフト側の対応も予想以上に進んでいます。 SVGの概要はもとより，対応ソフト・サービス，文法，JavaScriptと連動したコンテンツ作成など，「広く深く」SVGを紹介します。

特別企画
ローマにおける古典的なアルファベットとサイン・システムの活字書体

視覚によって何かを伝えるとき，その基礎となるのは文字であり，それを伝える活字書体です。欧米の多くのすぐれたウェブ制作者が示すとおり，このことは，ウェブにおいても変わりありません。一方，現在，ローマで進められているサイン計画で大きな役割を担ったのも活字書体でした。ウェブのナビゲーションにも似た高い機能性を実現するとともに，ローマの長い歴史・風土を表すものとして，新たな活字書体が設計されました。

シリーズ企画
サイトデザインの舞台裏
デザインはロジックから生まれる。ネットイヤーグループの舞台裏

vol.2のコラムで「すごいぞ！」と題して紹介した三和銀行サイト。いったいどのようにしてあのサイトが作られたのか。制作元であるネットイヤーグループに話をうかがいました。情報の選択，ナビゲーションの設計，ビジュアルデザイン，言葉の選び方……。すべての面において「ユーザーのために」と考え抜いた結果があのサイトだったようです。