弥生がスマートフォンアプリコンテストを開催、多彩な特典が魅力

弥生株式会社は9月6日、⁠弥生スマートフォンアプリコンテスト」を開催すると発表した。募集期間は同日より10月31日まで。本コンテストは、弥生が入賞作品のプロモーションを行い、アプリ開発者のビジネス拡大を支援するとともに、弥生ユーザーに業務効率化に役立つスマートフォンアプリを提供することを目的に開催するもの。国内最大級のAndroidアプリレビューサイトである「アンドロイダー」を運営する株式会社トリワークスが後援する。

本コンテストでは、経理や人事などのバックオフィスの業務を楽しく、簡単にするAndroidあるいはiPhone向けアプリを募集。募集部門は「弥生シリーズ連携アプリ部門」「業務効率化アプリ部門」の2部門で、各部門でグランプリ、準グランプリ、企画賞の各賞を表彰する。なお、日本語版のアプリに限定される。

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弥生シリーズ連携アプリを募集、企画のみの応募も可

弥生シリーズ連携アプリ部門は「弥生シリーズ」とデータ連携が可能であることが条件。具体的には、弥生シリーズのデータインポート、またはエクスポートの機能を使ったデータ連携ができることが条件となり、弥生開発パートナーに限り弥生SDKの使用も可能だ。賞金はグランプリが100万円、準グランプリが50万円となる(ともに1作品⁠⁠。

業務効率化アプリ部門は、業務の効率化に役立つアプリという条件で、必ずしも弥生シリーズと連携する必要はない。賞金はグランプリが50万円、準グランプリが25万円となる(ともに1作品⁠⁠。なお、アプリの開発ができなくても応募できる「企画賞」も用意されており、こちらは各部門3作品、1作品につき賞金10万円となる。いずれの部門も応募キットに含まれている「企画書テンプレート」の必要項目を記載し、アプリの機能を詳細に説明した企画書を送付する。

各賞は、日本Androidの会の丸山不二夫会長、AppBankの村井智建代表ほか、スマートフォン業界を代表する審査委員による厳正な審査の上決定され、12月上旬に「弥生スマートフォンアプリコンテスト」特設サイト上で発表する予定だ。

無償のプロモーションは開発者にとって大きな魅力

弥生では本コンテストを機に、⁠弥生シリーズ」と連携するアプリの開発者に対し、アプリの共同プロモーションなどを通じてビジネスチャンス獲得を支援していく。具体的には、受賞者のアプリは弥生Webサイトでの紹介をはじめ、ユーザーやパートナー向けメールニュース、会報誌などに掲載されるほか、弥生シリーズ製品画面の「弥生からのお知らせ」コーナーでも紹介される。開発者にとってはアプリが露出する機会が多くなるわけだ。

また、⁠アンドロイダー」の広告枠が無償で提供されるほか、デベロッパー向けPRサービスプラットフォーム「g-Developer」で利用できるポイントが進呈されるので、プロモーションに活用できる。さらに入賞はしなくても、レベルの高いアプリの応募者はアンドロイダーやAppBank、GiveAppなどの人気アプリレビューサイトへ推薦されるため、応募する価値は高そうだ。

今回のコンテスト開催に合わせて、特設サイトも公開している。ここでは弥生ユーザーへのスマートフォンに関するアンケート結果を公開していたり、すでに公開されている業務アプリの例、コンテストに関する詳細なQ&Aなどが掲載されている。特に弥生ユーザーの生の声には、スマートフォンアプリに対するリクエストなども掲載されているので、開発に大いに役立ちそうだ。ちなみに弥生ユーザーのスマートフォン比率は24%、そのうちiPhoneユーザーは57%、Androidユーザーは55%(複数回答)となっている。

弥生は、かねてから起業家・中小規模事業者・個人事業主のビジネス支援を企業ミッションとしてきたが、今回のコンテストもこのミッションの具現化の一環と位置づけている。このため、本コンテストのために開発されたアプリの配布や販売に関する権利は、すべて開発者または開発した企業・集団に帰属する。アプリ公開後の収益もすべて応募者や受賞者側の管理となる。

「弥生スマートフォンアプリコンテスト」概要
テーマ経理、人事、販売管理等のバックオフィスの業務を楽しく、簡単にするスマートフォン用アプリケーション
募集期間2011年9月6日(火⁠⁠~10月31日(月)
応募方法特設サイトよりエントリー
募集部門弥生シリーズ連携アプリ部門、業務効率化アプリ部門の2部門
審査委員日本Androidの会 会長 丸山不二夫氏
AppBank 代表 村井智建氏
iPhone女子部 部長 小林奈巳氏
アンドロイダーエバンジェリスト 佐藤進氏
弥生株式会社 代表取締役社長 岡本浩一郎
ビジネス支援金弥生シリーズ連携アプリ部門
グランプリ100万円(1作品⁠⁠、準グランプリ50万円(1作品)
業務効率化アプリ部門
グランプリ50万円(1作品⁠⁠、準グランプリ25万円(1作品)

※上記の賞のほかに、企画賞(各部門3作品、1作品につき10万円)も用意
結果発表2011年12月上旬予定(特設サイト上で発表)
主催弥生株式会社
後援株式会社トリワークス
特設サイトURLhttp://www.yayoi-kk.co.jp/appcontest

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