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今年もScalaMatsuriがやってくる! ──「ScalaMatsuri 2019」の見どころ&入場チケットプレゼント企画

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ScalaMatsuriの座長を務めています,麻植@OE_uiaです。本記事では6月開催の「ScalaMatsuri 2019」の見どころについてご紹介します。記事の最後に,技術評論社さんによるチケットプレゼント企画の告知もあります。

ScalaMatsuriとは?

ScalaMatsuriは,プログラミング言語Scalaに関するものではアジア最大級となる国際カンファレンスです。国内外の幅広いスピーカーによるセッションを同時通訳付きで聞けること,懇親会で交流できることなどが特長で,今年のScalaMatsuri 2019は,6月27日から29日まで3日間の開催を予定しています。

ScalaMatsuri 2018でのGabriele Petronella氏の講演

ScalaMatsuri 2018でのGabriele Petronella氏の講演

6月27日(木)「ワークショップDAY」として,参加者が実際にコーディングをする催しを入場無料で開催します。続く6月28日(金)「カンファレンスDAY」です。国内外からのスピーカーによるセッションのなかから好きなものを聴講したり,懇親会で参加者やスピーカーと交流したりできます。そして,6月29日(土)「アンカンファレンスDAY」です。アンカンファレンスとは,講演内容や発表者が当日まで決まっておらず,来場者が自分の話したい内容を発表したり提案したりする,参加者が全員でつくりあげるカンファレンスです。カンファレンスDAY同様の国内外からのスピーカーのセッションを聴講できる部屋のほか,例年は聴講型のセッションや座談会,ハッカソンなどが開催されています。

本記事公開時点ではカンファレンスのタイムテーブルが決定しており,入場チケットの販売とスポンサーの募集を行っているところです。

ScalaMatsuri 2019の見どころ

ここではScalaMatsuri 2019の見どころとして,すでにタイムテーブルが決定しているカンファレンスDAYおよびアンカンファレンスDAYの一部のセッションをピックアップして紹介します。

幅広いスピーカー陣

今年のスピーカーを所属組織という切り口から見ると,Scalaの開発を主導しているコアチームのメンバー(Lightbend社やScala Center)のほか,Scalaのユーザー企業としてよく知られているTwitter社やSpotify社,Netflix社のソフトウェアエンジニアたちが集まっています。

いっぽうOSSという切り口から見てみると,Scala言語そのものの開発チームのメンバー,ScalaのJavaScriptトランスパイラであるScala.jsの作者,メジャーな関数型ライブラリ群をメンテナンスしているTypelevelコミュニティの主要メンバー,最近注目を集めているDIライブラリ「Airframe」の作者など,著名なOSSでアクティブに活動している方々も多数スピーカーとして登壇します。

このようにScalaMatsuriは,Scalaという軸のもとに集まった幅広いスピーカーたちの話を,しかも日本語で聞くことのできる貴重な機会です。

多種多様なタイムテーブル

続いて,セッションの具体的なテーマについて見ていきましょう。

まず挙げられるのが各社の事例紹介です。Treasure Data社でのScalaの採用や,⁠はてなブックマーク」のScalaリプレイス,分散システムとしての決済サービスの構築,そしてSpotify社におけるScioとGoogle Dataflowを使ったデータ処理基盤の構築など,多岐にわたる事例が紹介されます。それぞれのユースケースを見ることで,Scalaの実務における使いどころやメリットについて理解を深められるでしょう。

Scalaはマルチパラダイムの言語であり,またプログラミングスタイルの自由度が高いのが特長です。このため,それぞれの書き方をどんな場合に選択すべきかの指針を学びたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方にとっては,Scalaの生みの親であるMartin Odersky教授の研究室出身者による「関数型オブジェクト指向命令型Scala」や,関数型言語由来の共通の振る舞いの実現方法を取り扱う「Scalaにおける型クラス入門⁠⁠,そして再利用可能なモジュールの合成方法について解説する「継続とDI」などの講演が参考になるでしょう。

また,静的型付けでありかつ表現力のある型システムを持つことや,リアクティブなシステムを作るためのツールキットの存在など,Scalaにはソフトウェアの設計上有利な機能が豊富で,エコシステムも充実しています。そんなScalaで構築するシステムの設計について,⁠ScalaとDDDで作る広告配信システムの実態」⁠ピュアなドメインを支える技術」⁠実践 Clean Architecture」そして「AWS EKSとAkkaを使ってEvent Sourcingを作るにはどうしたらよいか」などのセッションでスピーカーの実践をともなった知見を知ることもできます。

さらに,Scalaは分散システムを構築するためのツールキットやミドルウェアも豊富であり,しばしばKubernetesとともに使われます。前述のAWS EKSの事例だけではなく,⁠決済サービスでAkka Cluster使ってみた」「今までになかったリアクティブアーキテクチャの監視」などのセッションでも,分散システムでのScalaの使われ方を学べるでしょう。

そしてScalaの次期メジャーバージョンである「Scala 3」に向けた未来の話として,⁠Scala 3って,私にはどんな影響があるの?」や,Scala 3の基礎理論にスポットを当てた「DOT計算をやさしく説明する」などの講演も揃っています。

このようにScalaMatsuriでは,Scalaについて学びたい方に向けた多様なセッションが揃っています。きっと楽しんでもらえることと思います。

ScalaMatsuri 2018の会場の様子

ScalaMatsuri 2018の会場の様子

プレゼント企画のご案内

(編集部)

いかがでしたでしょうか? きっとみなさんもScalaMatsuri 2019に参加したくなったのではないでしょうか。

技術評論社も,このScalaMatsuri 2019に瓦版奉行(メディアスポンサー)として協賛しています。そこで,当イベントに関連する技術評論社刊行書籍の書評を書いていただいた方のなかから抽選で3名様に,瓦版奉行としてScalaMatsuri準備委員会より提供いただいた入場チケットを3名様にプレゼントいたします。

また,開催期間中の3日間,『実践Scala入門』の電子版を定価の半額で販売する予定です。こちらの詳細は別途告知する予定ですので,お楽しみに!

プレゼント概要

賞品

ScalaMatsuri 2019入場チケット
応募一口につき1名様ぶんとさせていただきます
6月28日のカンファレンスDAYと6月29日のアンカンファレンスDAYに参加できます
6月27日のワークショップDAYについては別途参加登録(無料)が必要ですのでご注意ください

応募資格

応募期間の終了までに,ScalaMatsuri 2019のセッションに関連する以下の書籍から一冊を選び,ブログ等で書評を執筆・公開してください(応募開始より前に公開されていた記事でも可⁠⁠。

『実践Scala入門』
Scalaの言語仕様,そしてエコシステムを解説するScala入門書の決定版です。まずは本書でScalaMatsuriに備えましょう!
『みんなのDocker/Kubernetes』
分散システムの得意なScalaはKubernetesとともに使われることもしばしば。本書は各社のエンジニアさんによるDocker/Kubernetesのノウハウが詰まった1冊です。
『クラウドエンジニア養成読本』
ScalaMatsuri 2019でもAWS LambdaやGCPのCloud Dataflowに関するセッションがあります。⁠養成読本」らしい各クラウドプラットフォームの特長や事例などが満載のムックです。

応募期間

2019年4月24日~5月12日

※応募期間は終了しました。ご応募ありがとうございました。

応募方法

応募フォームより必要事項(お名前,メールアドレス,書評が掲載されているWebページのURL)をご連絡ください。

いただいた情報については技術評論社が管理し,当選者のメールアドレスおよびお名前をScalaMatsuri準備委員会と共有いたします。また,お知らせいただいたWebページについては弊社サイトやSNS等でご紹介させていただく可能性があります。

当選者の告知・チケットの受け渡し

当選者には,5月17日までにScalaMatsuri準備委員会よりDoorkeeperのチケットを送付いたします。すでにチケットを購入された方が当選した場合は,ScalaMatsuri準備委員会の方で返金の手続きを行います。当選チケットの受け取り後,1週間以内にDoorkeeperの問い合わせ窓口から申し出てください。

チケットの利用方法や参加にあたっての注意事項については,Doorkeeperのチケット詳細ページをご確認ください。

著者プロフィール

麻植泰輔(おえたいすけ)

一般社団法人Japan Scala Association代表常務理事。ScalaMatsuri座長。

Scalaを使っていると学ぶ対象に事欠かないところが楽しく,気に入っている。コミュニティカンファレンス運営を無理なく持続可能にするスキーム作りがライフワークになりつつある。世界最大のScalaカンファレンスScalaDays 2017など,国内外のカンファレンスの登壇多数。Twitterは@OE_uia,GitHubでは@taisukeoeのIDで活動。

バックナンバー

2019年

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