ロボット・アスリートのオリンピック「WRO2007国際大会 in 台湾」日本チーム初の金メダル!

WROとは

WRO(World Robot Olympiad)とは、小学生から高校生までが参加する自律型ロボット・アスリートのオリンピック。チームは2名(または3名)で、コーチの大人1名で構成され、自らがデザインし、プログラム開発したロボットを用いて各種競技に挑戦し、競技タイムやロボットデザイン、プログラム技術を競い合う。市販のロボットキットを使用することで、誰もが参加しやすい大会となっており、教育的なロボット競技への挑戦を通じて、世界中の子どもたちの創造性と問題解決力を育成することを目的としている。

2004年にシンガポールサイエンスセンターの提案により、第1回目のWRO2004(シンガポール)が開催された。以降はWRO2005(タイ・バンコク⁠⁠、WRO2006(中国・南寧市)と続き、今年は台湾・台北市で、世界18カ国(地域)からの参加でWRO2007 国際大会が開催された。

日本では、全国15会場で400チーム(総勢754名)が国内公認予選会において競い、さらに9月1日に科学技術館(東京都千代田区)で開催された全国大会「WRO Japan 決勝大会」での優秀チームが日本代表として「WRO2007 国際大会」に参加した。

WRO Japan(公式Webサイト)

WRO Japan(公式Webサイト)

WRO2007国際大会

WRO2007 国際大会は、11月16日と17日に台北市の台湾大学スポーツセンターで行われ、日本からは小学生2チーム、中学生4チーム、高校生4チームが日本代表として参加した。そのうち、高校生・レギュラーカテゴリ部門で、⁠X磯工チーム(イクス イソコウチーム;神奈川県立磯子工業高等学校⁠⁠」が見事優勝し、金メダルを獲得した。第4回目となったWRO国際大会で、日本チーム初の金メダルだ。

金メダルを獲得した「X磯工チーム」
コーチ:尾花健司さん(磯子工業高校教諭⁠⁠。選手:安田敬太さん(同2年⁠⁠、鈴木聡さん(同2年⁠⁠、高山壮真さん(同2年⁠⁠。プレゼンタ:クリス・ロジャース教授(タフス大学)

金メダルを獲得した「X磯工チーム」

各部門の受賞は次のとおり。WROの詳細や問い合わせは、WRO Japanの公式Webサイトまで。

各部門の受賞チーム
受賞部門チーム名学校名
入賞小学生レギュラーサンダーバード53号射水市立大門小学校
中学生レギュラーたけんちゃん横浜市立東山田中学校・横浜市立奈良中学校
横奈良教育大学附属中学校奈良教育大学附属中学校
東山Robo1東山中学校
高校生レギュラー生産システム研究部栃木県立宇都宮工業高等学校
福井高専ロボット同好会福井工業高等専門学校
特別表彰大学生エキジビションA&U神奈川工科大学

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