ニュースリリース
コンセプトは,「最強」「最大」「最小」のプラットフォームの活用 ニンテンドーDS向けコンテンツ配信事業「DSvision」発表[動画あり]
2007年11月29日,大日本印刷(株)は,(株)am3と提携し,ニンテンドーDS向けに出版・映像などのコンテンツを配信する事業を開始することを発表した。
老若男女をターゲットに―DSvision開発の背景
まずはじめに,大日本印刷 常務取締役 市谷事業部長 西村達也氏が,同社が今までさまざまな出版分野を開拓してきたこと,ニンテンドーDSがコンテンツを楽しめる最良のプラットフォームの1つであることなどを挙げ,「老若男女,幅広い層をターゲットにすることで,コンテンツプロバイダの皆さんのさらなる事業領域の拡大を一緒に目指していきたい。今回,am3と提携した背景はここにあります」と述べた。
続いて,am3 代表取締役社長 竹内祐司氏が登壇し,am3がDSvisionの開発にあたり,任天堂(株)から正式な許諾を得たうえで,今回インターネット経由で多様なコンテンツを配信していくことを改めて発表した。 DSvisionでは,am3がコンテンツ制作からダウンロードサイトの運営までをワンストップで提供していく。
DSvision―「最強」「最大」「最小」のプラットフォームを活用
DSvisionの詳細およびデモンストレーションに関しては,司会にブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド代表でFMラジオのDJなども務めるショーンK氏を招き,am3 専務取締役 澤居大介氏が行った。
DSvisionの強みとして,
- すべての世代に受け入れられている(最強)
- 2007年現在日本全国で2,000万ユーザを獲得している(最大)
- microSDをメディアとしたデータ通信(最小)
という「最強」「最大」「最小」のプラットフォームを活用している点を強調した。
am3 専務取締役 澤居大介氏(右)は,実際にデモンストレーションなどを行いながらDSvisionの可能性について説明した。左は司会を務めたショーンK氏。同氏は「まるで持ち運びできるコンテンツのジュークボックスのようですね」とコメントした。
DSvisionによるコンテンツ配信の仕組み
DSvisionの具体的な配信の仕組みは,インターネットを経由してDSvisionコンテンツストアと呼ばれる専用サイトから,ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS Liteの端末向けにさまざまなコンテンツを配信するというもの。
DSvisionでのコンテンツ配信の仕組み。DSvisionコンテンツストアと呼ばれるダウンロードサイトから配信を行う。PCを経由し,専用のUSBリーダ/ライタを用いる。PC上ではDSvisionコンテンツラックという専用アプリケーションでコンテンツの管理を行える。
ダウンロードには,専用のmicroSDおよびアダプタが必要になる。コンテンツデータの保存は,USBリーダ/ライタを経由して行う。
ダウンロード販売で最も気になる著作権保護については,専用microSDおよびアダプタ,ダウンロードサイトすべてで保護機能を実装することで対応する。
DSvisionのデモ
今回の発表では,「開発中のものではあり,参考的なものとしてではあるが」という前置きのもと,いくつかのデモンストレーションが行われた。そのため,今回のデモは特定のコンテンツ提供者が決まっているわけではなく,am3側がサンプルとして作成しているものである。
ルーブル美術館探索
まず始めに,フランス/パリにあるルーブル美術館の収蔵作品を紹介していくガイドコンテンツが紹介された。モナリザのような作品を,画面上で観たり加工できる他,美術館フロアマップと対比させながら,あたかも実際に鑑賞している雰囲気を楽しめるというもの。
小説『坊っちゃん』
続いて,夏目漱石の小説『坊っちゃん』をDSvision向けにコンテンツ化したもの。ニンテンドーDSの特徴であるタテ型スクロールを採用し,さらに音声による読み上げを行うサウンドノベルとして紹介された。
動画プロモーション『TMNT』
最後に,今後注力していきたい事例として動画プロモーションの紹介が行われた。今回は公開前の映画『TMNT』のプロモーションビデオという形であったが,このようなリッチメディアへの可能性についても取り上げられた。
今後の展開およびスケジュール
DSvisionの今後のスケジュールは,専用アダプター,専用microSD(512Mバイト,コンテンツプリレコード版),USBリーダ/ライタをセットにしたもののテスト販売を2008年1月から開始し,ダウンロードサービスの正式開始は2008年3月が予定されている。
プロモーションに関しては,NTT東日本と連動したタイアッププロモーションの他,出版他コンテンツ事業者各社と連動して,サービス正式開始時までに300タイトルのコンテンツ,初年度300万ダウンロード(売上20億円)を目標としているとのこと。

