SRA、C++アプリケーションフレームワーク「Qt」LGPLへのサポート強化

QtはマルチプラットフォームのC++アプリケーションフレームワークで、組込み製品への搭載においても仮想マシンを必要としないためアプリケーション動作の高速化が可能で、これまでGoogleやシャープ、Motorolaなど全世界60ヶ国への導入実績を誇っている。

Qtは現行のバージョン4.4.3までは、有償ライセンス(CommercialLisence)と無償のGPL(GNU General Public License)の2つのライセンス形態を持っていたが、バージョン4.5からLGPL(Lesser General PublicLicense)が追加されることにより、LGPL版を利用したソフトウェア開発の際には、Qt自体に改変を加えない場合は独自開発部分のソースコードの公開を強制されなくなる。

このような中、2003年からQtの日本国内代理店として、オリジナルQt対応製品の開発やさまざまなサービスの提供を行ってきた⁠株⁠SRAは、LGPL版のサポートサービスを開始した。さらに、現行の各種コンサルティングサービスやトレーニング、Qtソリューション販売なども積極的に推進していく。また、TRON系OSへのQt移植の検討や日本のニーズに対応したパッケージおよびサービスの開発も検討しているという。

SRA
http://www.sra.co.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧